中央公論　第４７年第２号　＝　第５２９号（昭和７年２月）

中央公論　第二号　第五百二十九号
口絵『庭の早春』（小杉放庵）
（巻頭言）社民党の財閥糾弾と一般ファッショ化の傾向
金再禁を批判する（猪俣津南雄）
亜細亜モンロー主義批判（蝋山政道）
国際聯盟に於ける満蒙問題（新渡戸稲造）
明治以後の婦人作家論（窪川鶴次郎）
反英闘争の新展開（ボース）
犬養景気はいつまで続く（牧野輝智）
錦州は何故に問題になつたか（米田実）
解散に直面する犬養内閣（馬場恒吾）
インフレーションの経済的社会的効果　世界経済批判会
私の見た大阪及び大阪人（谷崎潤一郎）
応用科学近代明色（寮佐吉）
特派視察　飢餓地帯を歩く（下村千秋）
レーニン独探説（武藤丸楠）
弗買で儲けた者は誰か？（小汀利得）
バット馬鹿の告白（十一谷義三郎）
広田大使暗殺陰謀事件（茂森唯士）
鉄人・荒木貞夫（平田晋策）
第二次世界戦争発端（谷譲次）
相撲争議の勃発まで（生駒コウ翔）
選挙買収物語（原広史）
原始社会の自殺考（井口孝親）
満蒙新自由国・張学良（平野零児）
毛皮の寝室（武林文子）
輪舞曲「当世女」（中村正常）
性を中心としたる仏教研究（渡辺大涛）
（大衆文芸）函館病院（吉川英治）
文芸時評（小林秀雄）
ソヴェート映画大観（グラビヤ特輯）
（（創作））
小説　フアッショ（徳永直）
小説　途上（嘉村礒多）
小説　抒情歌（川端康成）
小説　都邑秘帖（里見トン）