中央公論 第51年第4号 = 第581号(昭和11年4月)
中央公論 第四号 第五百八十一号
口絵『石楠』(小室翠雲)
(巻頭言)特に知識階級に告ぐ
無産政党の躍進(森戸辰男)
断種法批判(木村亀二)
国民政府の財政的混乱(根岸佶)
ヒトラアの第二爆弾宣言(益田豊彦)
危機のヨーロッパ(美濃部亮吉)
デモクラシーと我が議会政治(鈴木安蔵)
国内市場の狭隘性(平野義太郎)
現代作家の社会意識(新明正道)
特輯「広田内閣」人及び動向
広田内閣の発生理由と存在理由(長谷川如是閑)
広田首相論(馬場恒吾)
馬場蔵相とその財政(小川郷太郎)
寺内陸相論(岩淵辰雄)
永野海相論(伊藤正徳)
拓相・青嵐居士の風貌(前田多門)
川崎・前田・頼母木・島田(御手洗辰雄)
潮内相と林法相(四方田義茂)
湯浅内府と松平宮相(阿部真之助)
現代ポーズ論(大宅壮一)
日本人の童貞調査(安田徳太郎)
春の鳥獣暦(黒田長礼)
大陸旅行者(徳富猪一郎)
外蒙と日ソ関係(成田精雄)
女刑務所異風景(尾後貫荘太郎)
大学の挽歌(木下半治)
短歌
雪ふたゝび到る(釈迢空)
雪後(宇都野研)
梅(太田水穂)
「大菩薩峠」映画化の真相(武田寅男)
街の経済(A・B・C)
世界の明暗(X・Y・Z)
職業野球の展望(橋戸頑鉄)
父を語る(橋本関雪)
吾等何を為すべきか
声なき大衆の代弁者として(加藤勘十)
吾等一兵卒として(浅沼稲次郎)
菓子雑記帳(内田誠)
ソ聯農業の現状(岡崎次郎)
問題の帝展(谷川徹三)
欧米舞踊行脚(青山圭男)
流言蜚語の社会性(清水幾太郎)
為替相場【詩】(中野重治)
二・二六事件日誌
財政家としての高橋是清翁(太田正孝)
噫!!斎藤さん(丸山鶴吉)
渡辺前総監と西新総監(三島康夫)
高橋大勲位を悼む(土井晩翠)
二月二十六日!
(津村秀松・丹羽文雄・麻生久・松村義一・崔承喜・古川緑波・高石真五郎・ささきふさ・池崎忠孝・松本烝治
劇的名放送(吉本明光)
内乱罪と反乱罪(池田克)
現代財界利け者八傑(野田豊)
絶望と享楽(杉山平助)
わが青春の記(長田幹彦)
新代議士に与ふるの書(清沢洌)
文芸時評(正宗白鳥)
闇!カード階級(木下仙)
女優蘭奢(邦枝完二)
法律相談(末弘厳太郎)
執筆者紹介
編輯後記
【創作】
(小説)アマカラ世界(里見トン)
(小説)梅香崎仮館(井伏鱒二)
(小説)蒼白い虱(細田民樹)
(小説)枯葉(林芙美子)
(小説)南さんの恋人(豊島与志雄)
釣余談(幸田露伴)