講談雑誌　第１８巻第２号（昭和７年２月）

講談雑誌　二月号
血の涙前科者異聞集
巻頭・雑録
大井川娘行列の図（鈴木朱雀）
モダン・三助三チヤン（前川千帆）
是輪一流女の見世物（伊藤晴雨）
モダン男女酔ばらひ記（細木原青起）
長物街説（鉄火鞭客）
一話一言
家庭大福帳
演芸多話語吐
百三十歳の妻
俳句（富安風生選）
都々逸（秋田居美豊選）
川柳（編輯部選）
九星運気考
五目並べ新題（高木楽山選）
詰将棋新題（土居市太郎選）
詰将棋当選者発表
五目並べ当選者発表
川柳絵解
本朝卅六花禅（髑髏供養）（長田秀雄）
モダン夫人行状記（青春恋愛秘巻）（浅原六朗）
腰抜け親分蟇七（臆病侠客）（島村巍生）
延命院女犯経（酒池肉林）（中内蝶二）
追ン出た又兵衞（横紙破り）（金光弘）
特輯文献
好色模写々々絵解（身上判談以下十一篇）（水島爾保布）
老嬢論（非凡人か或ひは不具者か）（魯痴漢）
絵呂小噺又之目見得（噛みしめて読め）（宮尾しげを）
（１）　田園の小町娘（呪ひは深し異国の怪行商）
（２）　愛慾三重奏（遺産をとり囲く女三人）
（３）　悪因縁従兄妹同志（若き日の火遊びから）
（４）　覘つた大金庫（弱き者よ・汝の名は前科者なり）
（５）　変相焼けぼつくひ（愛すればこその兇刃）
（６）五十五円の罪（神に見放された真人間）
（７）　十三犯・老女因の涙（娑婆で活きたいのぞみ）
（８）　若き詐欺ルンペン（砕かれた恋にあへぎつゝ）
遊侠時世粧（河内山と直侍）（岡栄一郎）
明暗二人女（人情纏綿）（戸川貞雄）
キンタマを食べる（長命秘聞）（南竜一）
島ショウ月白浪（明治白浪）（佃恭平）
孝行娘・何が実父を殺させたか（瀬本俊郎）
お八重藤吉郎（脱線結婚）（淡路呼潮）
豊公御前大試合（虚々実々）（嘉島公一）
例月楽屋巡礼（珍聞奇聞）（中山楠雄）
朦朧円タク恋を乗せて（妖しき助手台の秋波夜鷹雷門のお仙）
特輯文献
七曲恋路草（男子聴聞無用）（山中迂人）
絵入売色巷談（明治初年の悪所場研究）（中山太郎）
新版女給イツト集（ハナクソが取持つ縁）（藤原左丹）