雑誌マル 100004858

丸 第13巻第9号-第12号 = 第160号-第163号(昭和35年9月~12月)

サブタイトル
著者名
出版者
潮書房
出版年月
1960年(昭和35年)9月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
1冊
NDC(分類)
209
請求記号
209/Ma54/13-9
保管場所
閉架雑誌
内容注記
合本
和書 複写禁止 史料調査会旧蔵資料
目次

丸 第13巻第9号 通巻第160号
日本海軍をめぐる10大事件始末記 日本陸海軍史研究家 松下芳男
歴代連合艦隊司令長官の横顔 元第2艦隊参謀長・海軍中将 小柳富治
連合艦隊と世界の無敵艦隊 戦史研究家 小谷到
特別読物 ワシントン軍縮会議の真相 イギリス海軍評論家 F・C・ヴァイウォーター
連合艦隊とアメリカの悲劇 現いばらぎ新聞社長 後藤武男
検閲止め太平洋戦争裏ばなし 当時読売新聞海軍省詰記者 小川力
特集グラビア 写真・太平洋戦争秘録―真珠湾攻撃から沖縄上陸まで― (解説 大前敏一.伊藤正徳)
聯合艦隊はかく編制された! 高野庄平
映・画・試・写・室《激戦モンテカシノ・マラソンの戦い・他》
ファンのための軍艦クイズ《大和と零戦が当る》
特別寄稿 連合艦隊を想う 元連合艦隊司令長官・海軍大将 高橋三吉
愚かなる戦い・愚かなる代償 現産経新聞主幹 伊藤正徳
特別グラビア ―太平洋戦争参加―航空機写真集(4) (97式軽爆・艦上攻撃機天山・他)
戦利艦と捕獲艦調べ
第2次大戦における沈没艦一覧(その1)
第2次大戦における沈没艦一覧(その2)
無敵艦隊も台風にはかてぬ
艦隊と戦闘距離
真珠湾攻撃は予想されていたか
国際軍事警報下の日本(米ソ冷戦の主戦場) 中野五郎
ローカル 伝承された屯田兵魂(北海道の巻) 島田勝己
大休止・小休止 政治不信の責任を問う
陸・海・空 グァム島兵の“野性化”・事故だらけの海上自衛隊
バックナンバーをそろえましょう
読者から編集者から
編集後記
連合艦隊史年表
日本の焦点 戦争体験を生かしきれない日本人の考え方 関野英夫
日本の艦船 潜水艦いまとむかし 石渡幸二
世界の航空 謎の快速超重爆撃機ノースアメリカンB70 野沢正
あの日あのとき 勝利の記録第1次ソロモン海戦の追想
ブック・ストーリー 「雲の墓標」と阿川弘之(日記体で描く特攻隊の悲劇)
テレビ・ガイド 眼でみる世界史「風雪20年」「世紀の記録は訴える」
連載グラビア 日本軍艦写真集(9) (峰風型・神風型・睦月型)
昏く悲しいブイン基地の夜〔積乱雲第2部〕 元読売新聞報道班員・現普及部次長 吉田一
大空に奇蹟を描いた男〔名パイロット列伝〕 航空評論家 中正夫
陸軍潜水艦の誕生と活躍の全貌 元海軍中尉 西村鴎盟
標高3千米のスタンレー山岳戦 元陸軍連絡参謀・海軍中佐 小屋愛之
連合艦隊と太平洋戦争 〈対談〉太平洋戦争の敗因は連合艦隊と軍令部の確執にあったというがその真偽は?
局戦雷電の作り方(ソリッドモデル教室) ソリッドモデル研究家 小橋良夫
惨たり空母加賀埋骨の決戦記 元加賀飛行長・海軍大佐 天谷孝久
2大連載海空戦記 大空のサムライ〔連載第16回〕 生き残り撃墜王・元海軍中尉坂井三郎
海の男〔連載第12回〕 元伊41潜艦長・海軍少佐 板倉秀暢
雪の朝の大反乱 《私の見た昭和動乱史》 評論家・戦史研究家 中野五郎
桜と錨《第2部新連載》 福永恭助
図表でみる連合艦隊の最後

丸 第13巻10号
一式戦闘機隼 10
技師長の見た“隼”誕生の秘話(元中島飛行機製作所技師長 小山悌)
当時の設計陣が夜を日に次いで完成し乍ら三年という石の上の忍耐をさせられた隼を追憶する!
