調査月報 第30巻特別第1号(昭和15年3月)
独逸の歳計制度
序
第1章 独逸歳計制度の法的基礎
第1節 「独逸国会計法」(1922年)の制定
第1ワイマール憲法に基づく歳計制度の法的構成
第2 独逸国会計法制定の経緯
第3 独逸国会計法の法的性質並に其の効力範囲
第2節 其の後の変遷
第1 序
第2 補充及改正の次第
第2章 予算の制定
第1節 概説
序
第1 予算及予算法の意義
第2 予算の法律的性質
第2節 予算制定に関する準則
第1 予算の統一性
第2 予算の総括性
第3 個別的定額承認の原則
第4 総額計上の原則
第5 普通歳計と特別歳計との分離
第6 予算の明瞭性
第7 予算の一年制
第8 予算の均衡
第3節 予算案編成の手続
第1 各省の提案及其の他の資料の提出
第2 提案の査定―予算案編成
第3 国政府の予算案決定
第4 予算案補遣及追加予算
第5独逸国郵便事業及独逸国鉄道の予算決定
第4節 予算の内容
第1 会計年度
第2 普通歳計と特別歳計
第3 総予算と個別予算
第4 追加予算及予算案補遣
第5 普通歳入及普通歳出
第6 経常費及臨時費
第7自己経理経費
第5節 予算の議決―制定及公布
序
第1 授権法制定前に於ける予算議決手続
第2 授権法制定後に於ける予算決定手続
第3 予算の公布
第6節 予算不成立の場合の処置
第1 授権法以前
第2 授権法以後
第3章 予算の施行
第1節 概説
序
第1 経理執行と予算の施行
第2節 歳入及歳出の管理
第1準則
第2 経費の分配
第3 歳入及歳出の機関
第4 歳入歳出の命令と執行
第5 国の契約権
第3節予算外歳出入
第1 予算外歳出入
第2 違反官吏の責任
第4節 財産管理と予算
第4章 記帳手続及決算報告
第1節 記帳手続
第1 一般記帳手続概説
第2 年度移行に関する整理
第2節 決算報告
第1 官庁金庫の決算報告
第2 歳計決算書に依る決算報告
第5章 国の経理執行の監督(特に会計検査)
第1節 概説
第2節 国会及国参議院の政治的監督
第1 ナチス政権前の状態
第2 ナチス政権に依る変遷
第3節 独逸国会計検査院の組織
第1 史的概観
第2 現行独逸国会計検査院の組織
第4節 会計検査
第1 序
第2検査の執行
第3 検査の結果
第5節 独立法人格を有する事業の検査
第1 序
第2 企業に関する検査の執行
附録 独逸歳計制度関係法規