偕行社記事 第599号-第603号(大正13年8月~12月)
偕行社記事 第599号附録 大正13年8月
准士官下士のために 陸軍歩兵大尉 宮城善助
緒言 第1編 准士官、下士の地位
第1章 軍隊に於ける地位
第1節 中隊に於ける幹部
其1、中隊団結の優良分子
其2、中隊教育の成果と幹部
其3、戦場に於ける下士
其4、戦例
1、身を以て能く我軍の意気を維持したる例
2、戦況を挽回せし例
3、尺地をも敵手に委せざらしめんとしたる例
4、小隊長に代りて勇戦せし例
5、身を以て突撃奏功の端緒を開きたる例
6、無事中隊を渡河せしめたる例
7、将校全員死傷せる中隊を指揮して克く長時間を維持したる例
8、豪胆にして作戦上大なる利益を与へたる下士斥候の例
9、負傷を意とせず小隊長に代り砲戦せし例
10、砲と身命を倶にし我退却を容易ならしめたる例
第2節 中隊家庭の下士
其1、家庭内の躾
其2、思想の善導
第2章 社会的地位
第1節 忠実なる勤労者
其1、不言実行
其2、責任観念
第2節 国民の中堅
其1、自覚せる国民
其2、地方の模範
其3、勤倹力行
第2編 准士官、下士教育
第1章 准士官、下士教育の効果
第1節 軍隊教育の振興
第2節 幹部の技能向上
第3節 軍隊能力の増進
第2章 教育課目の分類及其分量
第1節 教育課目及其分量決定上の著眼
其1、自己の職務を完全に実行し得せしむるを要す
其2、将来の発達に必要なる技能を有せしむるを要す
其3、軍隊に於ける地位を保持し得る品性を陶冶せしむるを要す
其4、退営後社会的地位を辱しめざる素養を有せしむを要す
其5、被教育者として教育分量の咀嚼理解を容易ならしむるを要す
第2節 教育課目及其分量
其1、教育課目
其2、教育分量
1、教育分量及其細目一覧表(附表第1)
2、素養向上の分量(附表第2)
3、精神教育の分量(附表第3)
4、典令範原則の分量(附表第4其1、其2)
5、戦闘問責務の分量(附表第5其1、其2、其3)
6、陣中勤務の分量(附表第6其1乃至其6)
7、教育法の分量(附表第7、其1、其2)
8、内務、衛戍及其他の勤務の分量(附表第8其1乃至其5)
9、射撃、剣術、体操及距離測量の分量(附表第9其1、其2)
第3章 教育者及時機
第1節 時機の発見
其1、素養向上の時機
其2、精神教育の時機
其3、典範令原則の教育時機
其4、戦闘間の責務、陣中勤務及教育法の教育時機
其5、内務、衛戍及其他の勤務の教育時機
其6、射撃、剣術、体操及距離測量の時機
第2節 一般教育の利用及特に設くる機会
其1、一般教育の利用
其2、特に設くる機会
第3節 教育者
第4章 教育方案
第1節 教育計画
其1、計画時機
其2、教育目的
其3、科目の選定
其4、著眼点
其5、研究事項の指示
其6、教育実施上の指示事項
其7、教育に要する部隊人員の決定
其8、演習部隊の服装
其9、教育の所要時間
其10、教育所要の材料の整備
其11、仮設敵の行動
其12、想定の作為
其13、場所の選定及偵察
其14、補助官の指名及任務
其15、指導法の確定
其16、教育班別
第2節 教育方法手段
其1、素養向上の方法
其2、精神教育の方法
其3、典範令の原則の教育方法
其4、戦闘間の責務及陣中勤務教育の手段
其5、教育法の教育手段
其6、内務衛戍及其他勤務の指導法
其7、射撃、剣術、操操及距離測量の教育方法
第3節教育指導計画要領
計画例其1、素養向上のため行ふ教育指導計画
1、読方及用字の技能増進の例
2、常識養成のため隊外見学の例
3、下士の作文教育指導の例
計画例其2、精神教育の実施計画
1、下士の思想陶冶のための訓話例
2、品性向上のための訓話例
計画例其3、戦闘間責務の教育指導計画
1、射撃指揮練磨の小隊教練の例
2、戦闘間斥候の室内教育の例
3、射撃指揮演練の現地教育の例
計画例其4、陣中勤務の教育指導計画
1、新任伍長の下士哨長の実兵指揮指導の例
2、行軍間斥候長の教育指導の例
3、特務曹長の尖兵長の実兵指揮の例
4、小(分)隊長に舎営就宿の動作教育の例
5、要図及報告調製の教育計画例
計画例其5、教育技能増進の為の教育計画
1、下士に兵卒の射撃監視法の教育計画の例
