改造　第３６巻第２号（昭和３０年２月）

改造　第三十六巻　第二号
目次・扉・巻頭【装画】（鶴岡政男）
国民の意志に応えるもの（久野収）
現代知識人の混迷（中村元）
それは「酸素」か？（宮本顕治）
◇改造直言◇
特集鳩山内閣と総選挙
鳩山と吉田（岩淵辰雄）
社会党統一へ望むもの（山本正美）
鳩山政権論（豊田四郎）
麻雀・ゴルフ・待合（森沢昌輝）
政界版人情紙風船（政界時評）（杉本健）
頭の上に坐ろうとするもの（菊田一夫）
もう一つの日本（清水幾太郎）
科学はさまよう（踏査報告）
日本の科学は研究費の貧困故に政治に押しまくられようとしている―その実態を労研、田無核研に探ぐる（林克
愛知用水（調査報告）
延べ東京－名古屋間に匹敵するという計画に、世銀融資、見返円をめぐつてアメリカの商戦は火花を散らす（吉
ＨＡＮＥＤＡ・ＹＯＫＯＨＡＭＡ（ルポルタージュ）
哀愁をそそる出船の汽笛、飛来する銀色の翼、この日本の門口海港と空港には悲しむべき立札が立つている（遠
ヒロポン（実態調査）
錯乱の中に、悦楽と安定を確証しようとする中毒者の脳漿に刻まれた“侵略”と“亡国”の背反する傷痕！（神
米市民の自由と権利の分離（内田力蔵）
原子核研究者の立場（菊池正士）
漫画社会時評（やなせたかし）
某日某時
列車転覆（安部公房）
三文映画俳優のたわごと（殿山泰司）
ヤマの子供たち（絵と文）（富山妙子）
ある青年教師への手紙（高橋シン一）
春季労働攻勢（矢加部勝美）
冷い眼
ヨーロッパに旅して、今さらのように日本に焦点を絞つたという斯界の巨匠と、レンズの鬼の対話（木村伊兵衞
喪われた空（松尾静麿）
ヨーロッパの造型家たち（帰朝報告）（清水多嘉示）
マジック・アイ
三鷹裁判と公正（亀井勝一郎）
獄中の三木清（栗原東洋）
「近松物語」の感動（桑原武夫）
今日のリポート　浅草六区（福田定良）
取り残されたような日本の古さに浸ろうと人びとは今日もやつてくる
冬と富士山（絵と文）（足立源一郎）
「お富さん」ブーム（園部三郎）
―《座談会》―
第三の新人　戦後文学　平和論（竹内好・平野謙・臼井吉見・佐々木基一・山本健吉）
町長さん不信任〔颱風始末記〕（杉浦明平）
（小説）落石記（檀一雄）
（小説）山鹿灯篭（尾崎士郎）