丸 第13巻第5号-第8号 = 第156号-第159号(昭和35年5月~8月)
丸 第13巻5号
対独戦記
ベルリンへの血み泥の道 5
特集グラビア
主力戦艦の巨砲―独精鋭機と報復器
列強海軍国の主力戦艦の巨砲とドイツの傑作機
・報復器を網羅した豪華写真集!
特集
連合軍対独戦記
ヒットラー破壊の大進軍(評論家 中野五郎)
鎧袖一触、疾風あたかも枯葉を巻くがごとく
「ハイル・ヒットラー」は全ヨーロッパを震憾させた!
ドイツ攻略までの七年間の血み泥の戦い
(元米国防長官・陸軍元帥 G・C・マーシャル)
いかにしてヒットラーを叩くか
―連合軍の積りに積った憤怒は爆発、
遂に独逸粉砕の時となった!
強敵Uボートを叩き潰せ
(米海軍大佐・戦史研究家 ウイリアム・カリグ)
神出鬼没
勇猛無類の名をもって一きわ連合軍艦隊を震憾させた
Uボートの大西洋における末路…!
共同研究
日本海軍五つの勝機
昭和日本の悲運を嘆く(中野五郎)
猛牛ハルゼーに喰われた日本海軍(府本昌芳)
作戦参謀の見た勝利への布石(大前敏一)
勝機をものに出来なかった連合艦隊(高木惣吉)
陸海軍の対立につぶされた栄冠(高瀬五郎)
戦略戦術上のチャンスを探る(富岡定俊)
唯一の勝機のクライマックス(久住忠男)
日露戦争の幻影に憑かれた海軍(横井俊幸)
勝機は指揮官の“決断”(吉田俊雄)
海軍に勝機は果してなかったか(福留繁)
戦時の造艦技術と勝機(福井静夫)
もしあの戦いにこうしていたら
太平洋戦史の権威が初めて発表する研究成果“勝機”の総決算!
ユダヤ人六〇〇万大虐殺の実相
戦いに勝つよりも、
祖国を毒するユダヤを全滅せよの非情の命令下、
阿鼻叫喚は全ドイツに谺した!
ベルリンへの殺戮の道(陸軍中将 S・ゴリゴフ)
伸びきったナチスの補給線を衝いて、
市民も農民も起ち上った。
祖国のために忠誠を尽す秋は今だ!
日本の焦点・日本の明日のために
波乱の作家火野葦平を追悼する(作家 浜野健三郎)
BOOK・STORY・小説家の戦争体験を聞く
「真空地帯」の背景と野間宏
あの日あのとき・そのとき私はそこにいた
日露戦争生き残りの回想(元陸軍中尉 八木繁一)
艦艇トピックス・艦船よもやま話
造船委託学生受験の想い出
世界の航空・飛行機 ア・ラ・カルト
フイアットG91軽戦闘機他
戦艦大和と零戦があたる軍艦クイズ(18)
読者から・編集者から
グラビア試写室・「攻撃目標零」他
編集後記
ソリッド・モデル教室
記念艦“三笠”の作り方
連載グラビア
日本軍艦写真集(5)【伊勢・山城・利根・摩耶・足柄】
ハイライト・欧州戦抄録
独ソ戦の見通し
生捕られてたまるか
借金を返さないソ連
チャーチルと勝利
米軍はなぜベルリンを占領しなかったか
空飛ぶ爆弾V兵器を撃滅せよ!
(シカゴ大学教授 ジェームズ・リー・ケート)
V兵器がもう半年早く完成していたら連合軍は潰滅した!
凄惨きわまる米英陸空軍のV兵器激滅戦!
米軍八万を仆したバルジの大血戦
あたかも人間の盲腸のように異様に突出した地域
―そこに展開する異状な迄の激烈な独軍の反抗!
ローカルセクション
風変りだった儀杖隊(三重県の巻)(元陸軍中佐 島田勝巳)
日本陸軍の強さは豊かな地方色から生れたという。
それらの馴染み深い師団を追憶しつつ三重県へ!
