雑誌マル 100006055

丸 第10巻第4号-第7号 = 第112号-第115号(昭和32年4月~5月)

サブタイトル
著者名
出版者
潮書房
出版年月
1957年(昭和32年)4月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
1冊
NDC(分類)
209
請求記号
209/Ma54/10-4
保管場所
閉架雑誌
内容注記
合本
和書 複写禁止
目次

丸 112号 昭和32年4月
丸 私は空母フランクリンの乗組員であった! 四月特大号
グラビア
米英ソの最新軍用機・独潜水艦の最後・天降る空の神兵
海戦研究 南太平洋海戦米側敗北の真相
恐るべき日本機動隊の猛攻
(当時第三艦隊参謀 元海軍中佐 中島親孝)
アメリカ海軍記念日の日米激突を
体験と内外の資料を基にして綴った南太平洋海戦記!
鬼神も哭くウエーキ島攻略戦記
陸戦隊の強行上陸戦
(当時第一哨戒艇隊司令 元海軍大佐 西川速水)
星光わずかに影をなげる太平洋上のウエーキ島に
展開された日本陸戦隊凄絶の上陸戦!
小沢囮艦隊血戦記
機動部隊最後のZ旗
(当時「日向」分隊長 元海軍大尉 雫石貫一)
捷号作戦は発動された!
暗雲おおうルソン沖に機動部隊最後のZ旗を掲げた小沢艦隊!
日本の潜水艦はなぜ期待に反したか
(元伊58潜艦長 海軍中佐 橋本以行)
無敵日本潜水艦は意外に不振だった。
これは斯界の権威がつづる潜水艦振わざるの記!
戦艦グラーフ・シュペーの最後
(当時大本営軍令部員 元海軍中佐 吉田俊雄)
その活動はまさに神出鬼没。
世界の海軍を瞠目させた独ポケット戦艦は
全滅寸前の英巡三隻の前に、なぜ自爆し
第二次世界大戦の目 電波兵器の戦い
(元第十一戦隊参謀 海軍中佐関野英夫)
もし日本のレーダーが米軍のそれに匹敵していたら
……勝敗のきめ手となった見えない手、電波兵器の日米決戦
私の戦闘記録
飛行第二〇八戦隊全機還らず
(当時飛行第二〇八戦隊付 元陸軍軍曹 木村了三)
関東軍敗戦譜
(当時関東軍宝清旅団司令部三九三部隊付 木村光男)
対空駆逐艦「照月」の最後
(当時「照月」乗組員 元海軍上等兵曹 三木久義)
翼の下に
(当時第七十五飛行場大隊 元陸軍伍長 山崎省三)
空母ワスプ対イ一九潜の血闘
ワスプに命中した六本の魚雷が、
その護衛船団に命中していたら
ガダルカナルをめくる日米の勝敗はどうなって
第二次世界大戦の五十大事件(評論家 中野五郎)
太平洋と欧洲の戦いの相貌を
綜合的視野の下に展望した“勝敗の岐路はこれだった”!
魚雷か爆弾か―太平洋戦争の艦艇損失原因調べ―
バカ・ボンブ
大砲
台風の損害海戦より多し
機雷
エンダウ・メルシン上陸作戦
レーダー
どんな軍艦が最も戦果を挙げたか
魚雷
間諜C・グレム少佐の悲劇
ニッポン軍の占領下で暗躍した三年間
(当時ビルマ方面軍司令部附 元憲兵大尉 蔵方伊之助)
間諜という呪われた名の下に日本憲兵の
追跡を退ぞけて使命を全うした一英人の生涯!
日本の宣戦通告に絡まる秘話
(元AP通信員 ユージン・バーンズ)
奇襲成功は米側の陰謀であったといわれるが
果してその真相は?
真珠湾奇襲を真先きに全世界に打電した辣腕の
パレンバン降下落下傘部隊戦記
空挺部隊の血戦
(当時歩兵一九七連隊大隊長 元陸軍大尉 奥本実)
拳銃と手溜弾で数十倍の敵と戦い、
よく飛行場、製油所を占領した“空の神兵”の手記!
