科学知識 第5巻第10号(大正14年10月)
科学知識 第五巻 第十号
表紙
牽曳機による耕耡作業(オフセット版)(寺内満二郎)
口絵
世界最大のラヂオ放送局5XX
通俗科学講演の放送
活動写真の無線放送
鳥糞の宝
米国の牧羊王スタンフイールド氏
キユリー夫人を訪ねた遣仏米医団長メーヨー氏
世界第一を誇る加奈陀の丸太流し
鉄道開始百年を祝して
鉄道の今と昔(以上写真版八頁)
扉絵(工学博士 伊東忠太)
糧食問題の綱要(農学博士 稲垣乙丙)
―糧食の経済的方面―日本は世界一の人口過剰国である―人口増加の趨勢―米の消費の増加する趨勢―田と畑と
玉蜀黍軸よりパルプ製造
ヴィタミン説と農業(農学博士 鈴木梅太郎)
―養鶏とヴイタミン―蕃殖力とヴイタミン―牛乳及乳製品とヴイタミン―畜産とヴイタミン―緑茶とヴイタミン
液状の硫化水素
栄養の概念(医学博士 古見嘉一)
―養素―養素の消化吸収―生活力の源―食品とカロリー―カロリーと養素―職業と食物―食事上の注意―
国民糧食の充実に就きて(農学博士 安藤広太郎)
―米麦の需供状態―米麦の生産状況―米麦作不振の因―経済上の対策―技術上の対策―
食糧問題の根本的解決(陸軍少将 石川潔太)
天然瓦斯の新用途
本邦食糧問題と朝鮮産米計劃(農学博士 大工原銀太郎)
―本邦に於ける食糧問題―朝鮮産米増殖計劃―産米増殖と肥料問題の解決―
食糧の根本(農学博士 麻生慶次郎)
国民生活と蓄産食糧品(農林省畜産課長 石崎芳吉)
―人生と畜産業―畜産食糧品―畜産食糧品の需給―
水銀に依る水素酸素の製造法
米価の暴騰と対策の概要(前農商務省農産課長 伊藤悌蔵)
主食物の供給と保健食(農学博士 稲垣乙丙)
―世界に於ける主食物の供給―我国に於ての栄養質の供給―国民の標準とすべき保健食―
穀物の火力乾燥に就て(農林技師 矢島慧)
米の斤量取引(農学博士 杉原清一)
―量り方による相違―桝の種類による相違―米質による相違―糠の多少と桝目―砂搗の場合―結言―
糧食問題と水産物(理学博士 岸上鎌吉)
―漁場の拡張―漁法の改良―水産物の保護―漁業の知識普及―利用に就いて―
果核の利用
本邦食糧供給の前途(農学博士 有働良夫)
―食糧需給の現況―食糧供給の途―食糧生産増加に対する国策―
本誌既載の糧食問題文献
グラビヤ画報
名象のお百姓=英国曲芸団の半面
新築落成せる英国医学協会本部と記念門
落下三千丈も何のその
世界を騒がした進化論の裁判
模範市街の地下設備
米穀の貯蔵に就て(農学士 難波得三)
―米穀貯蔵法研究の急務―在来より行はれたる貯蔵方法―貯蔵倉庫の種類―貯蔵中に於ける米質の変化―結論―
ラヂウムの工業
野生食用植物の調査(東京帝大理学部講師 牧野富太郎)
食糧問題より見たる冷凍魚(農林技師 宮田弥治郎)
お魚のたべ物
サルの話(その七)(理学博士 石川千代松)
南極の海氷に関する奇談
放送無線電話の現状と諸問題(逓信技師 中上豊吉)
―中継放送局―超電力放送局―
ベンダンヂ氏の地震予言と但馬地震の後日譚(理学博士 今村明恒)
食用鳩の話(大阪毎日新聞社 岩田巌)
―総論―鳩鴿科の分類―食用鳩に就て―食用鳩の飼養法―美味しい料理―
未知の惑星(東京天文台内 井上四郎)
―海王星より更に遠き惑星―惑星と彗星―未知の惑星―
天文雑話 火柱は黄道光か
キン毛虫の毒毛(農学博士 石渡繁胤)
支那大冶鉄山の既往と将来(大冶鉄山 西沢公雄)
全世界のアルミニウム産額
石炭内国消費量
活動写真の無線放送
平版画報
好一対の母と赤ん坊
窮すれば必ず通ず
美味しさうに御馳走をたべてゐる動物
世界見聞録
放送無線電話の原理と応用(九)(逓信技師 荒川大太郎)
―特種なる○○回路を有する受信機―聴取装置の部分品―受信機の組立及選択―受信に対する防害及除去―
鉄道百年の回顧(鉄道技師 上村義夫)
皮屑利用法
氷河の話(林学博士 伊藤武夫)
一読者に答ふ
理科学研究所案内
蟻の生活(その四)(農学博士 横山桐郎)
廃棄乾葡萄の利用
蒸気機関車を発明したジヨージスティブンソンの生ひたち
科学時事
編輯室より