映画評論
暗いハイティーンたちを救うもの(映画評論家 小川徹)
スピード、セックス、スリルをモットーにする
年令の谷間に戦争映画は何を結びつけたのか!
日本戦闘機の過去と現在(4)(航空史研究家 中里清三郎)
夜間のB29迎撃戦に活躍した屠竜始め
日本の夜戦、重戦の試作から製式採用にいたるまでの裏面史!
マンガものがたり
のらくろ自叙談 第二〇回大尉時代(漫画家 田河水泡)
反乱鎮まって大尉となったのらくろの胸中に
ふつふつと湧いてきたものは軍人に対する懐疑だった!
風雪二十年の記録
私の見た昭和動乱史(評論家・戦史研究家 中野五郎)
第四回 日本改造の夢
昭和動乱史上に最も奇怪な足跡を残した天才革命家
北一輝の心血の結昌「日本改造法案大綱」の魔力を解く!
映画試写室
攻撃目標零
壮絶鬼部隊
戦争 紺碧の空遠く
大休止・小休止
一千万ドルの重巡足柄
一万五千ドルの悲劇
国際軍事時評
ミサイル時代と宇宙時代(軍事評論家 久住忠男)
報道班員の記録
風雲迫るガダル・ツラギ
積乱雲
第二部
(元読売新聞報道班員・現普及部次長 吉田一)
逆上陸したガ島・ツラギの敵反撃に出動したラバウル航空隊、
しかし帰還機は日に日に減る!
二大連載海空戦記
大空のサムライ
撃墜王第二部
ガタルカナル上空の初空中戦
(生き残り撃墜王・元海軍中尉 坂井三郎)
時恰も米軍のガ島逆上陸の時期、
ラバウルに守備陣をひいた台南空は史上未曾有の大出撃へ!
海の男
連載第八回
伊一七六潜海底二昼夜の苦闘
(元伊41潜艦長・海軍少佐 板倉秀暢)
敵軽爆にやられたイ一七六潜は、
海底に苦闘すること二昼夜、南十字星のもとに奇蹟の脱出!
丸 第13巻6号
特集学徒兵戦記 6
特集グラビア
戦艦霧島の出来るまで
(極秘写真の本邦初公開写真提供・三菱造船)
特集・学徒兵戦記
戦争体験をいかに生かすべきか
(東大助教授・わだつみ会会員 山下肇)
銃をとるな!十三階段への道を歩むな!
戦没学生の血で購った尊い精神的遺産を忘れてはならない!
日本の危機を救った静かな戦い
(元東大新聞編集長 桜井恒次)
「はるかなる山河に」「きけわだつみの声」を編集した筆者が、
ここに戦没学生たちの遺志をつたえる!
特攻隊司令の見た学徒兵
(元一航艦司令・海軍中将 寺岡謹平)
学徒特攻隊に身近かに接した筆者が、
祖国のために殉じたわかき学徒たちの悲しくも尊い死を悼む!
戦史に残された戦没学生の手記(戦史研究 小谷到)
未曾有の学徒出陣はどのような経過を辿ってなされたか?
戦史上から詳細にデーターを検討する!
生き残り学徒兵座談会
きけわだつみの声
出席者
(司会・明治大学講師 橋川文三
・十三期・白鴎遺族会会員加藤栄美
・十三期・白鴎遺族会理事長 杉暁夫
・十
学徒出陣の記録
戦火に埋もれた青春の出来事
(東大法卒・わだつみ会会員 大塚雅彦)
日本はこれでよいのか。
還り来し祖国になげきと悲しみといかりを凝結させて訴える歌草十首!
人魂ものたくって飛ぶ十三期
(早大卒・白鴎会会員 加藤栄美)
ロースト・スピリットのゼネレーションが、
その精神喪失期を綴るラフでユーモラスな回想記!
“鋼鉄の棺桶”蛟竜と学徒特攻隊(東京商大卒 笠井章弘)
そこにあるのは一つ「死」。
ゆくりなくも身を特攻兵器に乗せてひた走った暗黒の青春葬送曲!
