中央公論 第49年第12号 = 第564号(昭和9年11月)
中央公論 第四十九年 第十二号 第五百六十四号
口絵『残秋』(竹内棲鳳)
(巻頭言)勇気を要する時代
自然災害と無産階級(平野義太郎)
独占テロリズム批判(竹内謙二)
独裁的政治形態の本質(宮沢俊義)
『使用価値』概念に於ける認識の諸相(二木保幾)
北満中心論(小島精一)
生糸統制を中心として財閥にすすむ(本位田祥男)
ロシア恐るゝに足らず
聯盟加入後のロシアの動向(横田喜三郎)
ソ聯重工業の現状(馬場秀夫)
苦悶するドイツ経済(美濃部亮吉)
文学と弁証法(三枝博音)
労働関係の団体性とストライキの合理性(孫田秀春)
陸軍国策の総批判
陸軍省発表の国防論を読む(美濃部達吉)
正に堂々たる主張(中野正剛)
軍部の経済思想(石浜知行)
軍部の優越感とその主張(安藤正純)
「第三党」の出現(清沢洌)
新興満洲帝国を観る(斎藤博)
水郷の秋(絵と文)(小川芋銭)
劇場風景(正宗白鳥)
野球王ベーブ・ルース(橋戸頑鉄)
学生とカフエー
学生とカフエー問題(登張竹風)
学生は何故カフエーから閉め出されるか?(戸坂潤)
現代華族論(下村海南)
凶作と米価(村沢繁人)
偽証罪の氾濫(外山江一)
渓鬼荘雑詠(和歌)(吉井勇)
軍縮全権物語(伊藤正徳)
お気に召すまゝ
遊女(竹内逸)
人妻(森田たま)
少女(伊馬鵜平)
第一印象の記(吹田順助)
後藤内相論(馬場恒吾)
風流親日トリオ(獅子文六)
市電争議の側面観(阿部真之助)
エピグラム(詩)(森山啓)
ヱミン・パシヤ伝(入沢達吉)
関西大風水害の全貎
颱風雑話(岡田武松)
惨害に直面して(西村真琴)
風水禍報告書(藤沢桓夫)
復興建築談義(浜田稔)
遭難せる一訓導の手記(勝野次郎)
近事私語(益田孝)
仁左衞門芸談(片岡仁左衞門)
偉人の一断面(弥富破摩雄)
破片(吉村冬彦)
街の人物評論
臨時議会をめぐる政局(御手洗辰雄)
栄爵喪失往来(藤樫準二)
紛糾せる在満機構問題(大西斎)
死の坑内に八十時間(園木八郎)
中央公論特報(原稿応募規定)
法律の身の上相談(末弘厳太郎)
マルセイユの異変と欧洲の政局(町田梓楼)
―(創作)―
人間往来(宇野浩二)
夜半の歌(宮地嘉六)
風雲(窪川鶴次郎)
『非常時財源』座談会
(出席者)(安部磯雄・阿部賢一・太田正孝・小汀利得・田昌・馬場恒吾・松方幸次郎・森武夫・矢野恒太)