飛行第60戦隊勇戦譜
昆明爆撃行
(当時飛行第60戦隊員 元陸軍曹長 大塚康次)
大腿部に被射という重傷にも屈せず
九死に一生をえた猛者がつづる勇壮第60戦隊戦記!
ラバウル航空隊戦史
陸軍ラバウル航空隊の死闘
(当時独立第八十三中隊 元陸軍曹長 大石晶之)
敗色濃いニューギニアの一角ラバウルで、
海軍機に伍して戦った翼なき陸軍機の死闘!
読者から編集者から
私は空母フランクリンの乗組員であった
日本機一機の直撃弾二発をうけ、
爆発と火災で沈没寸前の惨状、
焼けただれる死体の中で空母を救った乗員の手
ビルマ上空四式戦戦記
陸の猛鷲再びビルマに羽博く
(当時飛行第77戦隊 元陸軍大尉 川田一)
敗色廠うべくもないビルマの空に
四式戦闘機を駆って駆け廻ったパイロットの手記!
最近の米英ソ第一線軍用機
(雑誌「航空ファン」編集長 野沢正)
電波空中戦時代来る!
超音速から全天候まで、
いまや空中戦は見えない敵との争闘だ!
日米対照戦記
ジャワ沖の七霊軍艦「ヒューストン」〔米国側の記録〕
日本艦隊は斉射また斉射と砲弾を浴びせかけてきた。
「ヒューストン」はこの恐るべき強打に打ち砕かれた!
(ウォルター・G・ウィンスロー)
勝利の神に見放された米・英・蘭艦隊〔日本側の記録〕
連合国艦隊が損害をかえりみず突入していたら
四十数隻のわが輸送船団の運命はどうなっていただろうか?
(石川康太郎)

丸 113号 昭和32年4月
丸 対日戦記 臨時増刊
グラビア
傷ついた米駆逐艦隊(米海軍提供)
何でも知っていた連合軍情報局
日本軍の占領地域内で刻々と情報を送っていた
恐るべきフェルディナント機関の実態!
米海軍部内を湧かせたマリアナ沖の決戦
(元米海軍作戦部航空戦史班員 アドリアン・O・ヴァンウェン
米最高指揮官のとった処置が適切だったか否か
火の出るような論争が続いた問題の海戦
ミッドウェー島をめぐる海と空の死闘一〇〇時間
真珠湾の海底から起ち上った米艦隊
(米海軍大尉 R・E・ウイリアムス)
恐怖の七十九分間
(米海軍少佐 フランク・A・マンソン)
沖縄水域で神風特攻機の集中的な猛攻をうけ
全艦火ダルマとなった米駆逐艦苦闘の記!
日本海軍殱滅作戦キング報告
(米海軍作戦部長・海軍元帥 アーネスト・J・キング)
真珠湾の奇襲から東京湾迄米海軍が目ろんだ
日本海軍を殲滅するための作戦レポート!
戦争
桜花
零戦
時化
富獄
量産
イソップ物語
落書
敵空母三回撃沈
物量
軍艦マーチ
マリと風船
標語
大人子供
海の魅力
怪飛行機
アメリカ人の「ウソ」
イギリス人
駆逐艦
ボール大の燃料で地球を三周り
英米兵は強いか弱いか
潜水艦
雲流るる果てに
魚雷艇
スキップポンピング
十五箇師の値打があった情報
人命救助
殺人犯人サンゴの虫
特攻と誘導弾
かのおそるべき政治家たち
鮫に襲われたときの心得
酔払った軍艦
日本人は降伏できるか・日本海軍の終焉
沈みゆくプリンス・オブ・ウェールズ
(英海軍太佐 S・W・ロスキル)
われ空母「翔鶴」を撃沈せり
(米潜水艦「キャバラ」艦長・海軍少佐 ヘルマン・コスラー)
押し潰されたトラック島
(米海軍大佐・戦史研究家 ウォルター・カリグ)
栗田艦隊旗艦を撃沈す
(前米海軍人事局教育部員 セオドア・ロスコオ)
恐るべき水雷戦隊だましい
(前米海軍人事局教育部員 セオドア・ロスコオ)
鉄は熱いうちに打て、とばかり息詰るような
激戦場を潜りぬけた駆逐艦乗りの実戦記!