恨みは深しバシー海峡(東大法卒 庄島辰登)
送る者も送られる者も万感只眼と眼にこめて
―だが容赦なく「死」は誰の頭上にもやって来た!
連載グラビア
日本軍艦写真集(6)(扶桑・榛名・衣笠・那智・天城)
遺族たちはかく訴たえる
その生命悲しくも聖らかに
おとうとよ、君を泣く!
わが子を奪った戦争
BOOK・STORY・文学者の戦争体験を聞く
「ビルマの竪琴」と竹山道雄
世界の航空・飛行機アラカルト
米海兵隊のローター・サイクル
日本の焦点・日本の明日のために
独善に惑わされた“錦の御旗”
艦艇トピックス・艦船よもやま話
うたた転変、海の花形駆遂艦の今昔
バックナンバーをそろえましょう
読者から編集者から
戦艦大和と零戦があたる軍艦クイズ(19)
編集後記
グラビア試写室“太平洋の嵐”・“戦争”
コラム
三たび試みた日独連絡飛行
回天特攻の予備学生たち
特別レポート
むかしの軍縮・いまの軍縮(軍事評論家 久住忠男)
曾つて日本は軍縮を鵜呑みにして苦難を経たが
今や世界を潮の如く覆う掛声に疑問符は果してないか!
特集
戦没学徒兵未発表遺稿集
死んだ人びとは還ってこない以上
生き残った者は何を慨り、何を怒り、何をなせばよいのか
―肺腑を衝いて迫る学徒兵たちの遺稿集!
第二次大戦最大の怪人物(戦史研究家 中野五郎)
真珠湾奇襲前夜に行方不明となり
原爆投下の最高指揮者であったマーシャル元帥の謎と怪奇の生涯!
ゴビの沙漠に活躍した日本特務機関の最後
(元陸軍大佐・辺境研究家 矢野光二)
前後三回計画された日独連絡飛行にまつわる
日本機関員のゴビ沙漠における凄絶な悪戦苦闘の秘録!
ローカルセクション
生きている内田軍曹(静岡県の巻)(元陸軍中佐 島田勝巳)
特別グラビア
太平洋戦争参加航空機写真集
第二次大戦で活躍した世界の強豪傑作機
「太平洋の嵐」と空母“飛竜”実戦記
(元海軍軍令部員・海軍中佐 吉田俊雄)
ハワイからミッドウエーまで一つの歴史を歩んだ飛竜をめぐって
日本海軍の悲壮の結末を描破する!
マンガものがたり
のらくろ自叙談 第二十一回大尉時代(漫画家 田河水泡)
初恋の人お銀ちゃんを宿願かなって妻に迎えたのらくろは、
いよいよ軍人やめて一攫千金を志ざす!
陸軍省内の上官殺人事件(戦史研究究家 中野五郎)
私の見た昭和動乱史
第五回
真夏の白昼全陸軍のホープ永田鉄山中将を
一刀の下に殺害した相沢中佐の未曾有
映画試写室
・カルタゴ
・激しい季節
・ごろつき決死隊
・謎の戦艦陸奥
大休止・小休止
軍神たちは生きている
国際軍事時評
“追いつけ・追いこせ”のソ連工業
報道班員の記録
空戦なんて屁の河童
積乱雲第二部(元読売新聞報道班員・現普及部次長 吉田一)
敵機と聞いたとき残念ながら手が震えファインダーには雲ばかり。
必死のガ島爆撃行同乗記!
二大連載海空戦記
大空のサムライ
撃墜王第二部ガダルカナル上空グラマンとの死闘
(生き残り撃墜王・元海軍中尉 坂井三郎)
ほとばしる血、火を噴く機銃、不死身といわれた筆者に
襲いかかる悪魔の使徒アヴェンジャー機!
海の男
連載第九回霧深き白夜のアリューシャンへ
(元伊41潜艦長・海軍少佐 板倉秀暢)
イ号第二潜水艦長を拝命した板倉大尉は、
若僧艦長と侮どる周囲を尻めに一路濃霧の北海へ!
