雑誌マル 100006075

丸 第11巻第11号-第13号 = 第133号-第135号(昭和33年8月~9月)

サブタイトル
著者名
出版者
潮書房
出版年月
1958年(昭和33年)8月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
1冊
NDC(分類)
209
請求記号
209/Ma54/11-11
保管場所
閉架雑誌
内容注記
合本
和書 複写禁止
目次

丸 133号 昭和33年8月
丸 特集日本の謀略戦 8
翻訳権本誌独占
ゾルゲは生きていた(元駐日ドイツ大使館附武官補佐官 オットー・マイスナー)
日本で処刑された筈のゾルゲが今もソ連スパイ網の中で暗躍しているという現世紀の謎!
憲兵隊防諜活動の裏話(当時憲兵隊司令部第三課長・元大佐 河村愛三)
日本に暗躍したスパイ団を追う当時の憲兵隊司令部の辣腕課長が初めて綴る防諜苦心談!
世界を牛耳るスパイの顔(軍事評論家 竹田実)
トロイの木馬からマタハリまで古今に亘る名スパイの横顔を描く奇々怪々のスパイ列伝!
日本のスパイ王(大阪日々新聞社記者 福島克之)
世界最初の空母鳳翔の設計図を英海軍から盗みだした原五郎中将若き日の豪快間諜秘話!
数奇な運命を辿ったスパイの告白(元陸軍諜報部員 秋月譲)
世界を跨にかけて暗躍した日本のスパイ“アザミ”が○った数奇の運命と人間改造の秘密!
涼風掌篇スパイ戦記
チチハル怪談・他(チチハル市街から忽然と消え失せた馬匹失踪事件のナゾ!)
ソ連の無線スパイ(瀋陽の廃屋で深夜無電を発信する痩躯の中国人の正体は?)
鶏卵株式会社事件(秋深きベルリンの夜突如息をはずませた娘からの怪電話!)
日本軍の超短波戦(乱れとぶ敵無電を傍受する日本通信隊の暗号解読苦心談!)
原爆という名の秘密(広島原爆投下の朝外国放送に流れたトルーマンの怪声明!)
ソ連軍謀略の手口(巧妙なソ連スパイの口車に女を囲った王さんは忽ち捕縛!)
大山中の秘密油庫(鮭を橇に入満した中国人の正体を探る特務機関の尾行記!)
対外宣伝放送のからくり(元NHK国際局員 三木克二)
太平洋戦の電波戦に活躍した元NHK国際局員が世界を駆ける姿なき電波の威力を探る!
関東軍スパイ騒動始末記(元関東軍参謀・陸軍大佐 大越兼二)
執拗なソ連のスパイ網を追って、活躍した関東軍防諜部隊の生みの親が語る往時の真相!
第2次大戦最大のスパイ事件(ドイツ戦史研究家 大島勝巳)
銃弾も脅迫も監禁もなく、しかも重大なスパイ事件が展開する謎の“シセロ”作戦の真相!
スパイのメッカ・中野学校(中野学校第一期卒業生・元陸軍少佐木村雅幸)
青春も恋も全てを賭けて隠密間諜の任務についた元中野学校生徒が綴るスパイ養成裏話!
敵の戦力を計算した日本海軍情報部隊の秘密(元海軍々令部員・海軍少佐 山名賢蔵)
スパイ網ももたずに古びた建物の一室で、敵の戦力を見破った日本海軍情報部の楽屋裏!
スパイ映画八十篇総まくり
舞台は踊るスパイ映画物語(時事通信社記者 小川徹)
コラム
敵に褒められた日本一の春日艦長
ゾルゲは日本で何をしたか
明石大佐のうった大芝居
アメリカに戦意なし
送りだした千名の諜報員
戦争映画にみる女優と女性像
ヘヤ・ゲネラール・タテ
表紙写真説明
総目次 「特集丸」・「臨時増刊」
映画(再会・静かなるドン・若き獅子たち)
逸話(名将逸話集)
読書(ブック・雑誌)
解説「国旗の話」
読者から編集者から
潮流 海外軍事ニュース
読者交換室
二色グラビア
戦艦霧島
昭和の激流
大西洋上の独伊海軍
その頃の報道写真
日本がスパイした敵の機密とスパイされた日本の機密(上海陸戦隊特務部長 竜新三郎)
スパイによってもたらされた勝利とスパイの弱化によって敗北した太平洋戦争の裏面史!
