外国の新聞と雑誌 第445号-第448号(昭和15年5月~6月)
外国の新聞と雑誌 第445号
近東と欧洲戦争(フィリップ・W・アイランド)
近東概観
軍事的可能性
経済的可能性
戦争の経済上に及ぼせる影響
戦争の政治上に及ぼせる影響
将来の衝突
ソ聯邦当面の対外政策(モロトフ首相)
欧洲の国外関係とソ聯の態度
対独関係
対英仏関係
ソ芬戦争に至る経過
列国の対フィンランド援助
ソ芬戦争の犠牲者数
列強の対フィンランド援助の目的
ソ芬間停戦の経緯と平和
ソ芬平和条約の意義
瑞、諾、芬軍事同盟締結に反対
スカンヂナヴィヤ(スカンジナビア)及び沿バルチック諸国との関係
近東諸国との関係
対日関係
対米関係
結語
附録 ソ芬新国境地図(一葉)
戦時体制下の仏国経済(里昂大学教授・アンドレ・フィリップ)
1914年から1938年迄
戦闘地域立退の影響
輸出の重要性
吾に準備あり
1914年との比較
財政状態
生産と労働力
農業
工業
消費抑制
貿易
海運
貿易政策の大綱
独逸と経済戦(伯林大学教授・カール・プラント)
歴史は繰返すか
容易には破産せぬ
欠乏資材の補給方法
戦争による大消費を如何?
抵抗力は精々二年前後
英国の戦費調達方法(倫敦大学教授・ライオネル・ロビンズ)
1、前年度財政
2、財政膨脹
3、対外払の財源
4、租税と貯蓄
5、強制貯蓄案
ソ聯の軍事・経済能力(P・ベロフ)
経済的外国依存性の除去
技術の進歩と赤軍装備の増強
赤軍の素質の問題
戦略的資材の生産とその自給力
食料資源の確保
戦略的交通運輸網の拡充
戦略的生産力配置の有利性
生産機構の有利性
銃後の問題
重慶の制憲運動(長野朗)
1、制憲運動の経過
2、中間的な参政会
3、六中全会と憲政
4、中国共産党と憲政運動
非合法なる海上戦(チャールズ・ウォーレン)
海上戦に関する国際協定なし
1、機雷を撒布し且つ「戦争区域」又は
「危険区域」を設定する戦国の権利如何
2、空襲に於る交戦国の権利は如何
3、潜水艦戦を行う交戦国の権利如何
4、武装商戦の地位如何
5、交戦国の船が中立国の国旗を掲揚する権利如何
6、交戦国が捜索の目的で其の港湾へ
中立国船を入港せしめる権利如何
7、実際の合法的封鎖を行はずして、
敵に仕向けられ、敵の所有に係り、
もしくは敵国を原産地とする貨物の輸出入を
防止する交戦国の権利如何
8、公海に於て中立国の船舶に停戦を命じ、
敵の軍隊に編入されあらざる者を
船から拉致する交戦国の権利如何
9、公海に於て中立国船舶の
郵便物に干渉する交戦国の権利如何
10、拿捕せる中立国船を
撃沈する交戦国の権利如何
11、交戦国に対する敵対的使用を許す中立国の権利如何
12、交戦国政府によって所有され、運用され、
又は徴発されたる艦船の地位如何
結論
外報日誌(昭和15年4月16日―同30日)
外国の新聞と雑誌 第446号
開戦6ケ月(「エコノミスト」誌)
1、外交上の賃借対照表
2、経済政策樹立の方向へ?
3、神経戦争
4、ナチス戦時経済
5、海上の6ヶ月(統計図二葉)
戦争と米国海運(ジョン・C・ドワイルド)
世界戦後の米国商船隊
海事委員会の活動
新船舶の建造
私的建造契約
中立法の海運に及ぼせる影響
1914年に比して世界商船の増加
我が輸出に対する海運の設備
貨物運賃の騰貴
我国は此上船舶を建造すべきか
老朽船の売却
結論
モロトフ伝(A・シチェグロフ)
誕生50年記念
青少年時代
2月革命より10月革命まで
内乱戦時代
スターリン崇拝
外相就任
学生運動に没頭
党機関紙新聞記者時代
社会政治運動に積極化
ソヴェート(ソビエト)政権安定後
スターリン下の対反幹部派闘争
首相に就任
著作に就て
世界石油戦略(ロバート・レーン)
まへがき
羅馬尼の石油
対立する2陣営
ロシヤの石油
近東の石油
アメリカの石油
中立国の船が必要
見透し
事変下の支那文化運動(長野朗)
はしがき
1、親ソ運動
2、民主運動
3、学術の支那化運動
ダルラン提督(フィヅス)
人となり
ダルランの戦争論
彼の人物
戦争と資源(P・スースリン)
戦争と原料問題
英仏ブロックの原料政策の目標
英仏は原料政策を如何に実行してゐるか
英仏の原料政策とアメリカ
資源を繞る英仏対日伊の関係
連邦準備政策の諸目標(アーサー・ハァーシー)
はしがき
連邦準備制の沿革概要
連邦準備条令に於ける立法政策
連邦準備制に於ける実際政策
中心目標の進化
バムパイア・エコノミー(下)(ギュンター・ライマン)
11、株式取引と会社
12、代用品と自給経済
13、ビュロクラシーの支配
14、不合理な世界
外報日誌(昭和15年5月1日―同15日)
外国の新聞と雑誌 第447号
使命の失敗(前駐独英大使・サー・N・ヘンダーソン)
ベルリン赴任
ヒットラーを聞く
外交官嫌い
最初の会見
ニュレムブルグ行き
ゲ元帥を繞る伝説
ロミンテンの鹿狩り
ハ卿と剥製のパンダ
首相は本気か?
