改造　第９巻第７号（昭和２年７月）

改造　第九巻　第七号
蒋介石を戒む　巻頭言
マルクス無神論とその歪曲（佐野学）
社交の階級理論（新明正道）
唯物史観経済史出立点の再吟味（福田徳三）
政変から生まれた新政党　出兵問題と『田中外交』の廻れ右　台湾に於ける政治結社の禁止（山川均）
大恐慌後の対策依然腐爛を続く（高橋亀吉）
最近政局の観察（青野季吉）
民政党・革新党出現に対する批判（麻生久）
普通選挙のための民政党（三輪寿壮）
ロシア芸術家の観たる日本芸術
ヨーロッパ芸術に於ける浮世絵の意義（エヌ・プーニン）
日本の演劇に関する一露人看客の所見（デ・アルキン）
日本に於ける私の第一印象（エム・エルデンコ）
饒舌録（谷崎潤一郎）
破綻銀行の懺悔録（緒方潤）
翻訳製造株式会社（戸川秋骨）
雪国の雪物語（竹内大三位）
石田勘平の平民学校（福原武）
長篇小説　地妖（三上於菟吉）
樹陰の路（金子薫園）
月光下の瞑想
月夜の美感（兼常清佐）
月と日本人（谷川徹三）
月光的交献（室生犀星）
月光讃（吉田絃二郎）
耶蘇（アンリイ・バルビユス　作・武林無想庵　訳）
創作大附録
戯曲　みち子ときみ子（正宗白鳥）
小説　純一の手紙（網野菊）
長篇　夢殿（中里介山）
小説　朦朧とした風（横光利一）
戯曲　星亨（中村吉蔵）
小説　三つの窓（芥川竜之介）
長篇　善魔（里見〓）
戯曲　償金四十万弗（真山青果）