雑誌トウホウ キョウカイ ホウコク 100004676

東邦協会報告 第28号-第33号(明治26年9月~明治27年2月)

サブタイトル
著者名
東邦協会 著者
出版者
東邦協会
出版年月
1893年(明治26年)9月
大きさ(縦×横)cm
25×
ページ
1冊
NDC(分類)
220
請求記号
220/To25/28
保管場所
地下書庫和雑誌
内容注記
合本  折り込図2枚
和書 複写禁止 史料調査会旧蔵資料
目次

東邦協会報告 第28
新彊に対する支那政事家の決心如何
1 亜細亜南方の運命は北京に在らすして英京に在り
1 英国陸軍大佐マーク、ベル氏の痛評
1 対俄羅西策(1) 張之洞
1 対俄策(2)
1 旧約と新約との比較
1 清国南西辺彊の危機=英仏両国の蚕食
1 暹羅王国領地削縮記略
1 仏朗西人の欲望 英国国会上院ラミントン公の憂慮
1 ガムヘツタ氏、フレシ子ー氏、ファリー氏東邦策
1 英人と仏人との競争 英国の遠謀
1 英国の内情困難 暹羅棄て殺しと為りたる所以
1 支那の後難
1 英国人の耐忍東邦蚕食の準備
1西蔵紀行一斑
1 海上に於る国権の要素
1 日本海軍に関する欧米学士の意見
1 日本内海に関するスタイン氏の注意
1 米国海軍兵学校生徒養成の注意
1 内海及ひ沿海に於る国権の運動(上)
1 東邦時事
1 蒙古事情一斑
1 暹羅交渉仏国外務大臣の演説
会報 1 評議員会
1 寄贈図書目
1 入会姓名
東邦協会報告第29
1 海上権力の要素
第1 地理学的の位置
1 艦隊の集合集中力の強弱 仏朗西と英国との優劣
1巡洋艦船を利用する位地の便否
1 伊太利の位地形勢 海軍軍略上地理の弱点
1 米国位地の欠点 中央米洲運河開通後カリビアン海軍略的の要害
1 米国海防の必要手段 其海戦の策源
第2 地勢地形の構造及ひ気候物産
1 仏朗西航業及ひ海軍の中頃停滞せる所以の原因
1 和蘭海軍200年前の隆盛及ひ其後漸く蓑弛せる原因
1 和蘭の弱点 英国の弱点
1 陸地の文化は米国大に隆盛なるも其海上企業の偏弛せる原因
1 天造自然の地形風土物産の短処を救ふに其国民精神人工事力の勤勉堅忍を以てする必要
1 伊太利の実例
1 魯国財政一斑(中村純九郎君訳)(仏朗西経済学者原著)
1 魯国兵備拡張の資本を助成する欧洲富国の財主 魯国軍用金出師急弁資金の貯蓄
1 魯国兵力淵源の深大なる所以
1 魯国会計の変通策 大蔵大臣ウイス子グラドスキー氏の機智権略 魯国半官報の瞞着手段
1 魯帝国金庫貯蓄金貨26億5千万「フランク」(即ち大約我7億万円以上)
1 前件金貨の貯在虚実如何
1 魯国累年財政の欠乏
1 仏朗西人民か魯国に対する深慮注意の周到
1 魯国公債の下落
1 魯国累歳の飢饉
1 魯国の製造業 官府保護の深厚 憇菜糖即ち「ビート」砂糖製造の進歩盛大なる事実
1 其結果の利害
1 奴隷的境界細民の忍耐
1 農民の困苦惨状
1 魯国財政の基礎動揺する所以租税徴収の厳刻
1 魯国農民負担苛重なる実況
1 商業の衰頽
1 欧洲魯領南部地方産出力の耗衰せる所以
1 魯国の攻伐進略主義を輔くる欧洲資本家の意思如何
1 魯国々債に関する博士ウラヂミル、ソロウイヱフ氏の意見
1 魯西亜軍陣事情(上遠野栗君訳)
1 魯帝陛下の軍陣間に於る励精健勤の美徳 皇帝陣中常に士卒と艱苦を共にするの美徳
1 戦中に於る皇帝の躬行勤勉終始一貫の実況
1 魯国兵卒の忠義至誠の元気
1 政教二大特権を活用する魯帝の実行
1 魯国国是の確定不抜及び皇帝の自信力篤実確乎不抜なると
1 魯国兵卒の朴訥武健
1 魯国軍隊の短処及ひ其特殊優秀なる元気
1 日露英米4国連合会議太平洋北部漁猟権域を定むる盟約の必要