道徳心の薄い女性
フリッチ将軍の罷免
官邸の会談
墺国併合
ベルヒテスガーデンの会見
英首相のゴーデスブルグ訪問
ヒ総統チ首相を欺く
ヒ総統一歩を譲歩す
犯罪的愚人リッベントロップ
伊太利と平和
ミュンヘン四巨頭会談
ミュンヘン協定の破棄
分岐点-1939年3月14日
ゲーリング空爆で威嚇
独ソ接近
リッベントロップは第二のビスマルク
最後の努力
破局来!
憂鬱なる伯林
米国は極東の均勢を左右す(ロバート・W・バーネット)
米国が均勢を左右する訳
問題となつてゐる諸点
極東に於る米国の歴史的役割
利害関係
米国の権利及権益
行動
日支戦争の背景
今日までの戦争の結果
米国の権益及政策に対する影響
主義の声明
世論の推移
米国の選ぶべき途
大豆は独逸の生命(倫敦タイムス通信員)
「魔術の豆」
大豆の戦備
秘密の兵糧
ルーマニアの大豆
独逸の大豆計画
新政権の諸政策(長野朗)
1、日支経済提携の基本的条件(工商部長・梅思平)
2、和平と経済合作(交通部長・チョ青来)
3、中央政府対外関係の処理(司法院長・温宗尭)
4、中央政治議会の総収穫(宣伝部長・林柏生)
印度の要求と英国の応答(ジャワハルラル・ネール)
不協力の宣言
帝国主義を固持する英国
分裂主義を奨励する英国の政策
国民会議と少数派
印度の心は米国に向ふ
製靴王バタ(A・ヘンダーソン)
貧しき靴師の子
トーマス・バタの不虚の死
最新式の組織
訓練の方法
アメリカの新工場
アメリカの通商条約
ジアン・バタの理想
同業者の反対と彼の将来
蘭領印度の争奪戦(K・ペトロフスキー)
オランダ植民地
蘭領印度の重要性
外国資本の進出
日本の南進論
英米蘭の日本南進防圧策
外報日誌(昭和15年5月16日―同31日)
外国の新聞と雑誌 第448号
米国の極東政策(W・W・ウィロービ)
米国の極東政策と列国
極東の事態に対する米国の見解
米国政府の諸声明
ハル長官及びグルー大使の演説
日米通商条約の廃棄
対日通商禁止問題
家族手当制度の発達(クレーア・ホッファ)
家族手当制度発達の経緯
制度上の発達
確定計画
進化的計画
新計画
将来の予想
一般的傾向
家族の手当の観念
欧洲戦と支那の輿論(長野朗)
はしがき
1、欧洲戦の1教訓
2、欧戦中に於る米国の動き
3、東南欧の多角的闘争
4、欧戦の第三階段の展開
5、南京と国際問題
仏国婦人と戦争(「キューリー夫人伝」著者・イーヴ・キューリー)
動員令来る
婦人の志願
婦人の職分
3万人の特志看護婦
工場婦人
男子に代る婦人
婦人と農業
婦人と高等職業
奢侈品に関する職業
婦人の将来
ナチとボルシェヴィキ
勝利の希望
シャハト博士(M・ゴールドスミス)
欧洲の戦場に関する提案(フォーダム大学前教授・ガボア・デ・ベッセニェー)
南東の4ケ国
羅馬尼に於る少数民族
少数民族問題
過去に於る解決法
新解決法
ユーゴーの洪牙利人
独逸の経済範囲
内部よりの解決
ブリアト蒙古(オルガ・ラング)
政治的戦略的重要性
国内資源
ソヴェート以前の社会構成
革命後の発達
社会的変化
独逸映画事業の盛況(「フランク・フルト」新聞)
はしがき
映画館の増加
観客の激増
独逸映画の増産
経済的増産
ニュース映画
パナマ運河(アンドレ・ジーグフリート)
パナマとスエズ
パナマ運河の景観
運河通航
航路の短縮
通過料に関する経緯
通過料
運河の利用状況
パナマ運河の経済性
世界交通地図の書換え
外報日誌(昭和15年6月1日―同15日)