中央公論 第51年第5号 = 第582号(昭和11年5月)
中央公論 第五号 第五百八十二号
口絵『卯の花』(安田靭彦)
(巻頭言)何を議会に望む
機械、技術、所有権及び存在権(牧野英一)
特輯 国際危局と広田内閣の全貎
統制経済の方向(土方成美)
馬場財政の正体(石浜知行)
日支問題の新段階(長岡克暁)
文教の刷新と社会対策(杉森孝次郎)
日ソ関係と極東問題(嘉治隆一)
中国共産党の新方略(大塚令三)
低金利工作の強化(牧野輝智)
転換期に立つアメリカ財政政策(阿部勇)
現代の我国政治の基本情勢(大森義太郎)
新大臣有田・小川・平生(四方田義茂)
陸軍の事件善後異動(三島康夫)
内閣調査局の実体(御手洗辰雄)
新恋愛論(岡邦雄)
スポーツ界の惑星たち(小出秀世)
我国国際文化事業の展望(柳沢健)
雲五題
星を見る眼に映る雲(鈴木敬信)
雲の詩歌(萩原朔太郎)
一政雲(中川一政)
富士の雲(飯田蛇笏)
雲(窪田空穂)
皮肉・諧謔・諷刺(伊集院斉)
汽=車(橋本新助)
牧野信一の死と芸術(宇野浩二)
世界の明暗
街の経済
セ・ラ・ヴ・イ
執筆者紹介
東西古今 傑作漫画撰(岡本一平撰註)
文芸時評(正宗白鳥)
晩春の山から(安斎徹)
大衆の声なき力
輿論と大衆(宮沢俊義)
大衆の感覚(加田哲二)
文明の裏街を行く(杉山平助)
虚子通信(高浜虚子)
満洲事変の軍陣医学的点描(竹内剣)
支那の大学生・女学生(村上知行)
(詩)日比谷附近(小熊秀雄)
現代小説の諸問題(小林秀雄)
自動車が『日本の下駄』になるまで(谷竜吉)
新しい貞操(宇野千代)
ヂヤーナリストと大臣(小汀利得)
旅役者時代(長田幹彦)
独逸を睨む三人男(芦田均)
法律相談(末弘厳太郎)
街の人物評論(吉田茂、男女川、山室宗文、丹羽文雄)
―【創作】―
(小説)山襞(窪川稲子)
(小説)巷艶録(宮地嘉六)
(戯曲)屠殺場へ行く路(三好十郎)
小説ふるさと(佐藤春夫)