改造　第１５巻第１２号（昭和８年１２月）

改造　第十五巻　第十二号
社会の隅にすくめる言論界　巻頭言
自由民権（平野義太郎）
米・蘇接近と極東の新形勢（岡田宗司）
刑法学の危機（佐伯千仭）
産業組合反対運動の批判（本位田祥男）
満鉄改造論の波紋（大塚令三）
米穀法の問題（経済時評）（土方成美）
政党連合論（政治時評）（馬場恒吾）
切迫せるヨーロツパの危機（世界情報）
農村私塾（長野朗）
大興安嶺を越えて（森田敏）
児童虐待の救ひと哀話（草間八十雄）
ラグビー戦たけなは（宇野庄治）
支那古代兵学孫子評論（桜鉄郎）
支那ソバ屋開業記（里村欣三）
財界うらおもて（Ｂ・Ｃ・Ｒ）
安政大獄をめぐる人々（高須芳次郎）
初期明治洋画史から見たラグーザお玉夫人（木村毅）
片山潜氏の想ひ出（山川均）
レヴユウを生んだ人々（島村竜三）
大毎王国騒動の文化観（佐々弘雄）
反ナチス文献『ブラウンブツク』（千葉潔）
宝玉入靴下留の盗難（実話）（和田顕太郎）
チユイルリーの落葉（古垣鉄郎）
列強の戦備
列国の国家総動員計画（小堀金城）
将来の科学戦と新兵器（匝瑳胤次）
米・蘇の軍部首脳者（平田晋策）
敵国？の診断（桜井忠温）
改造アンテナ
南洋魚掬（斎藤義政）
歳晩雑筆（水島爾保布）
大衆小説縊つた殿様（直木三十五）
文芸時評（青野季吉）
剪灯画談（橋本関雪）
国文学の復興（菊池寛）
百穂画伯追憶雑記（斎藤茂吉）
作創
小説　「権といふ男」（張赫宙）
小説　飯田橋の神様（佐藤春夫）
小説　湖畔にて（阿部知二）
小説　哀しき老父（滝井孝作）
小説　ギヤング（片岡鉄兵）