私はかくて“隼”を世に送った(元陸軍飛行実験部実験隊長・少将 今川一策)
飛行場の片隅に放置されていた一式戦を拾い上げて輝かしい記録を樹立させた育ての親の手記!
第二次大戦最高の撃墜王物語(戦史研究家 小谷到)
<特別読物>総撃墜機数百五十八機という不滅の金字塔を打ち立てたドイツの空の英雄マルセイユ空軍大尉の人
インド上空“隼”大空中戦秘録(元加藤隼戦隊中隊長・陸軍少佐 黒江保彦)
<隼戦回想>加藤隼戦隊の中隊長として鳴らし、現在航空自衛隊のジェットパイロットがインド上空の死闘をな
隼空戦記
猛隼第54戦隊北海上空の闘魂(元飛行第54戦隊・陸軍中尉 吉崎巌)
撃墜破計三十九機という緒戦の戦果をもたらした闘魂が辿るアリューシャン上空の惨苦の空戦記
隼戦隊コタバル上空の殊勲(元飛行第59戦隊飛行長・陸軍少佐 田代完)
マレー半島上陸の山下兵団を援護して、コンポントラッシュ基地に集結した隼戦闘機隊の初戦果
飛行第48戦隊はかく戦った(元飛行第48戦隊・陸軍大尉 中野滋)
酔にまかせた飛行団長の暴言にも歯を喰いしばってたえた隼戦隊員の不屈の闘志は遂に爆発した
特別グラビア
画報・陸軍一式戦闘機“隼”(“隼”改良の足跡を辿る各型写真)
牙のなかった馬来のハリマオ(元隼九一二九部隊陸軍曹長 斉藤三郎)
左手に軍刀いかめしく、右手にやさしく絵筆をもち、決して隼にのることなく、隼を愛した男の回想記!
南方作戦に“隼”はいかに戦ったか(元第30戦闘飛行集団参謀・陸軍中佐 梼原秀見)
緒戦における隼の活躍は、ついに終戦まで酷使されるという運命となった―元航本部員が綴る隼戦史!
陸軍航空発動機屋奮戦す(元陸軍航空本部発動機技師 宇山乙己)
航空エンジンの名医として戦線をかけめぐり名戦闘機隼にかがやかしい栄光を与えた蔭の人物の縦横談!
連載グラビア
日本軍艦写真集(10)(駆逐艦・吹雪・暁・朝潮・陽炎型)
第31隼戦隊比島上空の激闘(元飛行第31戦隊・陸軍少佐 西進)
寒風吹きすさぶ北満の野から一気に大洋をこえて比島作蔵に参加した第31戦隊の受難と栄光の秘話!
隼の栄光・B29初撃墜の記録(元飛行第48戦隊・陸軍大尉 中島欣也)
盲蛇に怖じず―という諺どおり、若冠二十二才の無鉄砲さはついに“空の要塞”を切って落した!
日本のエース
隼の量産の時機は誤った
飛行第54戦隊転戦譜
あれ戦闘機がない!
隼のはばたくところ
第31戦隊作戦の足跡
五、一五事件、兇弾に倒れた犬養老相
青年将校を立ち上らせた北一輝
▼国際軍事▲アメリカ固体燃料の勝利(ポラリス潜水艦の就役近づく)(久住忠男)
▼ローカル▲精強を誇った上陸作戦兵団(広島県の巻)(島田勝己)
▼大休止・小休止▲世界をおおう黒いブーム
▼陸・海・空▲混乱する領空・領海・領土の限界
バックナンバーをそろえましょう
読者から編集者から
編集後記
代理部のお知らせ
ソリッドモデル教室・「伊勢」「潮」「RB47H」「隼」の作り方
【日本の焦点】国民性の昨今・押し流される現代の自我(浜野健三郎)
【日本の艦船】海上防衛の現状を憂れえる(堀元美)
【飛行機アラカルト】米偵察機RB47はすでに旧式機(野沢正)
【テレビ・ガイド】日本の年輪「風雪二十年」の反響
【あの日・あの時】ノモンハン世紀の大空中戦
特別グラビア
―太平洋戦争参加―航空機写真集(4)(双発爆撃機・攻撃機・一式陸攻他)
南冥の墓標に祈る報道班員〔積乱雲第二部〕(元読売新聞報道班員・現普及部次長 吉田一)
三人の同僚を死地におくった吉田報道班員―古巣ラバウルに帰還し、あたらしき喜びと悲しみの味!
