科学知識　第９巻第１号（昭和４年１月）

科学知識　第九巻　第一号
表紙　船の大さを示す想像図（工学士　山高五郎）
口絵
世界の大木と日本の大木（その一）（その二）
世界一の大船と日本一の大船
迷へる羊群
太古から行はれた今の流行スポーツ
二十八万円のラヂウムと癌の治療
機械人間ロボツトの構造
大掛りな海中撮影装置
米国海軍が誇りとする姉妹航空母艦
扉絵（京都帝国大学教授　川村多実二）
奨学の御沙汰を拝す（財団法人科学知識普及会理事長　高松豊吉）
レコード物語（その一）船のレコード物語（工学士　山高五郎）
―大さのレコード―速力のレコード―太西洋上に於けるレコード争奪戦―
各国の工賃比較
レコード物語（その二）乳牛はどの位の乳を出し得るか（農林省畜産試験場技師　村岡岩見）
―乳牛の発達―泌乳の話―泌乳能力の話―我国に於ける乳牛―牛乳の消費―
地球の年齢（理学士羽鳥俊一）
―冷却の程度による方法―堆積物の厚さによる方法―ソヂウムの量による方法―放射能による方法―多色暈によ
北部アフリカに於ける前世界の遺跡
石炭の塊はやがて炭山でしか見られなくなる
世界の噂
蛇の話（理学博士　石川千代松）
世界の大木と日本の大木（第一高等学校教授　石川光春）
―セイタカユーカリと世界爺―竜血樹・南洋杉・ヒマラヤ杉―欧米の大濶葉樹―我国の大木―
レコード物語（その三）航空の進歩（予備陸軍航空兵中佐　安達堅造）
―軍用飛行機―飛行船―輸送用飛行機―オートジロ―結言―
一九二七年度国際航空聯合会承認の航空記録
いかのぼりものがたり（海軍大佐　雨宮厚作）
―凧の語源―凧の利用―最も簡単なる凧―長崎凧―江戸の凧と地方の凧―広告としての凧―高空気象の観測用の
いかものくひ
蛇の習性と迷信と伝説と（理学士　東光治）
―蛇の音声―聴覚―視覚と味覚―嗅覚―蛇の舌―神経の作用―八岐の大蛇―
レコード物語（その四）最深坑井と最多量出油井（日本石油株式会社　大村一蔵）
―世界の最深井―世界最深産油井―世界最新瓦斯井―世界の最深井の記録破り―本邦に於ける最深井―本邦に於
六年か三千年か
七十年間燃え続けた地下の火災
レコード物語（その五）大砲のレコード（砲兵少佐　成田篤）
―大砲の種類―口径―射程―初速―命数―射角―射界―運動性―製造費―今後の大砲の趨勢―
レコード物語（その六）鶏の産卵能力（農林省畜産試験場技師　芝田清吾）
―産卵の世界記録―産卵の日本記録―我国の養鶏業―
「図解化学工業」について
レコード物語（その七）気温と雨量と風速度との極（中央気象台技師　西村伝三）
―気温―雨量―風速度―
レコード物語（その八）天体のレコード（東京天文台　井上四郎）
―地球に最も近い天体―太陽に最近最小の惑星―最大の惑星―太陽から最遠の惑星―最近の恒星―最遠の恒星―
コンクリート建築の高さのレコード
電球百二十五年史（東京電気株式会社　本城巌）
―礎石をおく人々―巨星エヂソンの活躍時代―タングステン電球以前―
商店の一斉照明
飛行船の雄　ツエッペリン伯号（本間徳治）
―我海軍のＮ３号との比較―いろいろのものとの比較―ツエ伯号の能力―ゴンデル―ツエツペリン伯号の太西洋
独逸とヘリウム瓦斯
空から眺めた　北極と南極
―長期の暗―酷寒と飛行―南北両極の地理的相違―人生に対する両極の価値―両地方の生物―気象上の差異、南
グラビア画報（その一）
望遠写真の産物
顕微鏡下の自然林
鮭鱒の人工孵化
ツエツペリン伯号の太西洋横断
二百万ボルトの高圧電気実験所
今昔小話（其の二十八）（工学博士　伊藤忠太）
科学夜話（工学士　増田政吉・工学士　藤田静太郎）
―世界第一の大吊橋―潜水艇乗組員用新式救命具―世界に於ける最大の船舶用エレヴエーター―古風な管オルガ
長寿者には特別な養生法があらうか
―渋沢栄一氏―大谷嘉兵衛氏―長井長義氏―三宅秀氏―高松豊吉氏―ヒンデンブルグ氏―グスターフ皇帝―トマ
談話室
選挙に活用されたトーキー
伝統を破つて騾馬が仔を産む
珍らしい大豆の双子
二十六人乗りの大寝台自動車
雄花が実を結ぶか
グラビア画報（その二）
石鹸及人造バターの原料として重要な　油椰子の栽培と製油
ロンドン市民を駭かせた機械人形
化学雑談（理学博士　亀高徳平）
―私のは化け学です―化学を修めた動機―道楽としての化学者―発明発見の暗示―
ロンドンの日曜日（理学士　江見節男）
世界見聞録
生物学通論を読む（読者の頁）（理学士　中沢毅一）
家庭養鶏ひなの雌雄の見わけ方
科学界消息
質問応答
編輯室より