こうして養成された日本の秘密工作員(元南城特務機関長 古谷多津夫)
陸軍が全能力をしぼって作りあげたおそるべき中野スパイ養成学校の教科内容がこれだ!
太平洋戦の勝敗を決した暗号戦(元補空母飛鷹艦長・海軍中将 横井俊幸)
暗号戦の威力が極端に勝敗にひびいた上海事変とマリアナ海戦に秘密戦の深き謎を解く!
【トルー・ワー特約】
私たちはこうして米軍を同士討ちさせた(元ドイツ空軍第二航空師団大佐 ホースト・フォン・フライラウブ)
独軍の短波に操られた米軍輸送機隊はマンマと味方高射砲の射撃の中に誘導された!
独軍を欺いたフランスの美女(元特務少佐 アラン・ビックスビー)
若く美しかった彼女は命を賭して連合軍を救ったのに誰もその名を知る者はいない!
海軍従軍秘録・忘れ得ぬ戦場連載第十三回
敗戦レンズが捉えた走馬灯(当時海軍報道班員・読売カメラマン 吉田利雄)
国境を越えた恋に生き乍らも幾度か死線を潜った筆者の心のレンズが捉えた戦争点描記!
連載第八回・未発表資料による米側の記録
神風特別攻撃隊かく戦えり(元台南航空隊参謀・海軍大佐 安延多計夫)
約七百機の特攻機を注入した比島特攻作戦も遂に終焉、かくて戦線は激浪の南支那海へ!
座談会 第二次大戦における世界の秘密戦を斬る
【出席者】(順不同)
(元駐米大使館附武官補佐官元海軍大佐 実松譲)
(元関東軍参謀元陸軍大佐 大越兼二)
(元駐英大使館附海軍武官元海軍中将近藤泰一郎)
(元憲兵隊司令部第三課長元陸軍大佐 河村愛三)
(元駐独大使館附武官補佐官元海軍大佐 塚田収)
精強無比遊撃挺身部隊の正体(朝日新聞記者 木村登)
局地戦に苦戦した連合軍側があみ出した原始的レンジャー部隊の現代版忍びの術顛末記!
軍艦物語連載第十四回
駆逐艦「神風・野風」の生涯(元海軍々令部員・海軍中佐 吉田俊雄)
精鋭艦隊の日蔭の花が艦よくその人を得て終戦迄勝利の栄光に輝いたニトッパー一代記!
特別ルポ 活躍した日本のスパイたち(本誌編集部)
今もなお沈黙しつづける人々、かつての日本のスパイたちを追って隠れたる事実を探る!
陸軍兵科物語・連載第一回(歩兵の巻)
万朶の桜か襟の色(元上海陸軍部報道部長・陸軍中佐 島田克巳)
その実力と強大さによって世界の驚異だった日本陸軍、特に歩兵の誕生から描く好読物!

丸 通巻一三四号
ドイツ空軍 追想のエースたち ドイツ空軍の第一人者が綴るウーデット、メルダース他二名の多彩悲壮な生涯
英空軍の奇跡ベーダー空軍中佐 両脚のない指揮官が英空軍切っての名隊長だった。ジョンブル魂の権化ベーダ
誉れのヴィクトリア十字章 第二次大戦における、英国空軍ヴィクトリア十字章受勲者12名の英雄的戦闘行動
フランス空軍空戦記録
レジスタンス空軍の華 二人の撃墜王 フランスの抵抗運動の一翼を担って祖国奮取を誓った仏空軍青年将兵の
大空の騎士 シャルル・ナンジェッセ 空の騎士ナンジェッセは天才的飛行術で撃墜王と言われたが白鳥号と共
赤い星をつけたフランス飛行連隊 東部戦線にヤクを駆使し、ソヴェト空軍中戦果第二位の名声を伝えた仏軍秘
漆黒の壁に挑む「夜間飛行」 航空の創草期に自ら操縦桿を握り夜空に挑戦したテグジュペリの名作ダイジェス
黒江保彦空戦記録 ビルマ航空戦も攻防のバランスが崩れ始めた十八年二月、印度英空軍対隼戦隊の空戦記!(
見敵必墜、55機の金字塔 広漠千里ホロンバイルの大草原に君臨、ソ連機の脅威の的になった撃墜王の日記を
L70ついに帰投せず 第一次大戦、独ツェッペリンはロンドンを恐怖に震え上がらせた。これはその歴史と末
空母「赤城」機関科員の苦闘 真珠湾攻撃の日赤城の焦熱地獄の鑵室で僚友の戦果をきき乍ら活躍した機関科員
