歴史公論 第7巻第5号-第7巻第9号 = 第70号-第74号(昭和13年5月~8月)
歴史公論 第7巻第5号
新田義貞公の人と為り全貌 文学博士 藤田精一
不遇の人新田義貞公 文学士 千々和実
新田義貞公と武士道 文学士 奥田真啓
新田義貞公と足利高氏 文学士 平田俊春
新田義貞公の戦術と作戦に就いて 泉花村
蹂躙されたる矢口渡 甲山博民
皇国史を貫く大精神 貴族院議員男爵 井上清純
町奴史考斎藤要
吉野朝時代の儒風(2) 佐藤一三
御側御陵を詣うでて 征西将軍宮門外問答 山田薫
「水戸黄門記」に劇作化された佐々介三郎と安積覚兵衞 鈴木彰
歌舞伎に現れた「天寿院」の真相 文学士 最首清
支那事変の歴史的記録 2月15日より3月18日まで 編輯局
読者の研究と主張
(1)愚管抄の道理に就いて 力石輝太郎
(2)伊南の城址について 茂木比呂志
(3)畠山六郎重保の墓地問題について 河原忠久
歴史学講座
国史重要問題の解説(3) 名辞の史的解説(3) 文学士 大館豊
「山本彦一翁伝」刊行さる
歴史公論6月号予告
歴史公論研究会誕生
編輯者小言
歴史公論 第7巻第6号
私の祖国観 法学博士 岩田新
日本民族現下の使命 文学博士 西村真次
日本の世界史観・世界政策 国士館専門学校教授 蓑田胸喜
史実より見たる祖国日本の姿 京都帝国大学助教授 中村直勝
歴史研究家に望む 陸軍省新聞班陸軍歩兵中佐 大久保弘一
史蹟保存法の重大欠陥 工学博士 足立康
皇国史を貫く大精神 貴族院議員男爵 井上清純
「被服」資源及国郡名起原と神話泉花村
万里長城の研究 文学士 丸茂武重
明治文学と鴎外 文学士 藤村公美
古今東西史家の横顔(1)那珂通世博士 文学士 岸辺成雄
筆随想随 人間味 文学博士 内藤智秀
明治初年の国民精神総動員 文学博士河野省三
歴史学講座
歴史研究への手引(1)時代区分に就て 日本女子大学教授 遠藤元男
国史重要問題の解説名辞の史的解説 文学士 大館豊
支那事変の歴史的記録 ―3月18日より4月14日まで 編輯局
歴史学界鳥瞰 編輯局
1、各大学史学科卒業論文題目
1、歴史関係雑誌論文要目
1、歴史関係新刊書目録
創業時代の郵便解説(表紙絵)
埃及戯画の解説(目次絵)
橋弁慶の解説(扉絵)
史界ニユース 珍しい城砦発見
埴輪円筒発見さる
義貞公600年祭に史蹟巡 歴講習会開く
ケプロン将軍伝を編纂
国宝備前光忠と戦争絵献上
歴史公論7月号予告
「歴史公論」研究会会則
祐成と時致(物語篇) 光明寺喬
歴史公論 第7巻第7号
現下に於ける日本民族の使命 文部省維新史料編纂官 藤井甚太郎
新しき日本文化に望むもの 東京高等師範学校教授由良哲次
顕家公戦歿地の考証是非(歴史公論) 橋本徳太郎
皇国史を貫く大精神 貴族院議員 井上清純
佐藤信淵の東亜政策論と社会革新論 文学士 田辺元生
「舞踊劇」解題抄 文学士 秋保乃至
随筆随想 国民教育に於ける東洋史科と西洋史科 東京高等師範学校教授 峰岸米造
再び承徳古北口に遊びて 広島文理科大学助教授鴛淵一
宗教上及歴史上より看たる奥多摩の金鉱に就て(郷土の歴史を語る) 斎藤梅邨
古今東西史家の横顔(2) 慈鎮(愚管抄の著者) 文学士 福島忠夫
王国維 文学士 岸辺成雄
読者の研究と主張
1、北畠親房公の真墓の問題 藤野勝弥
1、作州血税事件 岡山県 権田暁雲
歴史学講座
歴史研究への手引(2)時代史と文化史 日本女子大学教授 遠藤元男
