改造　第１１巻第４号（昭和４年４月）

改造　四月特輯　第十一巻　第四号
ゴーリキイ訪問記（昇曙夢）
新支那を見る（御手洗辰雄）
婦人公民権の行方？（織本貞代）
パド○行（川路柳虹）
大東京未来記（今和次郎）
山本宣治氏兇死事件
法律家の立場より（末弘厳太郎）
たゞ事実を直視せよ（浅原健三）
日本に於ける暗殺の特徴并に世界的恐怖主義への同化（長谷川如是閑）
赤旗につゝまれた闘士の遺骸（大山郁夫）
文芸時評（前田河広一郎）
妻への手紙（故　葛西善蔵）
新人を中心としたる東都リーグ戦の予想（橋戸頑鉄）
動物園物語（黒川義太郎）
短歌
星（与謝野晶子）
山及び職人（釈迢空）
沢田の死と劇壇の将来（菊池寛）
沢田君（山本有三）
プロレタリア児童文学について（石田茂）
教員論（為藤五郎）
犯罪と指紋（浅田一）
漁民組合全国結成の必然性（中西伊之助）
新刊批評
高橋亀吉氏『明治大正産業発建史』読後感（八木沢善次）
白柳秀湖氏の『財界太平記』を読む（前田繁一）
懸賞創作入選発表
戯曲　股旅草鞋（長谷川伸）
蘇峰自叙伝（徳富猪一郎）
平賀元義の歌（斎藤茂吉）
創作
小説　白雲飛ぶ（吉田絃二郎）
小説　密航者となるまで（田口運蔵）
長篇　大地（里見〓）
小説　ツバサ（藤森成吉）
小説　卍（まんじ）（谷崎潤一郎）
小説　ほるとがる文（佐藤春夫）
戯曲　死なす（入選）（高橋丈雄）
『改造』満十週年（巻頭言）
労働法の進出と其の歪み（福田徳三）
日本の珍らしさ（和辻哲郎）
ハイネの運命と其の思想（林久男）
マルキシズム農業理論の批判及び反批判（河西太一郎）
優生学の一問題（駒井卓）
第二貧乏物語（河上肇）
現代政治と道徳
政治倫理学の新発達の時代的必要（杉森孝次郎）
道徳は権力競争により進化する（清瀬一郎）
小選挙区制の提案を評す（森口繁治）
議会展望台（馬場恒吾）
議会後の政界？
議会閉会後の現内閣の運命（吉野作造）
非合理を排斥する（鳩山一郎）
国民の承認せぬ田中内閣（中野正剛）
小党分立時代へ（高橋亀吉）
中間勢力の活躍と自由党の出現（鶴見祐輔）
議会後の政局（植原悦二郎）
当分政界は安定せん（安部磯雄）
「改造」十年の回顧（山川均）
「改造」十年と日本文壇（千葉亀雄）
ヴエツターホルン西山稜の登攀（浦松佐美太郎）
戯曲　常陸山谷右衞門（大関柊郎）
保険会社の解剖（小汀利得）
新宿スケツチ（竜〓寺雄）
性本能に潜む惨虐性（杉田直樹）
春三題
海へ行く（岩藤雪夫）
春と少年（上田文子）
躁欝病的幻想（東郷青児）
芸術の社会的地位について（阿部次郎）