アデン海湾決死の船団襲撃 波涛万里、印度洋を越えてアデン海湾に敵船三隻を刺止めたイ10の、復讐の敵駆
怖るべき「死の収容所(ラーゲル)」の記録 北極の一都市ナリンスクの厚き壁の中でソ連の弔旗を揚げて蹶起
カラーセクション
日米航空戦力の総決算
八月十五日の大空中戦(宮本五郎)
女性にかけた名将の心意気
曠野を駆ける鉄牛(中西孝)
味噌汁にたたられた特務兵(島田勝巳)
古戦場を行く練習艦隊
兵食に祟られた炊事班長(紙左馬)
一頁読物
新しい日本・古い日本
大休止・小休止
海・空・陸
世界のエース一覧表
読者から編集者から
森拾三氏を訪ねて
コラム
太平洋戦争の犠牲者
日本海海戦の生き残り
医者釣りばなし
アドミラル由来
海軍のハシリ
日本怖るべし
猿も木から落ちる
軍装品蒐集マニアの便り
敵艦の隊列中に一晩
調べない税官吏
一発も当らぬ夜間射撃
軍艦陸奥案内
二頁読物
逸話(名将逸話集)
解説(「君が代」の話)
潮流(海外軍事ニュース)
切抜(雑誌閲覧台)
読書(ブックガイド・渚にて、21世紀潜水艦)
美談(情報将校涙あり)
映画(平和の谷、戦争と貞操、鍵)
グラビア
公試全力航走中の重巡最上【日本の代表的重巡】
ラバウル海軍航空隊【零戦・彗星艦爆】
生きている艦攻【フォトストーリイ】(元艦攻搭乗員・海軍少尉 森拾三)
空の魔王・ツェッペリン物語【幻の飛行船戦史】
のらくろ再登場(田河水泡)
米第八雷〓隊全機還らず トランスワールド特約日本艦隊攻撃行に全滅した米第八雷撃隊の唯一の生存者が綴る
敵前の不時着機救出行 トルー・ワー特約 彼我戦線のド真ん中に墜落した友軍爆撃機搭乗員の救出に命を賭け
ヴェールを外されたソ連圏の軍備鉄のカーテンにさえぎられた赤い諸国の軍備の秘密をあばく高校生のための新
三大好評連載
神風特別攻撃隊かく戦えり 連載九回 鉛色の雲低くたれこめた硫黄島上空に降り注ぐ弾幕を冒して敵艦に肉迫
取った手綱に血がかよう 連載二回 陸軍のダンディ達、その名は日露戦争以来、世上憧憬の的だったグルメッ
軽巡「神通」の生涯 連載十五回 美保ヶ関事件に死んだ水城大佐の伝統に生き太平洋に阿修羅の奮戦の神通の
ラバウル空の笹井中尉と私 ラバウル航空隊三羽鳥の一人者笹井中尉の風貌とその奮戦を伝える生残り撃墜王の
西沢一飛曹とラバウルの思い出 ラバウル撃墜王、好漢西沢と苦難を共にした日々を味い乍ら故人を彷彿とさせ
テスト・パイロットのころ〈対談〉
元陸軍航空部審査部員・中佐 荒蒔義次
元陸軍航空本部審査部員・少佐 黒江保彦
戦争はどこへ行く 誰もがいやがりながら、現実には二年に一度の割合で世界のどこかに戦火が起きている!(
新聞にみる中近東の十日間戦争 米軍のレバノン進駐によって燃えあがるかに見えた動乱の中近東の謎をとく新
よろめく第二次大戦の勝者たち

丸 通巻一三五号
特殊潜航艇かくて誕生す 特型格納筒と呼ばれた秘密兵器回天は米軍を恐怖の坩堝に陥れた。これはその誕生秘
特殊潜航艇発進用意よし! 発進ヨウソロ 特潜は青白い航跡を残して還らぬ壮途についた。指揮官が綴る特潜
太平洋戦争における水中特攻 真珠湾攻撃から回天に終る日本海軍水中特攻の全貌は永遠に歴史に残る勇敢な戦
回天特攻作戦の全貌(当時第六艦隊参謀・元海軍中佐 鳥巣建之助・当時伊四七潜艦長・元海軍中佐 折田善次
回天の誕生と日本海軍の危機 戦局の切迫に生まれ出た回天はおもわぬ難産だった。回天の生みの新黒木、仁科
菊水隊の奇襲成功す 回天特攻の先陣菊水隊は一路ウルシーへ、かくて回天の運命を賭けた戦闘は開始された!