長距離飛行記録に挑む男(航空評論家・日大工学部教授 木村秀政)
日本で唯一つの空の世界記録―長距離飛行に成功した“航研機の藤田雄蔵”の技倆、人格抜群の横顔!
映・画・試・写・室《戦場よ永遠に・戦争はもういやだ!・笛吹川・他》
ファンのための軍艦クイズ《大和と零戦が当る》
桜と錨〔連載第二回〕(福永恭助)
印度洋上で不思議な無人の帆前船に出合ったり 昇汞水をのまされて瀕死の重病に陥る佐倉大尉の逸話!
天皇の知らなかった大東亜戦争<高松宮秘録>
<特別レポート>大東亜戦争中、ひたかくしにかくされた情報と、東条幕府といわれた最高機関の独善にあやつ
「隼」の誕生から終局まで(航空評論家 中里清三郎)
総生産機数五千七百機を数える名機隼の生涯を、その設計技術のうえから解説したわかりやすい隼論
「隼」に関する反省の七章(航空評論家 木村源三郎)
隼は名機に価いする優秀戦闘機だったが、幾つかの欠点も蔵していた。未来に役立たせる反省の数々
英米空軍を翻弄した“隼”の戦績(戦史研究家柏木浩)
隼の驚異的な性能に「猿まねの日本人」と笑った英米士官は沈黙し、“日本怖るべし”を認識したのだ
二大連載海空戦記
大空のサムライ〔連載第十七回〕(生き残り撃墜王・元海軍中尉 坂井三郎)
撃墜王坂井もついに傷つき内地に帰還したが、再び第一線へ復帰するときがきた。その活躍ぶりは?
海の男〔連載第十三回〕(元伊41潜艦長・海軍少佐 板倉秀暢)
ケ号作戦に勇躍北海に出陣した“海の男”たちはまたも濃霧と厳寒と敵襲におびやかされつづけた!
二・二六事件の大秘密<連載第九回>(評論家・戦史研究家 中野五郎)
<私の見た昭和動乱史>当時の重臣みな殺しを企図した昭和の大反乱二、二六事件の真相!
英本土攻防戦の秘密<新連載>(元独空軍参謀総長・空軍元帥 ヴェルナ・クライペ)
<敗戦の将・兵を語る>ドイツ空軍元帥が綴るバトル・オブ・ブリテンの無残な敗北手記!

丸 第13巻11号
秘密空母大鳳・信濃 11
私が設計したマンモス空母“信濃”の秘密(当時空母信濃設計担当・海軍造船中将福田啓二)
信濃建造は戦艦を改造する難工事―これは日本海軍造船技術者の至宝が始めて綴る秘密空母の横顔
戦艦“信濃”を空母にする迄(当時横須賀海軍工廠造船部員海軍技士 立川義治)
その未曾有の巨大さと戦艦改造との故に困難をきわめた信濃の造艦当時を技術的立場から回顧する
謎の決戦空母“大鳳”設計始末記(元海軍技術少将・現藤永田造船所顧問 矢ケ崎正経)
大鳳の魅力とはなにか。決戦空母とうたわれたすべての魅力を設計者の立場から初めて浮彫りする
特集グラビア
日本空母の特徴―貴様と俺の写真日記―(技術面から見た日空母の優秀性)
空母大鳳戦闘記録
私はこの眼で信濃の最後を見た!(元信濃乗組操柁長・海軍少尉 正田真五)
超弩級空母“信濃”の結末を審議するS事件査問委―だが入渠中にすでに悲劇は予期できたのだ
痛恨マリアナ沖・旗艦大鳳爆沈(当時大鳳乗組艦隊副官・海軍大佐 府本昌芳)
唯一の艦隊決戦であるア号作戦はなぜ敗れたか?その敗戦は戦う前に決定づけられていたのだ
一本の魚雷で沈んだ空母大鳳(当時大鳳乗組・上等兵曹 堀豊太郎)
最も危険な魚雷調整室にい合わした筆者が、目撃した大鳳の最後のすべてを愛惜をこめて綴る
奇形児空母信濃にまつわる黒い宿命(信濃建造現場担当・元海軍技術大佐 前田竜夫)
特別手記
米側の見た日本の秘密空母信濃・大鳳の生涯
空母“大鳳”はこうして沈んだ!(米潜アルバコア艦長・海軍中佐 ブランチャード)
たとえ旗艦であろうとそれは一つのエモノにすぎない。かくて一本の魚雷は大鳳の運命を決す
超大空母“信濃”の悲劇(米潜アーチヤー・フイッシュ艦長・海軍中佐 エンライト)
全く自信はなかったのに―六本のうち四本を命中させた殊勲艦アーチャーフイシュの苦心!
