南洋経済研究所週報　第３巻第２４号－第４１号（昭和１２年６月～１０月）

南洋経済研究所週報（三ノ二四）
昭和十二年六月二十日
Ａ日本
一、拓務行政指針確立
二、外務省、輸出振興ヲ期シ予算計上
三、台銀頭取、南支南洋ニ対スル投資積極的援助言明
四、日蘭民間会商打合会結果
五、台拓、南支南洋ノ諸事業企劃
六、英領『ボルネオ』ハ邦人発展ノ好適地
七、我国昨年度人口動態
八、南興ノ日匍合弁貿易会社設立具体化
九、王子製紙『パルプ』発液ヨリ酒精製造着手
Ｃ、支那、仏領印度支那
一、支那、南支『バイアス』湾ニ空軍根拠地建設
二、海南島開発英支合作成立カ
三、海南島開発ニ地方人ハ気乗簿
四、仏国極東領土防備強化企図
Ｅ、暹羅、馬来半島
一、暹羅ノ対外感情
二、暹羅『ヴァジニア』煙草栽培
三、新嘉坡根拠地再軍備ノ意図
四、馬来滞在ノ『ネール』氏労働問題調査ノ意図表明
五、馬来鳳梨鑵詰輸出高
六、馬来漁業保護法案決定セン
七、馬来五月護謨輸出高
八、馬来五月錫輸出高
九、護謨統制機構存置要望
Ｆ、蘭領東印度、葡領チモール
一、蘭印政府ノ新政策
二、蘭印土人新政党生誕
三、『バンカ』錫合同計画
四、蘭印規那皮輸出税引上
五、準戦時体制ニ即シ蘭印燃料調査
六、蘭印『ゴム』再製業制限令施行カ
七、蘭印果物缶詰工場設立
八、蘭印瓜哇東部ニ新製紙工場設置
九、蘭印『ス』島『パダン』市ニ硝子工場新設
一〇、蘭印本年一四半期石油輸出高
一一、瓜哇『タンゲラン』製縄工場生産拡張
一二、蘭印国鉄『スピード』化計画
一三、蘭印『ス』島『ロセル』山地形図作成
Ｇ、比律賓、『ガム』、『ウエーク』、布哇、其他米領
一、比島砂糖栽培業者独立繰上反対運動ニ関シ『バカス』書記官談
二、比島政府農民労働問題改善ニ付言明
三、比島『イロイロ』ニ市制施行
四、比島ニ英資本ノ澱粉製糖所創設サル
Ｈ、英領『ボルネオ』、英領『ニューギニア』、濠洲、新西蘭、大洋洲
一、北『ボルネオ』会社配当決定
二、濠洲兵器廠ノ軍器供給具体化
三、濠洲監視船ニ日本真珠船拿捕サル
四、濠洲『ラウブ』金鉱会社業績
Ｉ、印度、緬甸
一、日印競争打撃調査困難
Ｊ、欧洲
一、英帝国会議報告書ニ『シンガポール』
軍港ノ重大性採択
二、資源特別委員会開会
三、『パリ』万博ノ日本館公開サル
四、第二回世界石油会議開催
独逸、無音響飛行機完成
Ｋ、米洲
一、我経済、使節団米国打診結果
二、『アラスカ』漁場問題ニ関シ『ハル』長官言明
三、米国極東艦隊ヲ浦塩ニ、派遣
Ｌ、其他
一、世界砂糖生産消費ノ現況
二、昨年度、世界鳳梨缶詰生産高
Ｍ、航空関係
一、『ジャバ』－『オーストラリヤ』空輸開始
二、英馬空便開始決定
三、対蹶点航空事業
南洋経済研究所週報（三ノ二五）
昭和十二年六月二十七日
Ａ、日本
一、大蔵省、明年度予算編成方針確立
二、産業五ヶ年計画陸軍試案提出
三、日蘭民間会商三分科会設置
四、濠毛運賃三割引上カ
五、本邦六月対外貿易記録的大入超示現
六、台湾高雄ニ南方研究会生誕
七、日印日緬日土通商協定成立
八、第四次対米金現送
