画報近代百年史 第3集(昭和26年9月)
画報近代百年史
第三集
昭和26年9月発行
口絵 東京汐留鉄道館蒸汽車待合之図(六色刷)
近代日本の歩みを貫く赤い糸=民主主義の借り着の味は忘れられない
神に誓つた五カ条の誓文=新政当初の施策(1)
攘夷の名残の気分=新政当初の施策(2)
遷都転じて行幸となる=大阪行幸
東北戦争=勝てば官軍、負ければ賊か?
人民の知らぬまに東京〓都が行われた=東幸(六色刷)
儀式はすべて古き都で=東幸前後
北海道新政権樹立の夢もむなし=函館戦争
お殿様はなくなつたれど=藩籍奉還と廃藩置県
古代・中世・近代をつきまぜて=中央政府の性格
公僕でない天皇の官吏=官僚のはじまり
血ぬられし人々=相つぐ暗殺事件
仏教界に吹きすさぶ大嵐=神仏分離・排仏毀釈
なおも受難の道をあゆむキリスト教=明治初年のキリスト教
井の中の蛙はじめて大海を知る=岩倉大使の欧米視察
折しもヨーロッパでは=普仏戦争
双頭の鷲のもとに=「鉄と血」の軍国主義ドイツの誕生
七十二日の労働者政権=パリ・コンミュン
大資本家となつた政府=官営工場
当時の生産(1)=民間資本の工場はまだ小規模であつた
当時の生産(2)=女工哀史の発足点
竜顔は恐れ多いと竜模様=新貨鋳造
金融資本の先駆=国立銀行の誕生
満都の目をおどろかす三井ハウス(六色刷)
大財閥は芽生える=明治初期の三井と三菱
郵便はじまる=垂れ便するには不便じやわい
汽笛一声新橋を…=鉄道はじめて開通す
岡蒸気とはいうものの=ベラボウに高い運賃
くるま・くるま・くるま=文明開化はまず車から
切支丹ばてれんの邪法テレガラフ=電信開通
ザンギリ頭を叩いてみれば文明開化の音がする=散髪の流行
牛肉をたべて始めて知る開化の味=牛肉店の流行
村に不学の戸なからしめん=学制発布
妾たちだつて人間だワよ=マリヤ・ルーズ号事件とその波紋
紅灯緑酒の岡場所さまざま=吉原・柳橋・その他
植民地風景ここにあり=外国人居留地
外人の写した明治初年の風俗
徴兵徴役一字のちがい=徴兵令発布
帝国海軍の芽生え=貧弱なよせ集めの軍艦
年表