回天ウルシーに突入す 菊水隊の奇襲によるウルシー泊地の奇跡的対戦果の蔭には若き魂の血涙の最後があった
金剛隊再び泊地を襲う 故国を離れた艦内では既に死と対決した搭乗員達が父母への遺書を認め敵艦隊突入を待
ホーランジャを襲った四人の回天特攻隊員 “子等は皆国に捧げて秋の空”三人の愛児を失った父の心境に托さ
千早隊死の硫黄島出撃 敵艦潜硫黄島に北上中との緊急信にこの拠点を死守すべく出撃する決死の回天特攻隊!
潜水部隊最大の悲劇沖縄戦 日本海軍に訪れた最後の決戦場沖縄周辺に繰りひろげられた悲壮なる回天特攻隊の
天武隊伊四七潜の奮戦四度目の決死行に遂に柿崎中尉も護国の鬼と化す。これは回天の掉尾を飾る洋上の奮戦!
轟隊伊三六潜の激闘 祖国の栄光を信じ肉親の安泰を希って米駆に体当たりした久家、柳谷両搭乗員最後の記録
回天の最後を飾った多聞隊の激闘 敗色濃い戦争末期なお勝利を祈願して若き命を洋上に沈めた回天戦の掉尾多
グラビア
回天特別攻撃隊(写真提供・ペン 鳥巣建之助)
写真名将武将伝・特攻隊の父・大西滝治郎伝
コラム
ビルマの花嫁
校庭に戦車とは言語道断
アメリカ水兵気質
明治天皇の軍事補導官
巡洋艦の神かくし
軍靴のはじまり
ある親日米人の意見
キッカイな戦場の話
目はスミの方がよく見える
血染の伝令
艦と艦とのあいさつ
ニッポン号の世界一周
軍人勅諭の真のネライ
明治天皇も泣いた負傷捕虜の最後
東郷大将婦選に反対
敗戦に殉ずる者(田端重次郎)
一特攻司令官の告白(菅原道大)
重巡三隈最後のとき(藤川平八郎)
壮烈、有馬正文少将の体当り(寺岡謹平)
神風特攻隊顛末記 米海軍将兵の心胆を寒からしめた神風特攻隊の奮戦と結末迄の真相を当時の長官が語る!(
関行男大尉の突入 敵機動部隊の比島反攻に決戦を挑んだ神風世紀の第一番機は関大尉指揮による敷島隊だ!(
殴り込み「野中一家」悲運の最後 マキン、タラワの戦闘に「軍がかりの戦法」で武勲をたてた神雷野中隊の鬼
神風特別攻撃隊かく戦えり(元台湾航空隊先任参謀・海軍大佐 安延多計夫)
神風特別攻撃隊誕生前夜の動き この一戦に勝たざれば-と大地を蹴って肉弾行に参加した若い搭乗員達の殉国
第一陣敷島隊レイテ湾頭の壮挙 レイテ湾に蝟集する米艦隊に突入、米軍首脳部を震憾させた神風特別攻撃隊先
恐慌に陥った米機動部隊 11月東京空襲を企図した米機動部隊の前に仁王立ちとなって本土防衛をした烈々の
凄絶!オルモック海上の攻防戦 戦闘時間、実に九時間四十五分、出撃回数十六回の多きを数えたオルモック湾
悲惨!ミンドロ水域の死闘 そのとき奇跡が生じた。特攻機は最後の力をふり絞り跳弾となって敵艦に突入した
比島作戦最大の神風特攻戦 紺碧のリンガエン湾も一瞬にして紅蓮の海と化した。血風肉雨、比島作戦最大の特
宇垣纏中将の自爆 終戦の日夕闇の南洋に飛び立った彗星艦爆、これが階級章を外した長官機の最後だった!(
特攻「隼」天剣隊最後の出撃 皆んな嘘を言う。なぜ自分の本当の気持ちをおさえ隠すのだ。-これは特攻隊員
戦史に燦たり神風特攻隊〈座談会〉
出席者(順不同)
当時第七二航空戦隊参謀・元海軍中佐 野村了介
当時航空本部課長・元海軍大佐 永石正孝
当時七五二空飛行長・元海軍中佐 中島正
当時六〇一空司令官・元海軍大佐 杉山利一
当時第三〇根拠地隊参謀・元海軍中佐 富永謙吾