人物往来 第13巻第9号(昭和39年12月)
人物往来
昭和三十九年十二月号
第十三巻第九号
近代史の証人
真珠湾前夜の私
その前夜の東条首相 元内閣書記官長(星野直樹)
日米交渉の舞台裏で 元駐米大使館付武官(岩畦豪雄)
真珠湾を走った魚雷 元海軍技術研究所員(愛甲文雄)
その日の米国の表情 評論家(石垣綾子)
将棋をさす山本元帥 元連合艦隊戦務参謀(渡辺安山)
わが社の大スクープ 元毎日新聞常務(渡瀬亮輔)
戦果の蔭に諜報の花 元海軍軍令部諜報部長(小川貫爾)
特集
真珠湾前夜
押しきられた海軍の不戦論(日米海戦にはやる陸軍、不戦を説く海軍。両者の間に深刻な対立があったが、遂に
真珠湾奇襲計画の秘策 参議院議員(源田実)
ハワイ第五列の独軍人家族 諜報研究家(古谷多津夫)
“奇襲”を待望したル大統領評論軍事家(大村繁三郎)
その日の発言
高村光太郎
本多顕彰
室伏高信
樺俊雄
W・チャーチル
野上弥生子
伊藤整
太宰治
尾崎士郎
F・ルーズベルト
放浪の血脈に生きる(青木繁-福田蘭童-石橋エータロー。三代の系譜には、放浪と人間愛の血が貫流している
三代の顔「放浪の芸術」
世相あらかると
コレラ戦から暴動騒ぎ 朝日新聞論説委員(木下宗一)
百年ひとむかし
5帽子の変遷
マンガ近代史(浜田義一郎)
近代史重要事件年表
読者の目
百年の記録12月
しんぶん史料室
七十年前の日食記録
貴重な参戦録を発見
明治天皇愛用のキセル
浦家の文献を保存
プカ・ドン六十年
太陰暦最後のこよみ
出てきた明治の答案用紙
「世界商売往来」みつかる
トルストイ翁の手紙
共同研究日本の百年
連載第五回(明治末年~大正八年)
成金ブームと恐慌の谷間
第一次大戦でぼろ儲けした日本に、その後の進路を大きく転換させる矛盾が芽生えていた 外語大助教授(今井
大正政変のかげに藩閥あり
敵国不在の日本参戦(第一次大戦)国鉄本社修史課勤務(原田勝正)
仇花だった大正デモクラシー
原敬内閣の欺瞞と失策 鴎友学園高校教諭(宇野俊一)
初代エントツ男始末記(三百尺の大エントツと一万人の弥次馬がとり巻いた。明日はこの下を天皇が通るという
郷土部隊の記録1
金沢第九師団物語
加賀百万石の精鋭誕生(北国人特有のねばり強さを発揮して、西南、日清の戦場で金沢連隊は次々に武勲をたて
金沢(北国のまち金沢の明治のおもかげを再現する)郷土史家(大友奎堂)(写真提供)
ニッポン奇人列伝
兜町エレジー・相場師の明暗(落城寸前といわれる兜町に、今なお語りつがれているつわものどもの、栄華と破
ソロバンに徹した梟商一代(新興財閥の地位をきずきあげた梟商金子も金融恐慌の嵐に抗しきれず、一挙に没落