2、特務曹長の歩哨教育計画の例
3、助務助手の初年兵各個教練教育法の例
第5章 予定表
第1節 永年計画表(附表第10)
第2節 年度予定表(附表第11)
第3節 週間予定表
偕行社記事第599号附録 大正13年8月
偕行社記事 第600号 大正13年9月
論説記事 1、火力戦闘の主体問題に関し再紫外生に答ふ 烟霞生
1、フランチユウス著 歩兵操典の原則(訳)西田歩兵大佐
1、我国軍現時の戦闘法に対する数個の疑問点に就て 吉住歩兵少佐
1、我が国体の諸相(未完) 上村歩兵大尉
雑録 1、「ペルリ」提督日本訪問復命書の1節(其の2) 古城歩兵少佐
1、水底の墜道に就て 鎌田工兵中尉
問答 1、戦術第192問題総評並原案
1、同第194問題
偕行社記事第600号附録大正13年9月
偕行社記事 第601号 大正13年10月
論説記事 1、忠孝の意義 木村主計監
1、馬の飼養管理法の改善に就て特に乗馬本分将校の注意を望む 鈴木陸軍少将
1、軍隊に於ける教育学に就て 南雲歩兵少佐.林陸軍教授
1、教育に関する雑感 教育総監部
1、警備演習を全国的に施行して国民精神特に尚武思想を鼓舞作興するの急務に就て 都地歩兵大尉
1、我が国体の諸相《承前》 上村歩兵大尉
雑録 1、米国隠顕探照灯塔 陸軍省軍事調査班
1、「ベルリ」提督久里浜上陸当時の光景 竹内歩兵大佐
1、比律賓視察談 古城歩兵中佐
問答 戦術第195問題
偕行社記事 第601号附録 大正13年10月
第1 緒言
第2 気球隊沿革の概要
第3 気球隊編制
第4 気球器材及水素瓦斯
第5 気球隊の能力
第6 気球陣地
第7 通信連絡
第8 気球の自衛
第9 気球隊の運用及任務
第10 気球の配属
第11 結言
第12 附録
偕行社記事第601号附録 大正13年10月
第1、軍事雑観
1、英軍新式戦車
2、露国に於ける毒瓦斯問題
3、米国陸海軍新航空政策
第2、海外重要時事梗概
1、江淅戦に関する概要
2、支那に於ける反帝国主義運動の真相
3、英仏海峡隊道案廃棄
4、承認後に於ける英露交渉経緯梗概
偕行社記事 第602号 大正13年11月
論説記事 1、西洋学の弊害 教育総監部
1、防禦気球隊に就て 今村輜重兵少佐
1、我国体の諸相(承前)上村歩兵大尉
1、欧米体育の状況と日本の体育 大井歩兵大尉
1、朝鮮陸軍部隊費消経費と朝鮮物資の利用に就ての講話の要旨
雑録 1、体験よりの所感 山田軍督総監
1、「米国に於ける猶太人の活動」内容概観 陸軍省軍事調査班
1、現役将校の矜持 剛直生
問答 1、戦術第193問題総評並原案
1、同第194問題総評並原案
1、同第196問題
偕行社記事 第602号附録 大正13年11月
偕行社記事 第602号附録 大正13年11月
第1、英軍大型爆撃新飛行機
第2、米国に於ける市民軍事教育の現況
第3、支那事情
偕行社記事 第603号
論説記事 1、空中写真による測量の現勢 陸地測量部
1、欧米視察談 古荘歩兵大佐
1、武王大公に問ふて曰く 六韜生
1、伊太利軍事雑誌所載 山地戦に於ける飛行機の使用を論ず(訳) 山田歩兵中尉
1、軍隊に於ける花柳病予防に就て 小池2等軍医正
雑録 1、対外的国家的自覚的絶対禁酒禁烟 石川陸軍少将
1、退職将校の職業選択の1方面 陸軍省人事局長
問答 1、第62回懸賞論文問題
1、戦術第195問題総評並原案
1、同第197問題
偕行社記事 第603号附録 大正13年12月
偕行社記事 第599号附録大正13年8月
第1、米国の秘密結社K、K、K(Ku,Klax,Kian)の由来及現況
1、K、K、Kの発端
2、K、K、Kの主義
3、K、K、Kの組織
4、K、K、Kの服装
5、南北戦争直後の時代に於けるK、K、Kの行動
6、同時代のK、K、Kに対する一般の観念
7、黒奴の「リベリヤ」移住
8、政治上K、K、Kの利用
9、各州に於けるK、K、Kの取締
10、1870年代に於ける中央政府のK、K、K取締
11、其後の状況
12、最近の状況
第2、英国勢力の西蔵侵入
1、緒言
2、印度、西蔵の関係
3、西蔵に関する英露の交渉
4、英支交渉其後の経過
5、英軍西蔵侵入事件
6、結言
第3、仏国近状