国史重要問題の解説(5) 名辞の史的解説(5) 文学士 大館豊
支那事変の歴史的記録 4月15日より5月5日まで 編輯局
歴史学界鳥瞰 編輯局
1、歴史関係雑誌論文要目
1、歴史関係新刊書目録
南北朝合戦図解説(表紙絵) 玉虫厨子解説(扉絵)
史界ニユース 新田公由縁の遺品世にでる
青少年社員募集
「歴史公論」研究会会則
盛遠と袈裟(物語篇) 小田切誠一
歴史公論 第7巻第8号
戦時体制下の出版界 長坂金雄
時代精神の考察 東北帝国大学教授 新明正道
佐藤信淵の認識と理論(研究) ―とくにその経済論について― 文学士 小野寿人
歴史公論 清水竜山師の反駁に対する反駁 水戸学派と日蓮宗派の論争岡本涙翁
法隆寺を保存せよ 工学博士 足立康
春日率川宮址は法規上破壊不能 橋本徳太郎
皇国史を貫く大精神(完) 貴族院議員 井上清純
儒教の尊皇論に及せる影響 文学士 片山巍
中世史的展開 早稲田大学講師戸倉広
日本精神文化再建論 日独文化協会員 島谷正亮
古今東西史家の横顔(3) 一条兼良(文化評論家的型として) 文学士 福島忠夫
随筆随想 神と歴史を画したる独伊新国境 京大教授文学博士 時野谷常三郎
耶馬台国 九大教授 竹岡勝也
歴史学講座
歴史研究への手引(3)社会経済史の諸問題 日本女子大学教授 遠藤元男
国史重要問題の解説(6) 名辞の史的解説(6) 文学士 大館豊
史籍の解説(1) 大塚千代子
談話室(新設)
支那事変の歴史的記録 5月6日より6月24日まで 編輯局
歴史学界鳥瞰 編輯局
1、歴史関係雑誌論文要目
1、歴史関係新刊書目録
御歴代天皇の聖蹟保存顕彰
戦車塚から貴重な土器
漢口をめぐる外交戦
青小年社員募集
次号予告「日本学の確立へ」
編輯者小言
護国の神広瀬中佐(物語篇) 宮沢伝之助
歴史公論第7巻第9号
我国に於ける陶磁器研究の発達 塩田力蔵
本邦陶磁器の初現に就いて 赤塚幹也
趣味性の根本的素質 藤本尚三
陶磁器の趣味 奥田誠一
茶陶に就いて 高橋竜雄
京焼 吉田尭文
丹波焼 杉本捷雄
近畿諸窯総説 小林太市郎
九州諸窯に就いて 前田幾千代
三島手に現れたる文字に就いて 松平義明
伝世品から観た備前焼 桂又三郎
舶載の茶壱 満岡忠成
名陶談叢 桑田忠親
窯址とその探索者 小山富士夫
趣味の工芸長谷川好通
瓷談 上田恭輔
陶磁器の種類 小森忍
茶道の工芸発達への寄与 内田喜佐司
縄紋土器点描 甲野勇
陶工の苦心 内島北朗
陶工スパイ伝 滝川雄
陶磁器についての雑感 沖井一郎
「陶磁器用語解」抄 鈴木陽三
国宝及び重要美術品一覧表 編輯局
口絵説明 和金作 色絵遠山若松色紙形皿(3色版)
第1回 古九谷色絵薄端形花生
第2回 古九谷 色絵人物文様輪花壱鉢
第3回 仁清 扇面文模様皿
第4回 与興 黒楽釉筒茶碗
第5回 古万古 織部写向ホウ
第6回 穎川 赤絵輪花壱鉢
第7回 乾也 雲堂写杯
第8回 瀬戸焼御深津釉一閑人蓋置
第9回 美濃古窯 志野天目
第10回 民吉 染付茶碗
第11回 鍋島焼 色絵連蝶文様中皿
第12回 藍古九谷皿 更紗文様中皿
第13回 星野焼 四耳茶壱
第14回 柿右衛門 色絵徳利
第15回 井戸茶碗
第16回 彫三鳥扁壱
第17回 越州窯湯呑
第18回 宣徳 染付魚文鉢
第19回 万暦赤絵 水禽花卉文水盤
第20回 丹波立杭窯及び古窯跡
第21回 暹羅ソコタイ窯 銃絵魚文手鉢
編輯後記