九、『パルプ』輸入高激増
一〇、前年度産糖高二千万担台
Ｂ、満洲、極東露領
一、満洲国石炭液化会社設立
二、浦潮へ浮船渠回航
Ｃ、支那、仏領印度支那
一国府ノ海南島投資勧奨二六童
二、支那五月貿易額日本首位
Ｅ、暹羅、馬来半島
一、暹羅、幼帝帰国カ
二、暹羅政府「バンコツク」港域拡張
三、暹仏条約改正交渉
四、暹羅錫「シンディケート」、団配当案作成
五、元仏国極東司令官日本海軍ヲ論評ス
六、馬来下級官吏ノ増俸運動
七、「シンガポール」無線新機軸
八、馬来諸港鳳梨缶詰ノ輸出高
九、海峡植民地ニ於ケル、英帝天長節祝賀模様
一〇、沼沢横断水道鉄管敷設
一一、海峡植民地、日英海運問題論評
一二、馬来、「アングローオリエンタル」団五月錫工業統計
一三、本年度五月馬来護謨事業成績
Ｆ、蘭領東印度、葡領チモール
一、蘭印『ハルト』経済相、「ス」島視察談
二、蘭印産「カポック」輸出対策考究
三、蘭印領内織布機躍増
四、蘭印関税法改正案要旨
五、今夏「ジャバ」ニ東洋農村衛生会議開催
六、蘭印、石鹸輸入制限令延長
七、蘭印「ス」島「デリー」州ニ石油抗発見サル
八、蘭印、物価、料金、家賃最高額規定令公布
九、防毒「マスク」ノ自給ヲ図レ
一〇、「パリンドラ」党首『ストモ』博士英印ノ非協力運動批判
一一、蘭印土人東印度商業聯盟結成
一二、蘭印本年度産糖予想百四十五万噸
一三、総督邸内ニ回教寺院設立
一四、繁栄基金デ「セレベス」島大開発
一五、鉄道枕木ノ支那向輸出六万本
十六、蘭印失業者減少傾向
Ｇ、比律賓『ガム』、『ウエーク』、布哇、其他米領
一、「ケソン」大統領八月帰比
二、比島産砂糖ノ輸出防止警告
三、対比輸出特恵制度存続強調
四、比島米軍撤退論
Ｈ、英領『ボルネオ』、英領『ニューギニア』、濠洲、新西蘭、大洋洲
一、英領「サラワケ」ノ通商増進
二、濠洲「タスマニア」島優秀鉄鉱日本へ供給カ
Ｉ、印度、緬甸
一、日本船ノ沿岸貿易問題
二、『セイロン』デ「コプラ」新乾燥法発見サル
三、印度往航運賃大幅引上決定
四、印度西北境守備隊襲撃サル
Ｊ、欧洲
一、日本ノ血ノ叫ビヲ聴ケ
二、伊太利『エチオピア』開発六年計画
三、日本代表、未開資源開発ニ委任統治制適用提唱
四、資源委員会報告書作成
五、和蘭新内閣成立
Ｋ、米洲
一、日本経済ノ前途
二、日本ト蘭印ノ将来
Ｍ、航空関係
一、飛行艇「ラングーン」ヘ向ク
二、「シンガポール」新空港ニ於ケル郵便事務開始
三、「カヴァナァ・ラッフルス」機馬国内空路ニ就航
四、低額航空郵便
南洋経済研究所週報（三ノ二六）
昭和十二年七月四日
Ａ、日本
一、拓務省明年度事業計画
二、資源会議ニ対スル東日紙論調
三、日本商船隊大西洋進出計画
Ｂ、満洲、蒙古、極東露領
一、満鉄第二回調査隊、鉄石炭ノ宝庫発見
Ｃ、支那仏領印度支那
一、英支新借款成立ト英国今後ノ対支策
Ｄ、南洋一般（外南洋、英領ニューギニアヲ含ム）
一、南洋諸島ノ五月護謨収穫高
Ｅ、暹羅、馬来半島
一、日、英、支ノ関係
二、馬来ノ油田探出
三、馬来政府古鉄輸出禁止公布
四、屑鉄輸出禁止原因
