画報近代百年史 第11集(昭和27年5月)
画報近代百年史
第十一集
昭和27年5月発行
口絵 九月一日午前十一時五十八分(六色刷)
天災は忘れたころに来る=関東大震災(1)
天譴か否か=関東大震災(2)
震災内閣=帝都混乱のさなかに
虐殺された「主義者」たち=甘粕事件・亀戸事件
災禍に苦しむ庶民の生態=大震災遺聞
帝都復興=忽ちならんだバラック
社会事業の勃興=セツルメント
「職業婦人」の進出=震災が劃期
ファシズムの誕生=ドイツとイタリヤ
虎の門事件=事実となつた”大逆”
第二次護憲運動=護憲三派内閣の成立
廃墟から誕生した「演劇の実験室」=築地小劇場開かる
変らぬ世界=大正期の歌舞伎名優(六色刷)
ふたつの死とふたつの政権=かくて世界史は創られてゆく
”アスピリン・エイヂ”=鎮痛剤でも飲まなくてはならない時代
学生を「義勇隊」とするな=軍事教練問題
晴れの栄冠涙あり=甲子園時代
大衆文学興隆=中里・吉川・菊池らの新しい文学の道
寄らば斬るぞ=剣戟時代
日ソ国交の恢復=芳沢・カラハン会議
右手に飴を、左手に鞭を=普通選挙法と治安維持法の成立
もろくも潰えた三派連合=高橋・犬養の政界隠退
JOAK=空飛ぶ電波と郵便
五・三〇事件=第一次国共合作はすすむ
世界は一つ=地球はだんだん小さくなる
若き血に燃える=早慶戦復活・一高三高戦
労働農民党の成立=無産者新聞創刊前後
女工哀史=工場は地獄よ主任は鬼よ
モダン風俗=都会の享楽的文化
右翼団体の抬頭と学連事件=治安維持法の第一弾
「太陽のない街」=記録的な二大争議
朴烈怪写真あらわる=三大事件の泥試合
鬼熊=不思議な人気
音楽国際的桧舞台へ=マダム・バタフライ、日響
大正末期の文学=私小説・新感覚派・プロレタリア文学
無声映画の完成期=チャップリン、その他
無産政党の分裂=いばらの道
大正漫画祭=連載漫画時代
大正天皇崩御=明治の余光消ゆ