改造　第１０巻第２号（昭和３年２月）

改造　第十巻　第二号　二月号
新有権者に警告す（巻頭言）
法律家より見たる休銀問題（末弘厳太郎）
全日本の知識階級に与ふ（藤森成吉）
マルクス国家論と政治批判の方法論（佐野学）
貧乏の起原（長谷川如是閑）
河上博士の『真摯なる態度』と『事実のキヨ構』（福田徳三）
大衆講座
弁証法的唯物論（山川均）
解散・どうする
総選挙と選挙法（三輪寿壮）
既成政党と如何に戦ふか？（山川均）
旗印のない二大政党（緒方竹虎）
五十四議会は宜しく自ら解散を上秦すべし（清瀬一郎）
石川啄木と女性（吉田孤羊）
現代政治家の最高峰マサリック（古荘国雄）
英雄崇拝と看板心理（高畠素之）
木下謙次郎と池上四郎（野村胡堂）
農耕余録（吉植庄亮）
漱石の思ひ出（夏目鏡子　述・松岡譲筆録）
ロシア共産党近況と将来（北浦千太郎）
野田に於ける労働争議（松岡駒吉）
裏日本特に北国の切支丹宗門（姉崎正治）
切支丹懺悔録（吉野作造）
バツハ以後の音楽の陥れる誤謬（久志卓真）
シンクレーアの胃腑（前田河広一郎）
国際映画戦（城戸四郎）
詩
元旦の夕（千家元麿）
青色の微笑。外四篇（吉江喬松）
翻訳小説
狐（デレツタ作・岩崎純孝訳）
維新回天史の一面（徳富猪一郎）
創作
小説　船の犬『カイン』（葉山嘉樹）
小説　別離（広津和郎）
小説　渦巻ける烏の群（黒島伝治）
小説　木を伐る（里見〓）