歴史と人物 第6年第8号 = 60号(昭和51年8月)
歴史と人物
第六年第八号
古語拾遺(横溝正史)
史壇散策
上海活版本「史記」(高橋義孝)
戦国まじめ派(小林計一郎)
歴史は好きだし(眉村卓)
咸臨丸と万次郎(中浜博)
アメリカへの最初の移民(御荘金吾)
特集日本海軍の実像
「伝統」の問題点は何か(例えば政治に関与せずという日本海軍の伝統は通常考えられているほど立派なことだ
スエズ運河と山本権兵衛(野村実)
バルチック艦隊と東郷平八郎(戸川幸夫)
八八艦隊と加藤友三郎(実松譲)
逆押印問題と岡田啓介(瀬川 善信)
艦隊派総帥末次信正(伊藤隆)
秋山真之の海軍兵学(海軍大学で講じられた丁字戦法と乙字戦法とは)(島田謹二)
海ゆかば(吾等が命 今だから話せる“豪傑海軍”と“官僚海軍”の全貌)座談会(阿川弘之)(千早正隆)(
トラック泊地 海の墓地に潜る(沼沢洽治)
私の戦記
金子兜太
小島直記
杉山績
田村隆一
那珂太郎
永末英一
巻正平
森万寿夫
森下泰
山本康久
特攻奇跡の生還(奇襲成功から還った銀河隊一機長の沈痛な記録)(鈴木勘次)
仮装巡洋艦佐渡丸の活躍(敵艦捕獲に暴れまわった日本海海戦の秘史再録)(釜屋忠道)
グラビア
軍艦旗翻る下に(福井静夫)
歌姫 関屋敏子の死(数奇な出生の秘密をもった、世界的なソプラノ歌手の悲劇的な生涯)(千谷道雄)
河上肇の“奇異なる体験”(インテリが関心を抱き、識者の評伝・エッセイも多い男の“実像”(伊東昇太)
書評
『からゆきさん』(森崎和江)(沢村光博)
『怒りの海』(相良俊輔)(村上兵衛)
『神を信ぜず』(岩川隆)(沢地久枝)
博物館案内8
山梨宝石館
新刊案内
ぷろふぃーる
前例のない壮挙(中島河太郎)
「葛根廟事件」(大櫛戊辰)
今月の話題
西郷隆盛の最期(片岡楽石)
読者質問箱
「後宮」について他(田村勝正)
後醍醐天皇(新連載)(王朝文化が最後の光芒を放った時代の詩と真実)(村松剛)
鉄の首枷(小西行長伝八)(遠藤周作)
連載小説
隼別王子の叛乱(十四)(田辺聖子)
まむしの周六(黒岩涙香伝20)(三好徹)
天の川の太陽(八)(黒岩重吾)
戦争体験をどう伝えるか(教場で、家庭で、戦争体験を子供たちに伝えることの意味を考え、その方法に思いを
人物食物誌(荻昌弘)
人物入浴誌(樋口清之)