画報近代百年史 第4集(昭和26年11月)
画報近代百年史
第四集
昭和26年11月発行
口絵 銀座通り煉瓦造(六色刷)
内乱か外征か
征韓論=大久保独裁制の樹立
ウォール街の施風と鉄道大ストライキ=一八七〇-八〇年代のアメリカ
バルカンの風雲急を告ぐ=世界政策に進む英・露・独
円き地球のかよひ路は…=世界国尽・西洋事情
天は人の上に人を造らず=啓蒙思想家としての福沢諭吉
しかも人権はまだ尊重されていない=「おいこら」「獄門」「暗い家」
たたかう啓蒙家たち=明六社の人たち
たちあがる農民=激発する百姓一揆
ここに光あり=活版と写真
ジャーナリズムの誕生=明治初年の日刊新聞
絵で謝罪する訂正記事=錦絵新聞の発行と新聞記者
昔を今になすよしもがな=士族の没落
テロか言論か=喰違事件と民選議員設立建白
大久保司令官の手並み=佐賀の乱
”台湾征伐”(1)=日清両大臣北京において応接の図(六色刷)
”台湾征伐”(2)=内冶派外交の奥技
北海道開拓(1)=北門の経営
北海道開拓(2)
千島樺太の交換=対露明治外交のはじまり
新装なつた銀座通り=煉瓦造・ガス灯
開化の世相がえがく明暗二筋道=新旧はやりすたり
あれへ行くのは女学生じやないか
在野の精神を培うもの=私学と学生
官学アカデミズム縁起=象牙の塔現わる
青年よ大望を抱け=クラークと札幌
自由民権運動に対処して=新聞弾圧や地方官会議
押しつけた不平等条約=江華島事件
廃令に憤激して挙兵=神風連の乱
各地に起る不平士族の叛乱=萩・秋月の乱
年貢は地租と名前だけは変つたけれど=地租改正
西郷遂に蹶起す=西南戦争(1)
熊本城遂に陥落せず=西南戦争(2)
城山の最期=西南戦争(3)
勝利の美酒をくみながら=第一回内国勧業博覧会開かる
軽気球の試揚と勧業博覧会機械館工女図(六色刷)
自然科学界の新しい息吹き=貝塚発掘と病院の設立
社会面を賑わしたもの=毒婦物の流行・芝居小屋
西南戦争遺聞=銅像になつた西郷隆盛
かくして維新の三傑は死す=大久保・木戸の死
近衛兵の叛乱と立志社員等の処刑=竹橋騒動・高知の獄
琉球帰属問題=日本政府の強引戦法