丸 第13巻7号
特集世界の秘密戦 7
日本スパイの殿堂・中野学校の全貌
(元中野学校長・陸軍中将 川俣雄人)
謎の仮面をかぶって誕生した日本陸軍スパイ学校の
秘密組織と正体を伝える元学校長の極秘の手記!
第二次大戦最大のスパイ事件(戦史研究家 横田晋)
ポツダム会談の桧舞台で世紀の大立者たちが
虚々実々のスパイ合戦を展開する恐るべき謀略の真相!
米国を襲った日本海軍のスパイ攻勢
(欧州戦史研究家 小金井次郎)
米国西岸地域に配置された日本海軍のスパイ団と
米海軍の二重スパイの戦いを覆面の生存者が綴る!
日本全土を撹乱した米国の心理戦(戦史研究家 久保貫一)
硫黄島の出血にキモをつぶしたアメリカが
あわてて開始した日本本土に対する見えざる攻撃の全貌!
世界を震憾させた国家秘密警察の正体
二十世紀最大の大量虐殺王とまでいわれたヒットラーの
秘密機関ゲシュタポの悪魔の如き謎の正体!
特集グラビア
特別画報・第二次世界大戦の精鋭米英の航空母艦集
(レキシントン・サラトガ・ヨークタウン他
大西洋の暴れん坊U505の生涯
(当時独潜水艦U505機関員 ハンス・J・デッカー)
戦史上空前の出来事といわれる生けどられた
潜水艦U五〇五の生残り機関兵が綴る数奇な特別手記!
米ソの原子力争奪戦に躍った蔭武者たち
(戦史研究家 柏木浩)
原子爆弾の秘密と完成をめぐって
当代世界一流の政治家どもが猛烈にシノギを削った怪事件の真相!
秘密戦記ダイジェスト
1 ノルマンジー上陸をめぐる世紀の秘密戦
2 二千三十億円の英国紙幣を偽造した男
3 怪電波を伴奏にした“赤い合唱団”
4 ドイツ最高司令部を翻弄した死体
5 ドイツ将軍を生捕った話
6 オランダを舞台に火花を散らす諜報戦
女間諜に牛耳られた独海軍の大失策
(第二次大戦史研究家 和田史郎)
女傑アンナの暗躍に翻弄されて独海軍の機密が
ぞくぞくとあばかれる第一次大戦最大のスパイ物語!
特別グラビア
大平洋戦争参加航空機写真集(2)
(第二次大戦で活躍した世界の強豪傑作機)
映・画・試・写・室
《ビスマルクを撃沈せよ・太平洋紅に染まる時他》
フアンのタメの軍艦クイズ
《大和と零戦が当る》
飛行機アラカルト世界の航空
高々度特殊ジェット観測機ロッキードU2の正体
日本の艦船艦船よもやま話
揚子江工作艦と中国大陸の思い出
日本の焦点日本の明日のために
日韓友交は国民感情の融和から
あの日あのときそのとき私はそこにいた
国際スパイ団の首魁ゾルゲはかく逮捕された
バックナンバーをそろえましょう
読者から編集者から
編集後記
グラビア試写室「撃墜王アフリカの星」
ソリッドモデル教室
謎のU2のつくり方(ソリッド・モデル研究家 小橋良夫)
ドイツの原爆を湖底に沈めたイギリスの秘密機関
(戦史研究家 小谷到)
連合軍側より進んでいたナチスの原子爆弾を
ノルウエーの湖底に屠ったイギリス秘密機関の血戦記!
ファインダーに映る悲しい戦況
〔積乱雲第二部〕
(元読売新聞報道班員 吉田一)
カメラを担いだ南方戦線の“旅烏”が敗色こいラバウルに
踏みとどまって零戦の撮影に生命を賭ける!
特別レポート
取引された東京裁判・七つの首吊り縄
陸七、海一、文二と絞首刑の割当てが
当初からきめられていた極東軍事裁判をめぐる取引きの真相!