1 日本海密猟船横行の実況
東邦協会報告 第30
1 海上権利の要素(承前、第29号第17頁)
1第2 地勢の構造及ひ気候物産
1 愛蘭海水、英国海水の先例
1 1600年代西班牙王国殖民政略の衰頽せる原因及ひ和蘭船舶航業の盛況
1 第3 国土の広袤幅員
1 米国南北戦争に於る海軍の実例
1 第4 人口の具備充足
1 海業に従事する人民の必要 此必要なる人民の多少〓起る所の勝敗
1 海上勢力優劣強弱の由りて判るゝ大原因
1 後備的勢力の大緊要
1 英仏2国海軍孰れか優る
1 ブンブナ戦争
1 時間の価値後備勢力
1 第5 国民の気象性質
1 西班牙の例迹 葡萄牙人の先例
1 英人の例 其堅忍大志の先例
1 和蘭人の例
1 植民政略の発達
英吉利人の特性 米人は如何
1 第6 政治の性質
仏国と英国との先例
英国の長処
1 銀価下落の本邦に及ほす影響如何(田口卯吉君述)
1 露英両国東侵の近状
1 英国の秘策、慣用手段
1 支那帝国の改造を論す
1 上海通信(在上海本会員某君寄送)
1 清国に於る外国製造機械輸入の件
1 北京政府と外国各公使との交渉文書
1 上海通信に就きて清国政府の軽挙を疑ふ
1 北京政府の答書大要
1 北部太平洋漁猟問題
1 白令海漁猟の葛藤仲裁1件
1 日本内海に於る国権空疎の宿弊を慎重反省し其匡正の必要大略を述ぶ
1 日本内海封鎖実行の意見
1 英国法制局次官イルバート氏の意見
雑報 1 清国在留の外国人員
1 明治25年中清国貿易報告
1 貿易上総説(在上海領事林権助君報)
1 輸入貿易
1輸出貿易
会報 1 評議員会 講談会
1 寄贈図書目
1 入会員姓名
東邦協会報告 第31
1海上権力の要素(承前)
第6政治の性質
1クロムウエル航業政策 其効力の増進
1クロムウエル歿後英国の海上政策の一定不変
1英国海上権力の拡大
1英国国是確定不変なりし所以 其貴族豪族の実力
1軍事的名誉精神の隆盛
1和蘭海軍衰頽の原由 吝嗇の弊害
1仏国海軍及ひ航業の進運 コルベール氏の偉業
1リシリウ氏の雄図
1仏国海上勢力の拡大
1其退歩の原由
1上海に於る外国人居留地制度(内田定槌君講演)
1日本魂 古代日本の精神
1外交機関
1全権公使、其職務及特権
1全権公使の権限
1治外法権、公使の特権
1清国南西辺彊の危機英仏の蚕食
1正誤
1会報 評議員会及講談会
1寄贈図書目 入会諸君の姓名
附録 1英寇来襲鹿児島砲撃戦記(戦地図入)
1領海の定義及其制度
東邦協会報告 第32
1 海上権力の要素(承前)(完)
第6 政治の性質国民の海上権力をして隆替衰盛せしむる政府の能力」 1 仏国摂政時代の海軍 英仏同盟の
1 仏国海軍部内当時の積弊 海業怠忽
1 30年戦に於て仏国か亡失せる艦数
1 英仏海軍の優劣 其原因 仏国の履轍殷鑑
1 仏国海軍の恢興 海軍青年士官気風一新」海軍大学校養成士官
1 仏国海軍士官の欠点
1 英国海軍政略の秘訣 中将モンク氏の格言 海軍は常に攻勢を取らざるべからず」 仏国海軍之に反対
1 仏国海軍が常に守勢に偏傾せる弊風 其偽節倹即ち吝嗇の大弊害 海軍元気萎〓
1 政治より起る海軍海業の隆替衰盛 海軍に関する政府の能力」(甲)(乙)2述
1 海洋勢力を保持するに必要なる者
1海外に於ける、石炭貯蔵場設立の必要
1 米国海軍の単弱衰弾 海上勢力を造成する3大環
1 海上勢力三大環の不具
1 海上勢力の必須は何くに在る乎 米国の危害
1 米国封鎖を被むるべき危虞の事実
1 カヂス港封鎖の先例 封鎖を被むる米国の危殆惨毒如何
1 大海軍力を整備するの必要 国防の意義甲乙2種
1受働的国防攻勢的国防」
1 政府の責任」