五、欧人ノ義勇兵タラサル理由
六、馬来聯邦機関車購入
七、英国ハ蘭印ヲ援助セン
八、錫価ノ安定
九、錫ノ生産利潤
一〇、鳳梨缶詰輸出高
一一、馬来内地産錫割当増加
一二、馬来ノ繊維貿易統制機関設置
一三、「マラヤ」ノ油椰子
一四、五月錫産額
一五、英領馬来邦人数減少
Ｆ、蘭領東印度、葡領チモール
一、爪哇産煙草ノ輸出税廃止
二、国民参議会開会式十五日挙行
三、蘭印ノ石油生産世界第六位
四、蘭印収入印紙売上ヨリノ景気打診
五、蘭印『ゴム』採液中止面積
六、蘭印『ス』島ニ一大貯油地発見
七、蘭印市場ニ日本製電球払底
八、蘭印後任経済省長官未定
九、石鹸輸入制限令内容
一〇、蘭印政府端布色染織物ノ輸入制限延長
一一、和蘭ノ植民政策ハ土人生活ヲ低下サス
一二、蘭印五月分護謨輸出高
一三、南部『ニ』島ニ於ケル金鉱踏査隊ノ活動
一四、椰子六十万本病害
一五、「ストモ」博士国参ニ進出カ
Ｇ、比律賓『ガム』、『ウエーク』、布哇、其他米領
一、比島独立問題ノ意見区々
二、比島流通貨急増
三、必任義務兵役制度
四、比島政府ノ資本投下
五、比島ノ第一次軍事訓練終了
六、比律賓ノ油田ハ有望ナラズ
七、米政府比島政府ニ椰子油税払戻確定
Ｈ、英領『ボルネオ』英領『ニューギニア』濠洲、新西蘭、大洋洲
一、英領「マレー」「ブルネイ」「ラブアン」ノ護謨輸出高
二、濠洲ノ義勇兵
三、「タスマニア」政府医療施設充実
四、飛行学生奨学資金
五、英領『ニ』島ノ激震
Ｉ、印度、緬甸
一、印度、日本調査ノ特務官設置
二、対印綿布不振ニ付『カルカッタ』日本商業会議所対策確立ヲ要望
三、明日ノ印度ヲ檐フ者
四、「プンジヤプ」ノ騒擾
五、「セイロン」ノ護謨輸出割当超過
六、印度ノ本国向金積出
七、「マンゴ」鑵詰業
八、「ワヂリスタン」ノ戦闘
九、「サアムハマツドサフルラ」汗ノ印度観
Ｊ、欧洲
一、英政府植民地軍拡張
二、国際商議総会開催
三、資源委員会ニ於ケル日本代表ノ主張
Ｋ、米洲
一、日本漁船「アラスカ」漁場ヲ支配セン
Ｍ、航空関係
一、「イムピリアル２イアウエズ」増資決定
二、「マレー」国内空路拡張
三、和蘭空輸社飛行機註文
四、蘭機新嘉坡ニ飛翔
五、蘭印防空設備拡張
六、極東勤務英国飛行艇
七、「マラヤ」ノ新定期飛行機延着
八、「セレタ」空軍根拠地
南洋経済研究所週報（三ノ二七）
昭和十二年七月十一日
Ａ、日本
一、日蘭会商決裂カ
二、拓務省外地生産拡充ノ具体化
三、昨年度「パルプ」需給、輸入著増
四、南洋「パルプ」資源ニ着目セヨ
Ｂ、満洲、蒙古、極東露領
一、満独借欺交渉
Ｃ、支那、仏領印度支那
一、香港製商品ニ英国原料使用強制
Ｅ、暹羅、馬来半島
一、暹羅ノ対日感情
二、暹羅国境ノ住民問題解決
三「マラリア」患者死亡率減少
四、「マレー」ノ通貨流通高
五、馬来植民地ノ屑鉄禁輸実施
Ｆ、蘭領東印度、葡領チモール
一、蘭印政府回教局設置
二、蘭印国民参議会ニ於ケル蘭印総督ノ演説要点
三、総督演説ニ対スル蘭字紙ノ論評
四、望ミ薄ノ独立自治案
五、「バンタム」理事官、南洋興発会社顧問ニ就任カ
