中央公論 第51年第6号 = 第583号(昭和11年6月)
中央公論 第六号 第五百八十三号
口絵『早乙女』(土田麦僊)
(巻頭言)世界は漂流する
時局に対して志を言ふ(河合栄治郎)
死刑論(木村亀二)
議会制度改革論(中野登美雄)
エチオピア帝国の滅亡(横田喜三郎)
資本主義経済と脱税(鈴木武雄)
言論の自由(石浜知行)
特輯 革新議会の総批判
軍部と議会(馬場恒吾)
寺内陸相の声明(伊藤正徳)
財政問題を中心として(阿部勇)
新旧二潮流の交錯(蝋山政道)
今議会は国民の味方か(鈴木安蔵)
何の為の芸術か(森山啓)
残春雑記(永井荷風)
変質と変態(植松七九郎)
わが父(中条百合子)
愛書雑談(鈴木信太郎)
朝鮮婦人論(朴尚僖)
相撲雑記(水上滝太郎)
ブリヤート 蒙古と外蒙古(鳥居竜蔵)
源之助の一生(池田大伍)
西欧に於ける日本研究に就いて(久松潜一)
特別議会傍聴記(杉山平助)
粛軍途上の寺内陸相(山浦貫一)
議会の内部に入つて(加藤勘十)
戦争の社会学(堀真琴)
短歌
立山頂上の歌(川田順)
南芥菜(土屋文明)
巴里紀行(高浜虚子)
街の人物評論
玉錦、武蔵山、男女ノ川(彦山光三)
アインシュタイン教授の一面(大塚金之助)
【革命綺談】ラツセル博士(神崎清)
死(福士政一)
作品以前の弁
生活者の感情(尾崎士郎)
喰ひちがひの所産(島木健作)
忿懣と取組む(丹羽文雄)
生理的欲求として(武田麟太郎)
渡欧第一信(武者小路実篤)
財界転向録【街の経済】(A・B・C)
祇園時代【わが青春の記】(長田幹彦)
法律相談(末弘厳太郎)
この生活不安!
安価なる『生活安定』の標語(太田正孝)
不安フアン(里見トン)
不安の二種類(戸坂潤)
近藤重蔵(鈴木彦次郎)
左翼万歳のフランス総選挙【世界の明暗】(X・Y・Z)
トルストイ最後の日(フェオクリトヴァ)
生活体験記原稿募集
セ・ラ・ヴィ
文芸時評(正宗白鳥)
陸軍事件議会討論日誌
執筆者紹介
編輯後記
―【創作】―
(小説)豺狼(石川達三)
(小説)女人禁制(丹羽文雄)
(小説)破山(北川冬彦)
(小説)相剋記(内田百間)