連載グラビア
日本軍艦写真集(7)(金剛・能代・香取・熊野・飛竜・大鳳)
世界秘密戦の記録
ウインザー公誘拐陰謀事件始末記
ウインザー公を誘拐して英本土の無血占領を企てたナチスの陰謀!
ナチ秘密機関のみたゾルゲの秘密
ゲシュタポの生き残り指導者が真相を暴露したゾルゲ機関の全貌!
ハワイスパイ団長喜多総領事の悲劇
真珠湾奇襲のかげにおどった人間喜多に加えられた冷めたい仕打!
独諜報本部長カナリス提督の反逆
反ヒットラーの親玉たりしカナリスの悲運とその事件の真相秘録!
私が真珠湾の秘密を盗んだ(ホノルル総領事館書記官 吉川猛夫)
特殊教育をうけ極秘命令を帯びて真珠湾に潜入した
話題の主人公が仮面をぬいで描く真相告白記録!
国際軍事時評
複雑怪奇な国際情勢(雪どけの道はぬかるみ)
ローカル 《愛知県の巻》全軍布告のインテリ小隊長
陸・海・空
・短気は損気・軍神を忘れるな・黒いジェット
大休止・小休止 判定規準のない「スパイの罪」
二大連載海空戦記
大空のサムライ〔連載第十回死線をくぐるキスカ撤退作戦〕(元伊41潜艦長・海軍少佐 板倉秀暢)
第二次大戦最大の奇蹟といわれたキスカ撤退作戦を敢行した伊2潜艦長の豪胆無類の手記!
海の男〔撃墜王第二部連載第十四回〕(生き残り撃墜王・元海軍中尉 坂井三郎)
身に重傷を負いつつ波頭スレスレに愛機をかって奇蹟の生還をとげる息づまる零戦戦記!
狂人か愛国者か相沢中佐を裁く軍法会議(評論家・戦史研究家 中野五郎)
私の見た昭和動乱史 第六回
丸 第13巻8号
世界の戦艦 8
世界戦艦の盛衰五十年(元海軍技術中佐 堀元美)
戦艦の時代は去った。しかしこの国力の結晶である戦艦が日本で建造されるに至った輝やかしい歴史
私が戦艦大和の設計図を描いた(元三菱造船所技師高木長作)
私が当事者だからいうのではない。苦心はした。だがそれだけに“大和”は比類なき戦艦となった!
世界戦艦の魅力の解剖図(艦艇研究家・元海軍技術少佐 福井静夫)
二十世紀の前半―世界五大強国はすべてその海軍力が決定された故に造艦技術の点で烈しく争った
《特別読物》
世界の戦艦と名提督たち
東郷元帥とネルソンに比肩する名提督は世界大戦では誰か?山本とハルゼイとシェーア提督だろう
黒い魔鳥・U2型機の謎(戦史研究家 久保貫一)
U2型機はいかにして作られたか、その高性能スパイ機も遂に撃墜されたがソ連はいかに利用するか
ゲリラ部隊“SACO”を撃滅せよ(元陸軍御用船乗組事務員 樋口逸馬)
揚子江在泊日本船団を爆破し、そのスパイ行為が太平洋戦争の帰趨をも決した米中ゲリラ部隊の暗躍
リンドバーグに挑む男(航空評論家 中正夫)
日本航空界草分けの頃突如現われた名パイロット後藤勇吉は敢然としてリンドバーグの記録に挑んだ
特別海外秘録
イタリヤ海軍最後の勝利(イタリヤ海軍中佐 M・A・ブラガダン)
地中海を制する貧弱なイタリヤ海軍とマルタ島輸送強行突破を試みるイギリス無敵艦隊の奇妙な対決
ヒットラー死の収容所に生きた私(ステブン・ロス)
ヒットラー収容所の地獄の中に、私は生き残った。その残虐無道さはたしかに悪魔のなせる業だった
映・画・試・写・室《撃墜王アフリカの星・皇室と戦争とわが民族・他》
ファンのための軍艦クイズ《大和と零戦が当る》
