世界　第２４２号（昭和４１年１月）

創刊二十周年記念
日本外交の思想的転換（坂本義和）
日本近代と東アジア―いかにしてアジア唯一の帝国主義は成立したか―（遠山茂樹）
核兵器と日本―いま何をなすべきか―（豊田利幸）
〈座談会〉アジア情勢と日本の進路（岡崎嘉平太、都留重人、森恭三、〈司会〉小幡操）
日米関係への提言（宮沢喜一）
世界の潮
特集　一九六六年の展望
ジョンソン大統領の一年
アジアにおける核安保構想
南ヴェトナム―解決への長い道
中国代表権問題の周辺
ハノイからの手紙（ルー・クイ・キー）
条約と国会―日韓強行採決をめぐって―（田畑茂二郎）
〈日録〉批准国会の内と外―国会記者席から（２）（三宅憲介）
声明　「強行採決の慣行化を憂い国民の名において国会に要望する」（各界一九五氏）
戦後民主主義の危機と知識人の責任（石田雄、日高六郎、福田歓一、藤田省三）
「世界」二十年―編集部Ｘ君との対話―（大内兵衛）
『世界』の創刊二十年に思う（末川博）
意見・情報・価値（加藤周一）
持続する志（大江健三郎）
〈座談会〉「世界」創刊のころ（久野収、城戸又一、桑原武夫、中野好夫）
創刊まで―「世界」編集二十年（１）（吉野源三郎）
日本の潮
疑惑を深めた日韓審議
日韓闘争と警備態勢
沖縄総選挙の残したもの
日ソ航空協定とその周辺
ローカル通信
行き悩む大日川ダム負担金（金沢）
市立大学は“行政の背伸び”か（下関）
人口減少による“往復ビンタ”（福島）
〔インタヴュー〕施政権返還への捷径（松岡政保、〈聞く人〉・新崎盛暉）
《カラーグラビア》
ＶＡＹＡ　ＣＯＮ　ＤＩＯＳ―アンダルシアの昼と夜―（奈良原一高）
〈解説〉白壁と青空と歌の国
思夢と愕夢―日本文学のために―（吉川幸次郎）
英語帝国主義（宮沢俊義）
歌舞伎・サルトル（尾上松緑）
〈投稿〉神山茂夫氏の日本共産党批判にこたえる（不破哲三）
年表　戦後二十年―思想の歩み（編・城塚登）
〔創作〕鈴蘭―どこかのバスの停留所にも（野上弥生子）
至福千年（７）（石川淳）
わだつみ（新連載）（井上靖）
カット（中村研一、福田豊四郎）