空母艦長が綴る空母の誕生・発達・奮戦秘話(元空母飛鷹艦長・海軍少将 別府明朋)
往年、空母艦長として鳴らした筆者が描く母艦の発達の歴史とその構造、戦闘要領の平易な解説文
フアンのための軍艦クイズ《大和と零戦が当る》
映・画・試・写・室《独立愚連隊西へ・真珠湾前夜・他》
日本空母戦記
ソロモン海に消えた竜譲の戦歴と最後
本格的空母翔鶴・瑞鶴の戦歴と最後
瑞鳳の善戦と最後
飛鷹の奮戦と最後
祥鳳の初陣と最後
ミッドウエーに消えた赤城と加賀
飛竜・蒼竜の奮戦と最後
連載グラビア
日本軍艦写真集(11)(駆逐艦及び小型艦艇)
▼国際軍事▲十五年めの原爆論争(原爆投下とアメリカの内幕)(中野五郎)
▼ローカル▲夜襲に名をえた仙台師団(宮崎県の巻)(島田勝巳)
▼大休止・小休止▲オランダ空母の起した破紋・小坂外相の銅メダル
▼陸・海・空▲火砲の響きは遠からず・血に染む大レース・9Gで勇者も横になる
バックナンバーをそろえましよう
代理部のお知らせ
読者から編集者から
編集後記
【日本の焦点】大学教授の昇給案と教授(?)たち(滝川政次郎)
【日本の艦船】大艦巨砲主義とわが海軍(その一)(福井静夫)
【飛行機アルカルト】人間飛行の史実・航空五十年記念に思う(野沢正)
【あの日・あの時】二・二六事件・岡田首相奇蹟の脱出
特別グラビア
―太平洋戦争参加―航空機写真集(5)(四式重爆撃機)
ソリッドモデル教室「信濃」「大鳳」「紫電」「紫電改」の作り方
敗色も吹き飛ぶ“空の要塞”撃墜譚(元読売新聞報道班員・現普及部次長 吉田一)
ビスマルク海に消えた三報道班員の悲報をききラバウルを逃げだした筆者はB17撃墜を眼前に見る
空母信濃戦闘記録
処女航海で沈んだ七万噸空母の最期(当時信濃軍医長・軍医少佐 安間孝正)
日本海軍最後の主力空母として信濃は死の壮途につく。これは修羅場を通してみた軍医長手記
戦艦空母“信濃”17時間の生涯(当時信濃乗組員・海軍兵曹長 諏訪繁治)
艤装中から不吉な兆を負った世界一の超大空母信濃がたどる悲劇の十七時間をあますなく描く
大傾斜70度・巨艦信濃の末路(当時信濃通信長・海軍中佐 荒木勲)
戦勢挽回という焦慮から無理を承知で重ねた信濃建造―責任は誰だと当時の通信長は激怒する
不沈空母“信濃”はなぜ沈んだか(当時信濃機械分隊長・海軍少佐 三浦治)
搭載機数を極端に抑え、すべてを防禦にまわした信濃が撃沈された!その原因を鋭く追求する
特別レポート
宮城占領計画の全貌
粘りつくような太陽の下、終戦放送をめぐって青年将校の一団と右翼民間人は全国の同志に呼びかけ起ち上った
私が見た昭和動乱史
昭和維新遂に成らず
天皇親政をめざし日本改造を夢みた昭和維新義軍もついに反軍の逆賊となり下った。その秘密裁判と銃殺刑の謎
赤都モスクワ大攻略戦の内幕(元ドイツ第四軍参謀長・陸軍大将 G・ブルーメントリット)
遠い一つの道ふたたび帰れざる一つの道を大布陣のドイツ軍は赤都モスクワをめざして出発した!