六、蘭印海軍密漁監視船建造
七、蘭領「ニューギニア」開発ノ第一階梯好調
八、蘭印「ゴム」輸出予想高
九、蘭印海軍猛演習
一〇、蘭印通常予算ハ黒字
一一、蘭印一ヶ年ノ「サロン」輸入許可量
一二、「セレベス」ノ中央山地道路完成
一三、南興、葡領「チモール」島ニ日葡合弁会社設立
Ｇ、比律賓『ガム』、『ウェーク』、布哇、其他米領
一、比島大統領欧洲各国視察
二、比島憲法改正反対運動擡頭カ
三、「マンガン」鉱ノ発見
四、比島開発ニ付日・米・比間折衝進捗
五、比島ニ於ケル石油ノ新採掘不許可方針カ
Ｉ、印度、緬甸
一、「セイロン」ノ「ゴム」輸出高
Ｊ、欧洲
一、英国、国防会議開ク
二、日本経済使節団、日英通商審議会開催
三、英植民相、植民政策ヲ、闡明
四、独逸海軍大建艦計画、企円
五、国際商業会議所総会決議
Ｋ、米洲
一、加奈陀ニ於ケル日本ノ投資問題化ス
Ｌ、其他
一、各国ノ錫輸出割当量
Ｍ、航空関係
一、爪哇「パレンバン」ニ大飛行場建設カ
南洋経済研究所週報（三ノ二八）
昭和十二年七月十八日
Ａ、日本
一、日蘭民間会商、協定不成立
二、日本船、印席沿岸航路ニ自発的不就航決定カ
三、本邦産鰛鑵詰ノ南洋市場ヘノ進出顕著
四、南興ノ比島開発事業計画進捗
Ｂ、満洲、蒙古、極東露領
一、本年度南満棉花反別
Ｃ、支那、仏領印度支那
一、国府ノ海南島開発方針
二、南支ニ英国織物ノ輸入激増
Ｅ、暹羅、馬来半島
一、暹羅ノ護謨輸入
二、護謨統制法ヲ継続セヨ
三、馬来ノ沿岸航業ヲ整備セヨ
四、馬来聯邦政府、錫試掘禁止令解除
五、錫鉱業家、試掘禁止解除ヲ歓迎
Ｆ、蘭領東印度、葡領チモール
一、独、蘭印新協定成立
二、蘭印東亜局拡充
三、蘭印大東印度党ノ運動方針
四、蘭印「セレベス」島ノ「ゴア」大潅漑工事着手
五、爪哇煙草無税輸出延長案決定
Ｇ、比律賓『ガム』、『ウエーク』、布哇、其他米領
一、比島陸軍顧問『マクマサア将軍比律賓ノ設備ヲノブ
Ｈ、英領ボルネオ、英領『ニューギニア』濠洲、新西蘭、大洋洲
一、濠洲小麦大豊作
Ｉ、印度、緬甸
一、印度国民会議派、政庁ニ挑戦
二、印度西北部国境「ワヂリスタン」ノ激闘
Ｊ、欧洲
一、日本経済使節代表世界綿業界発展ノタメ日英提携強調
二、桑島和蘭公使「ニューギニア」問題論及ス
Ｇ、米洲
一、米国ヨリ蘭領東印度ヘ兵器輸出
Ｍ、航空関係
一、馬来ノ国際航空郵税
Ｎ、日支事変関係
一、米・国務長官、和平解決ヲ切望
ニ、支那在庫銀香港ヘ積出
南洋経済研究所週報（三ノ二九）
昭和十二年七月二十五日
Ａ、日本
一、中央経済会議開催サル
二、大蔵省為替政策ノ根本方針決定
三、東商南洋経済視察団今秋派遣
四、台湾糖驚異的増産
五、「フィッシュ・ミール」対独輸出協定実施
Ｂ、満洲・蒙古、極東露領
一、満洲合成燃料会社設立サル
Ｃ、支那、仏領印度支那
一、本年上半期支那貿易
二、最近ノ安南人青年ノ動向
Ｅ、暹羅、馬来半島
一、暹羅ノ「コレラ」減退
二、「バングリン」錫会社・暹羅錫鉱開発
三、「マレー」茶ノ現況
四、馬来人南支ニ護謨栽培
Ｆ、蘭領東印度、葡領チモール
一、蘭印