雑誌レキシ ト ジンブツ 100005705

歴史と人物 第15年第2号 = 第171号(昭和60年12月)

サブタイトル
日本陸海軍かく戦えり 太平洋戦争シリーズ
著者名
出版者
中央公論社
出版年月
1985年(昭和60年)12月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
410p
NDC(分類)
210
請求記号
210/R25/15-2
保管場所
閉架雑誌
内容注記
増刊
和書
目次

歴史と人物 60年冬号
日本陸海軍かく戦えり
特集太平洋戦争期の軍令部と連合艦隊
連合艦隊司令長官山本五十六と軍令部(千早正隆)
ハワイ作戦を強行し成功させた連合艦隊に軍令部の手綱は効かなくなった
概説軍令部と連合艦隊の変遷(野村実)
建軍以来の歴史をひもとき、軍令部に至る道程と連合艦隊盛衰の跡を辿る
軍令部在職者座談会 太平洋戦争の一三四七日間(佐薙毅・三代一就・吉井道教・入江籌直・三上作夫・関口鉱
緒戦の勝利から敗戦の日まで日本海軍の頭脳ともいうべき軍令部は、いかに戦い続けたか
太平洋戦争期連合艦隊司令部職員一覧表(調査 伊達久)
司令長官、参謀者、各参謀、その他の職員まで職務別、在職期間順に明記する
在籍者の綴る艦隊の活動
第一艦隊(桜義雄)
第二艦隊(板谷隆一)
第三艦隊(松浦五郎)
機動部隊(末国正雄)
第四艦隊(関口鉱造)
第五艦隊(桜井正)
第六艦隊(鳥巣建之助)
第八艦隊(池上巌)
第九艦隊(高橋孫三郎)
支那方面艦隊(久原一利)
南西方面艦隊(久住忠男)
南東方面艦隊(佐薙毅)
海上護衛総司令部(大井篤)
機関科一系騒動の原流を探る(中村義彦)
柳本柳作大佐が海軍大学校で配った書類にみる、日本海軍機関科蔑視の歴史
座談会 日本陸軍暗号はなぜ破られなかったか(釜賀一夫・藤原邦樹・司会吉村昭)
ウォッジェ島戦記「三笠」の副砲米艦を撃破す(投稿 吉見友嘉)
記念艦「三笠」の副砲は南の島に運ばれ、見事に敵重巡洋艦を大破させた
比島山中武器なき海軍航空隊の死闘(吉岡忠一)
一航艦が特攻を中止して以来、翼を失った航空隊の苛烈な様相を再現する
座談会 元零戦隊長大いに語る(黒沢丈夫・藤田怡与蔵・<司会>秦郁彦)
話題の上野村村長と日航OBが、空戦の日々をしのぶ
病院船高砂丸の臨検(投稿 山田義次)
飢餓の島ウエーク教授の特命を帯びた病院船に米軍の監視はつきまとった
基礎的考察「兵力と勝敗」の法則(桑田悦)
ビルマ戦線印度国民軍の雄図と挫折(桑原岳)
祖国独立の悲願を秘めた誇り高き部隊の勇戦とその終焉に私は立ち会った
北陸の雄金沢師団の戦歴(森松俊夫)
旅順要塞攻略以来の国軍の重鎮、第九師団を筆頭に・数々の郷土師団の足跡
激戦参加者座談会 上海から南京へ第九師団の奮戦(賀谷竹雄・坂武徳・谷村弘・土屋正治・三宅輝彦・<司会
郷土の名誉にかけて将兵は友軍の屍を越えて進撃した(<誌上参加>当時・騎兵第九連隊小隊長 酒巻益次郎)
南京城光華門一番乗りの実相(山際喜一)
死守三日間の戦と伊藤大隊長戦死の状況を賜刀の栄に輝く山際少尉が描く
軍神西住戦車長を偲ぶ(高橋文雄)
クリークの中に単身入り、渡河点発見の赤旗を振ったとき、戦車長は倒れた
戦火の北満二站陣地の死守(投稿 西沢敬雄)
サイパン島民間人収容所内の惨劇(浜口貞江)
平和の戻った島で、一人の日本人が凶刃に仆れ、また一人が殺された…
(グラビア)
サイパン島の思い出(写真提供・浜口貞江)
サイパン島民間人収容所の生活(写真提供・込宮まつか)
俘慮移送地獄船“鴨緑江丸”事件の真相(茶園義男)
俘慮一千余名の死の真因を探り、輸送指揮官の秘められた遺書を公開する
憲兵隊に捕われて刑務所で迎えた終戦(奈須田敬)
「はっきり男らしく負けたと発表しろ」と文書を実名で要路に送った結果は
史料 小磯国昭陳述小磯内閣と政治情勢
昭和二十四年十二月、東京巣鴨拘禁所で元首相が語った小磯内閣の問題点
<解説>小磯元首相を「巣鴨」に訪れて(大井篤)
読後検討小磯陳述をめぐって(伊藤隆)
関東軍特種演習日ソもし戦わば 太平洋戦争の“イフ”(2)(土門周平)
極東ソ軍の兵力が半減したとき、日本軍はソ満国境を雪崩をうって越えた
新刊紹介(戦争史研究会・編)
松井石根大将「陣中日記」改竄の怪(板倉由明)
現行活字本を検討すると、改竄は総て南京事件否定の方向に向かっている