撃ちもらされた米空母
撃ちもらされた米空母部隊は日本の奇襲を予知していたか?
その日の空母隊の行動!
珊瑚礁を鮮血に染めて
(米海兵隊大尉 ジェイムス・R・ストックマン)
日本軍最新鋭の守備隊に対して、
米軍最大の犠牲を払って進められたタラワ島攻防戦!
第二次大戦の大失策
(太平洋戦史研究家・米海軍大佐 W・D・ピューレストン)
戦闘は誤謬と失策の連続である、ともいわれるが、
これは連合軍対日作戦大失策戦史!
対日潜水艦戦の全貌
(米潜水艦隊司令官・海軍中将 C・A・ロックウッド)
特殊潜航艇のシドニー強襲
・潜航中の盲腸手術・竜田丸を撃沈
・潜水艦から競馬を見た話ミッドウエーと潜水艦
晩で五万八千トン・
・ヤップ島攻略中止
・ロバロ号の最後
・洛陽丸の悲劇
・レイテ海戦の幕ひらく
・ハワイ沖の
米艦隊の勝利は幸運の賜物だった
(米太平洋艦隊司令長官・海軍大将 レイモンド・A・スプルーアンス)
アッツ守備隊のバンザイ突撃
(米海軍大佐・戦史研究家 ウォルター・カリグ)
ラバウルの空無惨にも蒼し
(米国第一の戦史研究家 サミュエル・E・モリソン)
“無敵ラバウル航空隊”といわれたラバウルの
日本航空隊は真実その名に背かなかったか
ビスマーク海の悲劇
(南西大平洋方面航空部隊指揮官・米空軍大将 ジョージ・C・ケニイ)
一瞬にして艦船十二。
二九〇〇名の人員を失ったビスマーク海の悲劇とケニイ提督の嘘!
阻止されたニッポン機動部隊
勝敗は五分と五分。
だが日本は企図を拒まれ、米軍は反攻の兆をみせた珊瑚海々戦記!
米軍反攻に転ず
(米海軍大佐・戦史研究家 ウォルター・カリグ)
沖縄への血み泥の道
(米第一海兵師団従軍記者ジョージ・マクミラン)
米軍の勝利は血泥の上に築かれた。
ガダルの反攻から沖縄に至る第一海兵師団死闘記!

丸 114号 昭和32年5月
丸 謎の大型空母「信濃」の生い立ちと最後 五月特大号
グラビヤ
襲いかかる量と質(米海軍提供)
回天特攻作戦の全貌
(元第六艦隊参謀・海軍中佐
・鳥巣建之助・元伊四七潜艦長
・海軍中佐 折田善次)
全遺族の資料をもとにつづる畢生の記録“回天”決定版
米側の戦記資料によるカミカゼの記録
(元第一機動艦隊参謀・海軍中佐 府本昌芳)
独戦艦ビスマーク号の生涯
(元大本営軍令部員・海軍中佐 吉田俊雄)
英艦隊を引きずり廻し、連合軍の通商破壊に猛威をふるった
独戦艦ビスマークの一代記マンハッタン計画から銀
広島長崎原爆投下のいきさつ
(W・F・クラーヴェン)
電子頭脳をもつ特攻機=誘導兵器(元海軍中佐 関野英夫)
電波に操られた強大な破壊力を持つ弾丸、
電波兵器の恐るべき実態―未来戦の打診!
電気冷蔵庫になった護衞駆逐艦
(ロルフ・P・ディロン・亀田正 訳)
夜となく昼となく、黙々として船団を護衛しつづけて
解体された米護衛駆逐艦の物語!
謎の超大空母「信濃」-その生い立ちと最後
幾多の謎と無限の悲哀をおびた、
そのかげろうのように短い、
しかし波乱に富んだ怪物、日本の生んだ超大空母
信濃の生い立ち
建造(一九四二年-四四年)
構想(一九三九年-四二年)
信濃の最後(一九四四年十一月二十九日)
雪に消えた中隊【軍歌物語その一】(生沢貢)
“隼”濠北を制す<第二回>
(当時第59戦隊中隊長・元陸軍大尉 小野崎煕)
快速“隼”を利して、濠北の空を暴れまわった
ベテラン中隊長がつづる第59戦隊勇戦譜!
