改造　第１４巻第１２号（昭和７年１２月）

改造　第十四巻　第十二号
巨魚の来襲（三浦定之助）
航空鬼語（平野零児）
政界ダーク・ホース論（佐々弘雄）
世界情報
イギリス協力内閣の分裂
ロシヤのポーランド、ルーマニアとの不可侵条約
フアツシストインターナシヨナルの計画
アメリカ大統領選挙の展望
新情勢を招来するドイツ総選挙
蒋介石の進行と党イデオロギイへの挑戦
共産党公判記（中野澄男）
アリランの唄（古賀政男）
女優を中心に（岡田禎子）
八裂き事件とヂャーナリズム（阿部真之助）
満洲国童子団の祝声について（三島章道）
弁証法的唯物論の創作方法（青野季吉）
非常時日本と映画（牛原キョ産）
『シンパ』網と『全協』（鳥羽幹夫）
和蘭捕物法御用はじめ（大衆読物）（木村毅）
盲ひた蟋蟀（大衆小説）（邦枝完二）
改造アンテナ
時事漫画（池部鈞）
詩　朝（三好達治）
ギヤングを語る（牧逸馬）
北氷洋を横断して（シユミツトグロモフ）
最近に於ける右翼団体の陣営（田村禄二）
ルーズベルトの勝利と其政策（清沢洌）
団十郎を語る（岡本綺堂）
告別（阿部次郎）
文芸時評（広津和郎）
創作
小説　重苦しい話（正宗白鳥）
小説　地下水（葉山嘉樹）
小説　ドニイズ（ラデイゲ・堀口大学訳）
小説　椅子を探す（芹沢光治良）
小説　芦刈（谷崎潤一郎）
識者より離れし斎藤内閣（巻頭言）
危機予算とインフレーシヨン（阿部賢一）
批評の生理と病理（三木清）
市電争議と強制調停（末弘厳太郎）
マルキシズムと宗教の共同戦線（菅円吉）
日ソ不侵略条約成立への道（嘉治隆一）
マルクス・エンゲルス『ゲーテに就いて』（向坂逸郎）
選挙公営案について（清瀬一郎）
政党腹芸時代（馬場恒吾）
女共産党員と燐寸王（伊集院斉）
アメリカ炭坑争議と知識階級（松田三喜男）
海底黄金地理学（浮田孝一）
いんちき・ほてる（武野藤介）