一億人の昭和史 第8巻第1号 = 第42号(1982年2月)
1億人の昭和史 1982・2
「明治日本」を築いた実力者 〈初代・5代・7代・10代〉伊藤博文
北の守りに挺身した薩閥の雄 〈第2代〉黒田清隆
明治絶対主義国家の体現者 〈第3代・9代〉山県有朋
“殖産興業”推進の財政家 〈第4代・6代〉松方正義
「政治は万能」を信念として 〈第8代・17代〉大隈重信
軍制家からニコポン総理へ 〈第11代・13代・15代〉桂太郎
フランス仕込みの自由派公卿 〈第12代・14代〉西園寺公望
豪胆細心な“帝国海軍の棟梁” 〈第16代・22代〉山本権兵衛
山県直系の“超然総理” 〈第18代〉寺内正毅
“平民宰相”波乱の生涯 〈第19代〉原敬
蔵相7度の“ダルマ宰相” 〈第20代〉高橋是清
「不戦海軍」のリーダーとして 〈第21代〉加藤友三郎
官僚出身の「短命総理」 〈第23代〉清浦奎吾
政党政治にかけた“苦節10年” 〈第24代〉加藤高明
昭和の“曲がり角”に立って 〈第25代・28代〉若槻礼次郎
講談本を愛読した“おらが総理” 〈第26代〉田中義一
恐慌と苦闘したライオン宰相 〈第27代〉浜口雄幸
「問答無用」に倒れた党人 〈第29代〉犬養毅
“非常時局”下の提督宰相 〈第30代〉斎藤実
2・26事件で九死に一生 〈第31代〉岡田啓介
“戦争責任”を負った文官総理 〈第32代〉広田弘毅
「祭政一致」を唱えた“越境将軍” 〈第33代〉林銑十郎
特別読物 元勲・山県有朋にみる統率の力学 藤村道生
宰相製造マシーン―藩閥・元老・重臣 松岡英夫
首相の金脈 山本四郎
日本の政党変遷史 金原左門
「主は代われど…」首相官邸物語 清水幹夫
男が信念に生きる時―人間・浜口雄幸 羽間乙彦
《首相秘書官の回想》十手とモーニングと裏方と 新居善太郎
雑学事典・総理のすべて
首相功罪論 伊藤博文・黒田清隆・松方正義・桂太郎 宇野俊一
山県有朋・西園寺公望 坂野潤治
大隈重信 中村尚美
山本権兵衛・寺内正毅 金原左門
原敬・若槻礼次郎 松岡英夫
高橋是清・加藤友三郎・清浦奎吾・加藤高明 河原宏
田中義一 黒沢文貴
浜口雄幸 羽間乙彦
犬養毅 時任英人
斎藤実・岡田啓介 田中時彦
広田弘毅 吉見義明
林銑十郎 雨宮昭一
《1億人の証言》深夜の寝酒
卵を袂に病気見舞い
判で押した日常生活
山県と最後の別れ
閣下高明と云へども
ゆっくり、ゆっくり
独歩と文学を論ず
寝具も自分で上げ下げ
愛煙家の禁煙
煙草が吸えるとき
高橋“新蔵相”への期待
マンガを愛した皮肉屋
孫との写真は女の子だけ
清く、冷たく
祖父と電話
受験勉強もままならず
臨終の枕頭で結婚式
トボけた口調で
不覚の御前試合で当分禁酒
手で支えたシルクハット
吉田外相は軍部を刺激
近衛新体制への“捨て石”
1億人の広場・編集後記