世界知識 増刊(昭和7年4月)
支那の排日運動(大西齋)
日支関係の反映
排日運動の発生
排日運動の経過
満洲事変と排日運動
上海における排日運動
排日運動の影響と責任
排日運動の将来
上海事変とわが海軍の活動(岡野俊吉)
事変発生前
事変の遠因
不法なる国民党部
僧侶殺傷事件
居留民の憤激
重なる排日の痛手
上海の概説
租界の状態
居留民とその治安
上海附近の軍隊
第十九路軍とは何か
危機迫る
日本側の抗議
我が海軍動く
民国日報の不都合
上海市内の不穏
支那側の不注意
戒厳令の施行
国際連盟へ愬ふ
厳重なる抗議
支那の不穏行動
閘北の防備
租界における警備
不逞分子の策動
司令官の声明
戦闘状態に入る
敵射撃を始む
閘北の戦闘
停戦協定無視
侮日の態度増す
南京政府の声明
居留民街の不安
現状維持誓約破る
停戦拒絶
支那兵備の増加
支那政府の戦意
呉淞要塞撃破
砲撃また爆撃
対外関係の急迫
いはゆる認識不足
三国の抗議とその回答
猛撃をつゞく
海陸軍の協力
第三艦隊長官の声明
敵攻撃に転ず
敵の砲撃を制圧す
残敵の蕩掃
わが要求を拒絶す
江湾その他の総攻撃
海軍飛行機の活躍
二月来の戦闘
上海事変に於ける我が陸軍の戦闘(古城胤秀)
陸兵の出動の理由
帝国政府の声明
第九師団出兵
支那との交渉
上海附近の地形と敵情
敵兵力の増加
第一次総攻撃
肉弾三勇士
第二次総攻撃
わが軍の贈遣
軍司令官の声明
支那軍の配置と情勢
最後の総攻撃
陸軍の声明
停戦の経過
上海事変観戦の記(武富邦茂)
揚子江の泥水
戦時気分の呉淞鎮
戦場第一瞥
西部戦線異状あり
のんきな支那兵
市街は要塞
勇壮な塩崎兵曹長
飛行機の威力
支那兵見たままの記(安藤覚)
広東人の強さ
支那の武士道
新聞の報道
戦闘に活躍した女
支那勇士二人
上海戦観たままの記(門田勲)
出帆
ラヂオ
便衣隊
請負便衣隊
ある戦死者
宣伝
卍(まんじ)
春-日記帖から
望楼
北停車場
将軍
上海事変と国際波紋(中山優)
上海事変の回顧
共同調停の失敗
激烈なる三角関係
完全なる孤立
連盟の煩悶
日本の信念
條約の時代性
躍動するナショナリズム
調査委員一行の使命
米国及びソヴィエートロシヤ
支那軍閥の勢力とその分野(多賀宗之)
緒言
国情
軍閥とは何か
安福派
直隷軍閥
奉天軍閥
山西軍閥
蒋介石閥
広東軍閥
その他の軍閥
各軍閥の勢力
共産軍閥
軍閥の弊害
結論
支那の軍隊とその兵力(多賀宗之)
総説
支那軍隊の特質
支那軍の本態
兵の素質
軍隊の種類
軍隊の地方的特徴
編制
武装
規律
支那兵気質
支那兵は弱いか
将校
兵変、便衣隊
兵力
結論
上海事変を巡る支那民衆の心理(長野朗)
強い排他心
南北人の排済
民族的自負心
醜聞の洩れるを厭ふ
遠交近交の方略
奥の手は宣伝
大袈裟な騒ぎ
足許につけ込む
形勢次第で凹む
得意の懐柔政策
七擒八縦外交
五分間の情熱
大上海の現在と将来(田畑為彦)
東洋の大上海
沿革概況
租界を何うするか
租界の行政権と執行機関
支那人参政問題
参政運動の理由
現今の事態
列国相互の関係
日本の進出
租界回収の場合
租界放棄の一案
上海の地価
地価の比較
開港場地域問題
開港場の治安維持
大上海中心主義
大海港への集中
果して可能?
上海の自治運動
天下主義思想
独立地帯
地域の問題
成立の諸条件
結果の予想
各種重大問題の処理
列国と上海
住民の意向
政局変化との関係
共産党の勢力
対外関係の変化
上海を概観する
大上海の繁栄
上海の三大区域
上海の印章
上海の心臓部
虹口と閘北
上海事変の被害
揚子江とその航運(深尾隆太郎)
揚子江概観
源流地方
上流地方
三峡の嶮
中流地方
下流地方
下流の航運
中流の航運
上流航運の苦心
現在の航路
附近の航路
揚子江航路の重要性
上海を中心とする列国の投資状態(高木陸郎)
列国の対支進出経路
一国の他国への進出
商品市場としての支那
英仏の支那進出
露独の支那進出
米国の支那進出
日本の支那進出
列国の鉄道利権獲得運動
露英仏の鉄道利権獲得
独米の鉄道利権獲得
列国の投資及び権益
列国の投資
英仏の投資
独露の投資
米国の投資状態
日本の航海金融業
第一位の紡績業
日本の鉱業鉄道
列国の貿易状態
日本の貿易
英国の対支貿易
米国の貿易
ロシヤの貿易
結論
上海事変の影響
支那の被った不便
上海事変の帰趨(榛原茂樹)
風船を揚げる
案の発表
アメリカ同じ事か?
執着を持つ英国
不即不離の態度
仏国の態度
主張の理由
満洲で試験済み
その具体案
ダブルトーン(1)
江を圧する我艨艟
我陸戦隊の活躍振
支那兵の精鋭
上海駐在の各国兵
兵火の跡
ダブルトーン(2)
大場鎮入城の我上田○団長
天楽寺附近の観測所
呉淞砲台占領
支那の避難民
江湾鎮附近の軽機関
写真あり
折込み図、上海事変戦蹟要地図あり