特集文芸春秋(昭和31年10月)
天皇白書
天皇制三代に生く(正宗白鳥)
菊の旗印の下に(中野好夫)
明治天皇直諌の臣(渡辺幾治郎)
元老重臣列伝(野村秀雄)
柳原一位局の懐妊(明治大帝の寵を受け大正天皇の生母となった一位局懐妊前後を局の実姪が執筆)(柳原白蓮
大正天皇秘録(武者小路公共)
悲劇の人貞明皇后(一条実孝)
天皇家の人々(鷹司平通)
今上天皇・運命の誕生(御幼少時より女官として側近に奉仕した想いを語る!筆者は鈴木貫太郎夫人)(鈴木孝
皇太子外遊を阻むもの(後藤武男)
久迩宮良子女王色盲事件(藤樫準二)
虎ノ門の狙撃(正力松太郎)
桜田門の爆弾事件(木下宗一)
嵐の中の侍従長八年(張作霖爆破当時より雪の朝凶弾に倒れるまでの侍従長が天皇の苦悶を描く絶筆)(鈴木貫
動乱昭和に立つ天皇(満州事変、十月事件を天皇はどう考えたか?その黒幕とされた筆者が描く秘録)(荒木貞
大本営の大元帥(開戦から終戦まで大元帥陛下として天皇は単なるロボット的な存在であったか)(田中新一)
十三人の御前晩餐(岡本愛祐)
天皇機関説の弾圧(唐沢俊樹)
皇室の血流る近衛文麿(矢部貞治)
天皇対東条(高宮太平)
三種の神器
歴代天皇の性格
御大典の儀式
明治大正の御陵
天皇一日の生活
皇室財産
御下賜金
女官の生態
宮中言葉
戦慄の八・一四事件(天皇の終戦を阻止せんとする一団!これと戦う宮中の動きを侍従武官長が執筆)(蓮沼蕃
天皇の命の代償(戦犯法廷に天皇を出すな!キーナン検事に対し如何に運動したかその秘話公開)(細川隆元)
初期社会主義者の迫害(荒畑寒村)
クロポトキン事件(森戸辰男)
治安維持法第一号(鈴木安蔵)
重大にして深刻な○○(山川菊栄)
京大事件の真相(滝川幸辰)
資本主義講座派の検学(平野義太郎)
留置場・市の恐怖(平林たい子)
新劇の受難(村上知義)
横浜事件の犠牲者(小野康人)
「資本論」獄中へ行く(宮川実)
禁書時代の学者(大塚久雄)
東条竹槍事件(新名丈夫)
ソ聯製天皇制打倒(鍋山貞親)
大統領制反対(今日出海)
新憲法の範囲内で(津久井竜雄)
天皇万歳(徳川夢声)
永久に支持すべきもの(下村海南)
愛情の中心(金森徳次郎)
グラビア天皇・嵐の中の六十年
天皇制を支えるもの・倒すもの(皇室再び菊のカーテンに閉ざされんとする今日こそ天皇制再検討の時機である
不敬罪物語(不敬罪の名の下に数々の学者連、ジャーナリストたちは如何に弾厭せられたか)(向坂逸郎)
天皇家に関するデマ(神秘のヴェールに深くつつまれた宮中を繞り乱れとんだデマはどれだけ真実か)(松島栄