第二次大戦の50大事件<第二回>(評論家 中野五郎)
「四兆ドル戦争」に犯かされた誤算の数々
―それは今日に連なる宿命的な大誤算だった
読者から編集者から
対日戦をめぐる米陸海軍の大論争
対日進攻をめぐって派手に対立した米陸海軍の
云い分を対比した米軍首脳部抗争の内幕!
海軍側の云い分(米海軍元帥 E・J・キング)
陸軍側の云い分(米陸軍少将 A・ウイロビー)
九十八時間の不眠不休
新聞はこわい
日本版海岸見張員
お土産に海水の瓶詰
すばらしい影武者
ハダカはいけない
アメリカ水兵気質
沖縄は誰の子か
海底から現われた空母サラトガ
こんど勝つぞ
夢よもうゼロ度
肩越し爆撃
ニューズ洪水
立派な予言者
父よあなたは強かった
艦船とトン数
国売ります
極秘兵器V-1・V-2物語
ドイツの報復兵器空飛ぶ魚雷の秘密
(ローカル・エア・フォースより)
ガ島半歳、海空陸戦の総決算
米作戦部長が「防衛的攻勢」と名づけた昭和十七年後半、
決戦場ガ島周辺の日米の死闘!
沈み行く日の丸船隊―太平洋戦争と日本商船隊
原子力の艦と弾―最近の世界海軍の展望
四次元の戦争へ―変貌する戦闘形態
空軍よりも強い誘導弾(軍事評論家 亀田正)
日本本土に迫る三つの進路
オペレーション・ダウンホール<日本殲滅作戦報告>
決号作戦を発令した日本に対する米国の日本殲滅作戦
―これは日本本土決戦の構想図
日本陸軍名将武将伝(第一回)
石原莞爾の生涯
(河北新報社友・元陸軍省詰記者 岡田益吉)
綴込附録
ハワイ奇襲空中部隊総指揮官の手記
われ真珠湾上空にあり
(ハワイ奇襲空中部隊総指揮官・海軍大佐 淵田美津雄)
鹿屋会談
単冠湾集結
オアフ島見ゆ
淵田飛行総隊長
真珠湾作戦計画
太平洋艦隊顛覆
浅海面雷撃演習
Z旗

丸 115号 昭和32年5月
丸 最後の一兵まで 臨時増刊
対米英潜水艦戦
(元第六艦隊首席参謀・海軍大佐 井浦祥二郎)
潜水艦の使命に徹しきれず不遇をかこった
日本潜水艦隊も数々の武勲を残したその全貌!
開戦
潜水艦の総兵力
開戦前の作戦
ひそかな出撃
真珠湾へ突入
出陣
ラハイナ泊地の偵察
快報至る
残敵求めて進撃
米本土西海岸を征く
軍令部の動務
戦時下の内地
第二次の特攻隊
悲運のミッドウェー海戦
ガダルカナル島の攻防戦
ガ島へ決死の輸送行
敵輸送船の攻撃
ドイツと協同作戦
主役は日本潜水艦
五隻の派遣潜水艦
ヒットラーの贈物
両国の潜水部隊の交歓
太平洋正面の死闘
敗勢に苦しむ
「あ」号作戦の頃
潜水艦隊司令部へ
回天兵器生まる
兵器の状況
パラオ、レイテ沖の潜水艦戦
回天の第一陣「菊水隊」
硫黄島へ「千早隊」「神武隊」
沖縄の作戦
回天の洋上攻撃
本土決戦に備う
潜水空母の作戦
水葬の礼
ニューギニア戦記
(元南海支隊大隊長・陸軍少佐 小岩井光夫)
ニューギニアの人跡未踏の山中に
凄絶な突撃戦を繰返した南海支隊の上陸から潰滅まで!
