画報近代百年史 第10集(昭和27年4月)
画報近代百年史
第十集
昭和27年4月発行
口絵 一世を風靡した夢二調(六色刷)
”無制限攻撃”の開始=Uボート猛威をふるう
アメリカの参戦=”民主主義と自由のために”
ロマノフ王朝倒る=二月革命
成金国物語=元も子もすつた西原借款
ヅカの名全国に=少女歌劇時代幕ひらく
”すべての権力をソヴェトへ”=レーニンの登場
ソヴェト・ロシアの誕生=十一月七日
シベリア出兵=ロマノフ王家の終滅
米騒動(1)=百姓一揆・打毀の再現?
米騒動(2)=全国を捲きこんだ大嵐
平民宰相原敬=政党内閣成立す
ドイツ帝国の崩壊=キール軍港の叛乱
平和克服の日十一月十一日=鳴り渡る休戦ラッパ
裏切られた革命=”ローザとカールの日”
ヴェルサイユ講和会議=”公正な和平”
アジアの嵐=五・四運動・万才事件
急進化するデモクラシー=新人会の生れたころ
ペラゴロの全盛=浅草の灯
熔鉱炉の火は消えたり=労働運動の発展
象牙の塔うちそと=森戸筆禍事件と第一回メーデー
”平民”内閣の普選拒否=第四二議会解散
労働者農民の組織=日本労働総同盟と日本農民組合
地上の恋・認識の愛=いまにかわらぬベストセラーの主題
童心の美しさに返つて=童話・童謡時代
尼港最後の日=干渉戦争の惨禍
早くも試煉にあえぐ世界平和の理想=第一回国際連盟総会
皇太子摂政=竹の園生に事繁し
原敬の死=東京駅頭の遭難
日本映画のルネッサンス=大活・帝キネ・松竹キネマ
”枯れすゝき・篭の鳥”時代=当時の街頭絵葉書から(六色刷)
ドルを中心とする世界の安定と平和=ワシントン会議開かる
二人の閨秀歌人=柳原白蓮・九条武子
消え行く明治の名残=山県・大隈・鴎外の死
平和博覧会前後=珍客の来訪しきり
大正の青春期=カフェ・ダンス・五色の酒
人の世に熱と光あれ=水平社の創立
”第四階級”の芸術=有島の苦悶
浪荒し=つぎに来るものは?
日露予備交渉=病ヨッフェ去る