中央公論　第４４年第８号　＝　第４９９号（昭和４年８月）

中央公論　第八号　第四百九十九号
口絵『超機械』（小川芋銭）
（巻頭言）田中内閣の窮死
社会学の対象としての社会主義（田辺寿利）
軍縮の首途に想ふ（伊藤正徳）
支那資本主義革命の現段階（鈴木茂三郎）
日本発見（柳沢健）
労働立法の国際的展開（前田多門）
モスクワのミイラとミイラ取りの世界と（嘉治隆一）
ジヤズ的思弁によるジヤズ批判（長谷川如是閑）
劇壇漫評（菊池寛）
田中内閣の清算と浜口内閣への批判
新内閣への翹望（杉山幹）
朦朧内閣を後へに（藤井悌）
新旧両勢力の展望（石浜知行）
対支外交の立場から（大西斉）
浜口新内閣の政策（堀真琴）
田中内閣倒壊の主役者（馬場恒吾）
金解禁と貨幣の弗本位化（山崎靖純）
井上準之助論（森田久）
陽気な風車（長田幹彦）
日本エロチック作家論（大宅壮一）
トーキー文明をめぐる渦巻（畑耕一）
内閣暗礁受難劇史（山浦貫一）
後藤伯大風呂敷の内容（東海隠史）
国際妖怪座談会
谷譲次論（丸木砂土）
新著月評
銀座を見捨てる（武林無想庵）
巴里滞在記（小宮豊隆）
創作
戯曲選挙（藤森成吉）
長篇小説支那（前田河広一郎）
小説ペトロンを捜す女（徳田秋声）