改造　第９巻第１１号（昭和２年１１月）

改造　第九巻　第十一号
好弁偶感（巻頭言）
教育の政治化（森戸辰男）
全被圧民衆解放戦線の一進展（大山郁夫）
日本の満蒙経済政策（堀江帰一）
惨敗せる製糸工女争議（福田徳三）
大衆講座
マルクスの『資本論』（高畠素之）
普選法の第一回試験批判
府県議選に於ける普選の試練（森口繁治）
府県会選挙の結果と普選法の欠陥（関口泰）
時評
小作争議の趨勢（河西太一郎）
自作農地法案（河西太一郎）
豊作の悲哀（河西太一郎）
悲観楽（経済時評）（青木得三）
試験難と民族の運命（上杉慎吉）
『試験地獄』（山川均）
アレツサンドロ・ワリニヤニ師の第二回日本訪問（木下杢太郎）
最も価値低き生活の上に（武林無想庵）
紅葉と美妙（江沢春霞）
筐底句日記抄（小沢碧童）
漱石の思ひ出（夏目鏡子　述・松岡譲　筆録）
日本プロレタリヤ芸術史論（青野季吉）
時事語彙解説
普通選挙の戦蹟について
普選は何を教へたか（清瀬一郎）
無産政党の戦蹟を語る（薄茂人）
無産党合同の趨勢（堺利彦）
選挙の正体を凝視めて（馬場恒吾）
徳富健次郎墓誌（徳富猪一郎）
一日如夢の記（徳富猪一郎）
弔徳富健次郎辞（徳富猪一郎）
追憶記（前田河広一郎）
懺悔僧としての徳富芦花（賀川豊彦）
健次郎先生臨終記（石川六郎）
秋の日向で（近藤憲二）
饒舌録（谷崎潤一郎）
創作
長篇　暗夜行路（志賀直哉）
小説　皮膚（横光利一）
長篇　善魔（里見〓）
戯曲　彼等の希望（菊池寛）
戯曲　償金四拾万弗（真山青果）