東邦協会報告 第15号-第18号(明治25年8月~11月)
東邦協会報告 第15
要報 ニカラグア運河の効果
ニカラグア運河の設計
通信 浦潮港通信
露国義勇艦隊沿革
紀行 朝鮮紀行
新ヘブリデス列島探ケン記略
東邦時事 (1)日本
(2)支那
(3)朝鮮
(4)英吉利
(5)露西亜
(6)安南、東京
(7)濠洲
(8)太平洋及米洲
叢録 日清間の通商貿易
蘇士運河出入船舶統計
清国貿易各港各市関別表
日本北海港湾の資格調査の件
東邦協会報告 第16
要報 加奈太小志
通信 浦潮港通信(8月3日発)
(1)黒竜江地方経綸意見書
(2)隣国の関係并に将来政略に係る意見
浦潮港通信(8月14日発)
(1)セウェリヨウ汽船会社の現況
(2)セウェリヨウ汽船会社の起原及ひ其組織
(3)右会社所有の汽船(4)其航路(5)航海の度数
(6)露国政府ヨリ保護の金額
(7)日露両国通商交際の前途
叢録 軍艦高千穂呂宋島馬尼拉回航記事(節要)
欧洲諸国商船の実力概要
ロイド(独逸)汽船会社の航業景況
東洋に於る露西亜海軍の挙動 東洋駐航軍艦の増加
会報 評議員会及講談会
寄贈図書
正誤
会員姓名
東邦協会報告 第17
東邦協会報告 第18
講談速記 千島航海の一斑 附対北海道所見 石川洋之助君
1 千島の位置 千島の航路地図 文化元年甲子露西亜船艦の測量
1 露国海軍将官レサノフ氏 海軍少佐クルセンステルン氏 ゴローウエン氏 80余年以前の古図(千島海オ
1 千島北端占守島と根室との距離 航程3昼夜 潮流の方向 暗礁の有無 水深幾何 夏期の大霧 航路の不
1 千島測量の準備 其測量の目的 其測量の順序
1 磐城艦の幅員細小 載量の寡小 乗組人員 石炭の載積量 測量従事の時日予算
1 択捉島振別港に於て石炭并に食料の準備 鱒魚漁猟の豊饒
1 小千島海峡 首として小千島海峡を測量する理由 占守島を除く外に現在繋泊に適当なる港湾無し モイロ
1 占守島の温度(8月)56度(平均)
1 占守島の晴雨 島内の残雪 波呂牟知島の残雪 毎日気候の激変
1 千島海峡潮汐の変態 潮流速力の迅烈
1 暴風激潮の実験 磐城艦不意の危難 錨綱の截断
1 占守島上の景況 其艸木 其禽獣 其魚類
1 モイロツプ湾の川流清瀬 「ヤマメ」魚 熊肉食すへし 熊狐の猟獲
1 占守島の宝水 片岡湾の命名 川流水質の極良 外国密猟船の汲水処 占守島の貴重なる所以
1 占守島と根室と往復航路 露界 水深1845尋 3昼夜航行 晴和の幸 各島の位置十分近接視測ヲ得
1 夏期の航海は千島列島別に危嶮無し ゴローウエン氏等の測量は現今に至るも大差無きとを確認す
1 千島列島の海岸及各島島根の嶄然屹立
1 潮流方向錯雑にして弁し難し 其海底非常に深し 世界最大深海の1ツ 4650尋 潮流猛烈 黒潮
1 千島列島の中央に於る石炭貯蔵場の必要(千島の中央新知島) 武魯東港 武魯東港修築の必要
1 新知島 ブロートン港
(備考)千島列島地誌の概要(海軍省明治20年以前の調)
1 対北海道所見
1 北海道東岸航路の不便 西岸航路の便利 西岸海上黒潮通行の為に暖和にして氷無し 西岸陸地も亦〓して
1 平時及ひ戦時に於て西岸の必要 西岸天然の形勝 良港 小樽港の地勢 石狩川 小樽の築港
1 小樽築港の規模 100年の長計 米洲、朝鮮、支那、露西亜に対して直接出入船舶に便利ならしむるの計
1 千島開拓に関する意見 第1第2の緊要問題
1 実地探検の必要
1 択捉島を以て根拠と為さゝるへからす 結論
八重山島の近況
朝鮮北部紀行1 義州紀行
1 慶興紀行
ニカラグア運河出入航通万国貿易関繋系図
通信 濠洲通信 新カレドニア島出稼事件
雑録 正誤
会報 評議員会及ひ講談会
寄贈図書目