改造　第１１巻第１１号（昭和４年１１月）

改造　第十一巻　第十一号
東洋君主国　巻頭言
現代口語文の欠点について（谷崎潤一郎）
政界革新の諸方策（清瀬一郎）
農村経済と負担の軽減（牧野輝智）
国家予算の統制者は誰か（蝋山政道）
第二貧乏物語（河上肇）
新労農党樹立の時期に直面して（大山郁夫）
政界展望台
政友会の将来（馬場恒吾）
次の総選挙（馬場恒吾）
政界全面の疑獄（馬場恒吾）
金解禁の時期と其の前夜（杉山幹）
東京市財政の過去現在将来（田中広太郎）
東京市の多産制限（堺利産）
現代疑獄物語（白柳秀湖）
冬の海底・魚の恋愛（三浦定之助）
プロレタリアの映画（岩崎昶）
ロシアは何故一週を五日にしたか（荒川実蔵）
早稲田大学論（大宅壮一）
世界プロレタリア文学展望
最近のソヱート文学（米川正夫）
英米に於ける左傾文学（北村喜八）
フランスは不活溌だ（小牧近江）
最近ドイツ・プロレタリア文学の傾向（村山知義）
日本国税概説（青木得三）
島津日向守（東秀雄）
貧民の世界（里村欣三）
私の性質に就いて（藤田嗣治）
新刊批評
本庄栄治郎博士編『日本交通史の研究』を読む（島田孝一）
北原白秋氏著詩集『海豹と雲』（日夏耿之介）
小泉信三氏著『リカアドオ研究』を読む（石浜知行）
総選挙を前にした無産政党の陣営（鈴木茂三郎）
政友会内の勢力分野（永川俊美）
女は匂ひなり（丸木砂土）
モンパルナス界隈（岩田豊雄）
秋の山をたづねて（吉田絃二郎）
蘇峰自叙伝（徳富猪一郎）
創作
小説　愛と芸術と（竜胆寺雄）
長篇　大地（里見〓）
小説　セムガ（鮭）（前田河広一郎）