ダリヤオンにおける作戦準備
ミンダナオ島カガヤン出航
歴戦者たちの心境
意外な作戦変更
ポートモレスビー攻略戦へ
スタンレー山脈の第一線
ギャップ夜襲
堅陣に突撃
海岸への反転作戦
ココダへの反転
砲を埋めて自決
つぎつぎに斃る
ギルワ防禦戦闘
ギルワ陣地の守備へ
軍旗奉焼準備
傷病兵は自決
グムシ河口への脱出
悲壮、小田支隊長の最後
脱出成功、南海支隊の終末
太平洋戦争写真全史
(米海軍旧海軍報導部・他) 提供
グラビア
開戦
進攻
印度洋制圧
珊瑚海海戦
運命のミッドウェー海戦
ガ島飛行場の争奪
ソロモン海の死闘
電探の出現
南太平洋の勝利
内南洋崩る
猛威を振う米潜水艦群
捷一号作戦発動
玉砕
悲風、孤島の抵抗
唯特攻あるのみ
終戦
眠い当直
中攻誕生
仏の水
君が代
衣食足って知る礼節
日本海軍のはじまり
陸軍機と海軍機の優劣
軍艦マーチ
陛下とデッキビリヤード
イットウかゆい
狼の群
職階
明治天皇と軍歌
零戦と米機の比較
海軍の食事はゼイタクか
米戦艦ミズーリの大きさ
陸海協同
インパール戦記
(元南方派遣陸軍報導班員 高木俊朗)
無慮数万の兵士を犠牲にしたインパール。
泥濘に浮く死屍を越えて綴られた戦慄の戦記!
インド征服の夢
先手後手
三たびの意見具申
インパール見ゆ
黒い死の影
放送戦車の出現
師団長面罵さる
腰抜け大隊長二人
ヌンガンに進出
ビシェンプール攻撃
ほかに墓場を探すな
師団長解任さる
壮烈!森山大尉の最期
戦線を整理すべし
相つぐ犠牲
変転する作戦命令
死の道、死の家
あの旗のもとに
ガダルカナル島血戦記
(元南方派遣陸軍報導班員 森川賢司)
壮烈若林中隊長のもとキガと病魔と闘いながら
最後の一兵まで戦いぬいた若林隊の死闘!
砲撃下の進撃
敵前上陸をした西山部隊
敵の出鼻をくじく
見晴台占拠
見晴台
糧秣奪取
決死受領隊
壕内の持久戦
大スコール
数え歌
大益隊
ラギ沖海戦
若林隊長の涙
マラリヤの今井兵長
椰子の実一つ
墨痕淋漓
二組の斬り込み隊
若林奇襲隊
中野中尉の戦死
陣中の正月
絶食の元旦
最初の捕虜
中尉の日誌
血塗るる展望哨
展望哨危し
深田隊の最期
西山部隊長の日誌
盲目の連絡
あッ、目が見えない
肉弾玉砕
軍歌合唱
鳴呼、惨また惨
ああ若林隊長
飛燕戦闘機隊
(当時独立飛行第十五中隊付・陸軍准尉 田形竹尾)
敗色濃い台湾上空にグラマン36機を邀撃、
快心の戦闘の末、自らも傷ついた飛燕2機の死闘
五十八機動部隊南下す
師団命令下る
敵機動部隊発見の無電
二機ついに還らず
小型機四十機北進中
二機で三十六機に斬り込む
勇み立つ二十二才の若武者
編隊群戦闘快心の十五分間
量に挑む闘魂の戦い三十分
“離脱せよ”の命令に従わぬ僚機
燃える翼、奇蹟の不時着
撃墜した敵機に黙祷を捧げる
捕虜第一号(元特潜乗組員・海軍少尉 酒巻和男)
ジャイロなしの盲目潜航で真珠湾を奇襲した
特潜搭乗員が辿った数奇な捕虜一号の告白!
第一部 真珠湾
恐ろしい最後の記録
華々しく捨てられる石
躍り出した特殊潜航艇
初陣の若武者たち
敵監視艇の哨戒線上を
潜望鏡に真珠湾の黒煙
監視艇線突破に成功
傷ついた鯨のように
最後の突進も空し
現われた島影、それは
陸岸までの苦闘
捕虜第一号
第二部 捕虜の運命
無感覚な死人
孤独の彷徨者
湧き起った新しい疑問
市民抑留者と共に
七十余歳の僧正
収容所の暴風雨
激増する捕虜
敗戦の悲報伝わる