好評三大連載
桜と錨〔連載第三回〕(福永恭助)
はからずも佐倉大尉の乗った列車内で爆破事件があった。事件を目の当りみた大尉の推理は働く
大空のサムライ〔連載第十八回〕(生き残り撃墜王・元海軍中尉 坂井三郎)
第一線のパイロットを志し日夜猛訓練にいそしむ戦闘機隊員たち―忘れ得ぬ思い出がそこにある
海の男〔連載第十四回〕(元伊41潜艦長・海軍少佐 板倉秀暢)
なおもアリユーシャン海域の戦闘は打ち続く。そして或る日 敵大型輸送船を見事刺止めたのだ
ライバル別 日米英主要艦艇撃沈破調べ

丸 第13巻12号
零水戦 12
私が設計した零式水上観測機の秘密(元三菱航空設計部員・零水観設計主任 佐野栄太郎)
砲撃戦の弾着観測機として誕生した本機が次第にその兵装を重視され成長させた生みの親の苦心
日本海軍水上機発達秘史(元海軍技術中佐・海軍航空本部員 野邑末次)
独特の発達をとげたといわれる日本水上機の足跡を技術上の見地から記述し往時をなつかしむ!
私が設計した零式水上偵察機の全貌(零式水上偵察機設計主任 森盛重)
設計主任がはじめて発表した世界的水準機零式水上偵察機の設計から誕生に至るまでの舞台裏!
かくて零戦に浮舟が付けられた(元中島飛行機製作所・二水戦担当技師 田島敦)
設計から第一号機の完成、その喜びと苦しみ―中島飛行機の青年技師の綴る二式水戦誕生秘話
二式水戦かく戦えり
ガ島争奪戦をめぐる日本水上機隊の闘魂
(元宿毛航空隊飛行長・海軍少佐 小野彰久)
太平洋戦争の天下分け目といわれたガダルカナル島争奪戦に、捨身の戦法をもってあたる水上機隊激闘記!
ソロモン水偵隊戦記
夜襲部隊九三八航空隊の奮戦
(元九三八航空隊飛行長・司令・海軍中佐 山田竜人)
戦勢ようやく非、夜間行動に限定されたわが水上機隊は、最後の一機まで根限りソロモン攻防戦に殉じた!
ガ島上空、水上機隊史上最大の奮戦(元R方面航空部隊航空参謀・海軍中佐 多田篤次)
壮烈なガダルカナル争奪戦、重いフロートをつけて決戦の大空に死闘を演じた零水観、水偵戦記!
零水偵対魚雷艇、暗夜の決闘(元九三八航空隊員・海軍兵曹長 江島三郎)
南冥の暗夜を白いウエーキを曳きながら突進する米魚雷艇と“夜の王者”零水偵との凄惨な決闘!
特集グラビア
特集画報零式水観・水偵・水戦―付・貴様と俺の写真日記―(特報・陸軍の秘密潜水艦)
ショートランド島上空に敵影なし(元神川丸飛行長・海軍中佐 江藤恒丸)
水上機基地最大のショートランド―水上機の桧舞台で敵を掃滅した第十一航空隊飛行長の手記!
二式水戦についての感想(元零戦設計主任 堀越二郎)
世界の傑作機零戦の設計者が零戦の腹から生れた二式水上戦闘機の特性を讃嘆し当時を回顧す!
