特集丸 第2巻第6号 = 第10集(1958年12月)
特集丸 2巻6号 1958年12月
丸 戦艦戦史 12
グラビア
日本戦艦の回想【海軍大演習のアルバムより】
日本戦艦のライバル【米英主要戦艦集】
大和・安芸・陸奥・長門・金剛・山城
ジュットランド海戦【空前絶後の大海戦】
太平洋に火をつけた軍縮会議(軍事評論家 野村靖二)
太平洋における日本勢力を抑えんとした軍縮会議への憤満が大和、武蔵を生み日米戦に火を点じた!
日本の戦艦とそのライバル(軍事評論家 速水直二)
圧倒されるばかりのメカニズム、そして機械美の極致戦艦へのノスタルジアとその戦史を回想する!
世界戦艦の盛衰五十年(軍事評論家 大浜啓一)
古艦や大海軍の夢のあと―長く輝かしい王座から遠からず消えゆかんとする戦艦の盛衰をつづる!
日本の戦艦と米英の反響(元軍令部部員・海軍中佐 吉田俊雄)
おびただしい魚雷爆弾の集中攻撃を浴びながらよくもちこたえ米英の度胆をぬいた日本戦艦の評判!
戦艦と私
軍艦ぎらい(作家 菊村到)
陸奥に泊った女学生(元海軍大佐広瀬彦太)
見はてぬ夢(作曲家 古閑裕而)
「海底戦記」など(作家 山岡荘八)
うつくしさ(画家 村上松次郎)
「大和」と「武蔵」(戦史研究家 服部卓四郎)
コラム
江防艦隊
スクラップ用新造艦
台湾兵士とラバウル小唄
江田島の荒波
タバコと放射能
私は陸奥の爆沈を見た
日本戦艦戦史
悲運の弩級戦艦武蔵の生涯(当時武蔵乗組・元海軍大尉 三輪陸夫)
大和とともに日本造船技術の粋をあつめて建造されたド級戦艦武蔵がたどる悲運の航路!
戦艦“日向”獅子奮迅の活躍(戦史研究家 飛田邦夫)
火縄銃を担いでいた日向にピカピカに磨かれた最新の自動小銃が与えられた。そして…
海の巨城・戦艦比叡の生涯(元比叡乗組・海軍大尉 山岡貞次郎)
戦歴実に30年―ソロモン沖の決戦に勇戦し刀折れ矢尽きて後静かに消えた比叡の栄光!
伊勢と共に闘った一年間(当時「伊勢」航海長・海軍中佐 城野喬)
延べ数百機に及ぶ敵機の雷爆撃をたくみにきりぬけて生還した幸運な戦艦“伊勢”の奮戦!
戦艦“扶桑”とその戦訓(当時扶桑艦長・元海軍少将 古村啓蔵)
レイテ沖に涙をのんだ扶桑によせる元艦長の哀惜―戦塵消えて十三年後の今日に思う!
金剛よ永遠なれ(元金剛砲術長・海軍大佐 浮田信家)
事もしあらばもろ共に―その艦歌の歌われるとき金剛は今も胸中に生きつづけている!
超弩級戦艦「大和」が当る軍艦クイズ 第一回募集
折込解剖三面図 戦艦「大和」・「長門」概略配置図
読者から編集者から
編集後記
第二次大戦に果した戦艦の役割(戦史研究家 柏木浩)
艦隊決戦の夢消えて後かつての王者戦艦はどこにいったか。大西洋、地中海戦史に拾う戦艦の運命!
カラーセクション
痛恨探し、二戦艦 超弩級戦艦大和・山城の最後(吉田俊雄)
今月の本棚
荒野の人 小笠原長生翁
日本の軍需工業 疾風の系列
誌上レーダー
目クソは鼻クソを笑うな―政治マンガの貧困について―
苛烈な笑いを!
図書室
くらげのシャックリ(大村隆弘)
ナイルの叛乱(井上幸治)
米国を震憾させた日本戦艦の威容(元駐米大使館付武官補佐官・海軍大佐 実松譲)
日本海軍がほこる超ド級、精鋭戦艦が太平洋のかなた、米国にもたらした無言の威圧と恐怖の記録!
【特別読物】
死神提督の勝利【空前絶後のジュットランド海戦】
時は一九一六年、北海の霧のなかに二百五十隻にのぼる英独両艦隊が竜虎相うつ大海戦!勝利の栄冠は果してい
(米軍事評論家 ハンソン・W・ボールドウィン)
日本戦艦かく戦えり
かつて日本海軍の象徴として太平洋に君臨した戦艦群はかの太平洋戦争をいかに戦いそしていかに潰えたか―日
(1) 柱島水道・悲劇の戦艦【陸奥】
(当時「陸奥」乗組元海軍中佐 福地周夫)
(2) 手ぐすねひく戦艦要塞【長門】
(当時「長門」副長元海軍中佐 日高万由)
(3) サボ島沖手負いの突撃行【霧島】
(当時「霧島」応急部指揮官・海軍少佐 吉野久七)
(4)呉港外敵機群に主砲で応戦【榛名】
(当時「榛名」艦長元海軍大佐 吉村真武)
好評二大連載
【撃墜王第五回】
「空の要塞」初撃墜と米軍神の最後
とうじ米国内に異常な反響をよんだツクられた“米軍神物語”の真相と比島上空血染めの零戦戦記!
(元台南空戦闘機搭乗員・海軍中尉 坂井三郎)
【積乱雲第五回】
アイモかつぐも命がけ
秘かに爆撃機に同乗、重いアイモに四苦八苦、遂に特種を射止めた報道カメラマンの泣笑い従軍記!
(元海軍報道班員現読売新聞普及部 吉田一)
誌上試写室
戦場のドンキホーテ
静かなるドン
雷撃命令