グラビア
世界の主力戦艦<大艦巨砲時代の傑作戦艦>
太平洋戦争参加航空機写真集(3)<日米英の双発重戦闘機>
日本軍艦写真集(8)<天竜・竜田・北上他>
国際軍事 U2機の波紋(久住忠男)
大休止・小休止“声なき声”欧州版・“黒いジェット”を解剖する
陸・海・空 セコハン戦車反対・記念艦三笠を阻むもの・ヘリコプター空中戦
ローカルセクション 薩摩隼人の腕をみよ(鹿児島県の巻)(島田勝巳)
世界十大海戦ダイジェスト
(1) レパント海戦
(2) グラフェリンゲン沖海戦
(3) ポートランド海戦
(4) セント・ヴィンセント海戦
(5) トラファルガル海戦
(6) リッサ海戦
(7) 黄海海戦
(8) 日本海海戦
(9)ジュットランド海戦
(10) レイテ湾海戦
戦艦のはじまり
戦艦の没落
戦艦の花形時代
戦艦と巨砲
日本戦艦メモ
バックナンバーをそろえましょう
読者から編集者から
編集後記
グラビア試写室「太平洋紅に染まる時」
零式水観の作り方
(ソリッド・モデル教室)
(ソリッド・モデル研究家 小橋良夫)
皇軍反乱事件の前夜(評論家・戦史研究家 中野五郎)
私の見た昭和動乱史
相沢公判はまさに日本の耳目を集めた。
予想にたがわず冒頭より大波爛をまきおこす。
時に朝日記者だった筆者
日本の焦点
言論の暴力か?ヤクザの暴力か?(滝川政次郎)
日本の艦船 良い艦と悪い艦(福井静夫)
飛行機アラカルト
ソ連の最新型有人爆撃機“バックフィン”(野沢正)
あの日あのとき
特攻大和最期のとき(編集部)
《座談会》謎の超大空母「信濃」は私が造った
司会
(山本五郎(空母設計担当))
(塩川重雄(設計担当))
(立川義治(船殻担当))
(丸源吉(船殻担当))
(福井静夫(艦艇研究家))
(安田千代松(設計担当))
(和田都松(船殻担当))
(山内長司郎(艤装担当))
バラレに落陽映ゆる時
〔積乱雲二部〕(元海軍報道班員 吉田一)
再び私は帰ってきた。
このラバウルこそ当時の日本の真実の姿として
描きつづけられねばならない!
第二次大戦を飾った世界戦艦十傑
(戦史研究家 大浜啓一)
第二次大戦は戦艦最後の桧舞台だった。
これは最も活躍した世界戦艦十隻の栄光に輝やく生涯である
高速戦艦に託された帝国海軍の夢
(元第十一戦隊参謀・海軍中佐 関野英夫)
高速戦艦は日本海軍独自の作戦から生れた。
だが比叡も霧島も力戦奮闘の後、二日にして潰え去った
ビスマルクは撃沈されなかった
(ドイツ海軍中佐 ビドリンク・マイエル)
ビスマルクはドイツ国民の名誉のために自沈した。
これは生き残り士官が描くビスマルク最期の秘話
悲劇の残存艦隊と戦艦榛名の奮戦
(元榛名四番高角砲員 松永守道)
既に敗色濃いマリアナ沖海戦、レイテ海戦において
戦局挽回に孤軍奮闘、悲運に退く榛名の戦闘日誌
二大連載海空戦記
大空のサムライ
〔連載第十五回〕
(生き残り撃墜王・元海軍中尉 坂井三郎)
ラバウルに坂井撃墜王の活躍は相変らずつづく。
大空のサムライの面目はいかんなく発揮された
海の男
〔連載第十一回〕
(元伊41潜艦長・海軍少佐 板倉秀暢)
第二期ケ号作戦の発動前夜艦内に時ならぬ爆笑が渦をまいた。
これは酒と軍歌とウイットの物語
別冊付録 日本唱歌集《全六十一曲》