映・画・試・写・室
人間の運命・戦う若者たち・殴り込み艦隊他
軍・艦・ク・イ・ズ
大和と零戦が当るファンのためのクイズ
特別グラビア
―太平洋戦争参加―航空機写真集(7)(世界各国の傑作飛行艇)
国際軍事 国連総会の意味するもの(新名丈夫)
ローカル 上海事変の殊勲師団(石川県の巻)(島田勝巳)
大休止・小休止 揺らぐ世界のゆらいだ指標(新聞週間に思うこと)
陸・海・空 自衛隊員一人をやしなうには・水兵の船酔い対策
飛行艇の戦歴
占守島基地に憶う
水上爆撃機「晴嵐」
フンドシで闘った荒武者
テレビ番組展望
人点描(江崎誠致氏)
バックナンバーをそろえましょう
読者から編集者から
「丸」代理部からのお知らせ
編集後記
新連載次号予告(「続東条英機と太平洋戦争」 マンガ物語・のらくろ中隊長他)
連載グラビア
日本軍艦写真集(12)(伊号一等潜水艦呂号二等潜水艦)
ソリッドモデル教室(二式水戦・零式水偵・比叡・妙高の作り方)
日本の焦点 どこへ訪ねるべきか日本の平和(関野英夫)
日本の艦船 大艦巨砲主義とわが海軍(その二)(福井静夫)
飛行機アラカルト 戦時中の日本軍用機生命判断(野沢正)
あの日あのとき ウラジミール収容所のドイツ高級戦犯たち
ブック・ストーリー ルソンの体験が生んだ“ルバング島”と江崎誠致
テレビ・ガイド 石のごとき現代人の意志・一億総痴呆化の責任は誰れに
大東亜戦争に日本海軍水上機隊はかく戦った(元水上航空部隊参謀・司令・海軍大佐 木村健二)
水上機部隊生え抜きの筆者が、水上機の誕生から太平洋戦争に至るまでの戦史的歩みを捉える!
世界に誇った日本の水上機を解剖する(航空評論家 中里清三郎)
二水戦、零水観、零水偵の日本の傑作水上機三種を世界の水上機と比較しつつ分り易く解説する
ゲタバキ零戦飛行実験の舞台裏(元空技廠飛行機部々員・海軍技術中佐 鈴木順二郎)
名機零戦を水上機にする!この考えは名案だったがこれは技術陣の血のにじむ苦闘の実験談!
水上機ゼロ戦誕生始末記(元空技廠部員 永森義夫)
零戦にフロートをつけるだけ―しかしこの作業も決してなまやさしいものではなかったのだ!
私が見た昭和動乱史
裏切られた青年将校たち<第十一回>
(評論家・戦史研究家 中野五郎)
青年将校の赤誠からでた二・二六事件もついに銃殺刑に終った。これは決起将校の大量銃殺と秘密裁判の謎
敗戦の将兵を語る
赤都モスクワついに陥落せず<第三回>
(元ドイツ第四軍参謀長・陸軍大将 G・ブルーメントリット)
ナポレオンにつぐ天才軍略家と自他ともに許したヒットラー総統の夢―「モスクワ進撃」の空しき敗戦譜
五〇〇万人の期待に応えた男(航空評論家 中正夫)
列国の失敗を尻目に“神風号”を駆ってついに快記録をたて、万丈の気を吐いた飯沼正明の生涯!
虜囚米機長との対話(積乱雲第九回)(元読売新聞報道班員・現普及部次長 吉田一)
愛児をいとおしむが故に命を惜む捕虜のB17機長との対話と、ニューギニヤ大爆撃行従軍記録!
好評二大連載
桜と錨(連載第四回)(福永恭助)
ひょんなことから列車爆破事件に関係をもった佐倉大尉は、事件の真相究明にのりだした!
大空のサムライ(連載第十九回)(生き残り撃墜王・元海軍中尉 坂井三郎)
戦局の推移にともなって大空のサムライも転戦また転戦、硫黄島の空に死闘が演じられた!
太平洋決戦に日本軍用機は何機が活躍したか(戦史研究家 小谷到)
米国爆撃調査団報告
米国爆撃調査団が、思わず感歎の声をあげたといわれる日本水上機陣の精華の全容をあますなく収録する!