1 税権の回復
1 居留地の性質 領事裁判の性質 条約励行」
1 条約改正の従来失敗せる所以 条約厳正執行の必要
1 外交機関=特命全権公使(承前)(完)
1 公使の職務及其特権 1 清国南西辺彊の危機=英仏の蚕食
1 領海問題参照
1 軍事上に於る日本(香港連隊司令長官陸軍中佐バーロー氏述)
1 英艦来寇麑島砲撃戦記(承前)
1 雑報
1 北海道海岸里数表
1 眉公河上流問題
1 烏蘇里鉄道開始
1 東三省辺彊視察委員
正誤会報 1 評議員会講談会
1 寄贈図書目
1入会員諸君姓名
東邦協会報告 第33
1北海道の港湾(肝付兼行君講述)
1北海道の風 北海道の気候を動かすものは海流の作用
1黒潮即温暖海流 其流域及其末派
1北太平洋の極流即ち寒冷海流(親潮)の流域
1金華山沖450里膃肭臍族の棲―遊水域
1北海道の流水 其原因
1北海道の濃霧(海岸)其原因 各州寒暖の差
1海岸地形の不便港湾の稀乏
1北海道に於て人造港を要するの程度如何
1物産と港湾との関係 築港は未た遽かに急くべからず
1津軽海峡の国防 函館の背面防護如何
1将来築港或は修築以て永遠の利益を望むへき工事
1根室築港の不安心 野蒜の殷鑑
1北海道沿海測量迅速成功の必要及ひ其大効益
1加奈太海事一斑 1海事航業漁業保護の規摸、加奈太政府の熱心卓見の証迹
1沿海灯明台設置の盛大
1水上警察 水上治安の保護及ひ危難救済
1海員救済方法の周到
1海事庁の経費毎歳80万「ドル」乃至100万「ドル」
1出入船舶 海員の数
1列国航業出入船舶順数列照比較
1支那に対する魯西亜識者の意見一斑
1明末以来、漢土に来れる欧洲人の情態 其屈伏
1欧洲各国人互に相娼嫉したる陋態
1清朝勃興の後、其欧洲人に対する大胆
1康煕乾隆武功の影響
1天主教宣教師の悪習其狡黠射利
1康煕帝宣教師を利用し、以て其効を奏す
1天主教師の貧慾野心 其大失敗 清国放逐
1欧人貿易に関する1700年代の支那政略
1東印度商会阿片の密輸入
1阿片輸入の増加英吉利人の冒険輸入
1道光14年甲午(我天保5年1834年)阿片輸入解禁
1道光19年已亥林則徐の英断 其策略の疎漏 其結果の大不幸英利人の残酷不仁
1道光22年(1842年)南京条約 英吉利人の脅迫其砲艦政略の圧制支那人の卑屈無識
1南京条約前と其以後と支那国威の大転変 欧人の大横着跋扈
1英人の兵艦政略 北京占領策
1長髪賊に対する英国奸商の幇助 砲器を髪賊に売渡したる事迹
1支那人を拿捕し売奴使したる欧人の暴行
1英国領事エリオツトノ専横
1清国官吏の忿憤 草卒開戦の失錯
1広東砲撃(咸豊7年)北京進入 英仏同盟軍の乱暴咸豊10年の和約城下の盟
1清国輸入欧洲商人の経営価額 阿片巨額
1宣教師の失徳 其貪慾の弊害
1宣教師の放肆跋扈 清国の政権を侵害す
1支那人をして欧洲人を忌悪せしむる原因
1英人及ひ仏人の東洋に於る暴行
1支那鉄道の議(光緒12年1886年)に関し欧洲列国公使の競争 其軽薄失錯
1支那人の反省悔悟 国務改良の端緒
1兵器の改革其製造 兵事学校の端緒
1壮年士官35名欧洲留学
1支那固有の生計産業の保守
1農業及ヒ商業
1鉄道の漸進主義
1欧洲風の大規摸製造を人民自営に任せさる所以の理由 支那社会の根柢を毀壊するの恐れ
1支那人か濫りに欧洲風新事物を採らざる所以
1支那人民と欧洲列国と其社会組織の根本を殊にす
1支那経済と欧洲経済との衡突
1支那経済の前途
1支那と魯西亜との関係、従来交際の親密
1支那に対する魯西亜人の目的
1英国海防策 1英国海軍30年来其内部の弛滞
1国勢を宇内に保持し海洋権力を操攬するの必要 海防の大原則
1海軍振整の要領
1日本海門対馬島占領の必要