画報近代百年史 第8集(昭和27年2月)
画報近代百年史
第八集
昭和27年2月発行
口絵 新しい感覚を描いて=文展開かる(六色刷)
はてしなき戦火=平和はいつ来るか
遼陽城頭夜は更けて=この戦場を見よ
赤い夕陽に照らされて=曠野に横わる死体
”大いなる幻影”?=ヒューマニテイは民族と国境を超える
突撃につぐ突撃、人垣を楯として=旅順総攻撃(1)
鉄血山をおおつて山形改まる=旅順総攻撃(2)
旅順開城=きのうの敵はきようの友
血の日曜日=ロシア第一次革命の勃発
奉天会議=わが兵力はほとんど竭く
異国の丘=捕虜たちの生態
戦時輸送=輜重輸卒が兵隊ならば
日本海海戦=興廃を決する一戦
戦艦ポチョムキン=叛乱は銃後をとわず
ポーツマス講和会議=弔旗に迎えられて帰国した戦勝国の全権
日比谷焼打事件=強硬外交宣伝の自業自得
東京市戒厳令施行途上検問之図
樺太国境の劃定=日本最初の地続の国境
革命の火はもえあがる=日露終戦の秋から冬
”死人には自由を”=ロシア革命の挫折
デパート・自動車の出現=トップを切つた三井
たらいまわし内閣時代=桂・西園寺の”情意投合”
日韓保護条約=伊藤統監時代
韓帝譲位の日=ハーグ密使事件
満鉄創業=大陸経営の最初の汽笛
鉄道国有・電車焼打ち=のりもの騒動
足尾銅山大暴動=頻発する戦後のストライキ
社会党の成立・分裂・禁止=議会政策かディレクトアクションか
自然主義文学の発展=現実暴露と出刃亀主義
漱石登場=吾輩は猫である
紅涙をしぼつた義理・人情・忠孝の謳歌=新派・活動・浪花節と盛り場
市民演劇誕生=文芸協会・自由劇場
人気をさらつたスポーツ=野球・ボートレース・相撲
当世流行男女風俗=ハイカラさん、しま馬など
危険思想への恐怖=兵営脱走・赤旗事件
戊申詔書前後=華を去り実に就け
第二次産業革命おこる=電気事業と財閥資本の寡頭支配
”貧国強兵”=すすむ軍備の拡張と農民の困窮
伊藤博文暗殺さる=ハルピン駅頭の出来事
韓国併合(1)=アッという間の七日間
韓国併合(2)=国号と王称