軍事研究 第3巻第7号(昭和43年7月)
軍事研究 一九六八年七月号<第三巻第七号>
特別寄稿・ベトナム戦争論の虚構を衝く
軍事評論家を評論するベトナム戦争は軍事専門家にとって重要な試金石であり能力テストである!(小山内宏)
現代空軍の思想と戦略・戦術 ますます巨大複雑化する軍事力の最右翼を占る航空兵力の任務と戦略を探る(青
FX候補機の性能を解剖する 次期戦闘機の決定が迫ったが、候補機の性能は果して日本の空を守り得るか(立
今月の焦点
朝鮮半島の”危機”は本物か ベトナム戦後のアジアの平和はいつに朝鮮半島の情勢にかかっている(堀端亮輔
原潜の事故と危険性 放射能があり原潜がそこにいた。国民の安全を保障するものは何なのか(笠原三木雄)
国防断想 パリ会談以後 たとえパリ会談が成功してもベトコンの戦闘は停止させ得ない(斎藤忠)
国会防衛論争ハイライト
幻しか治安出動教範 七〇年を前にして高まる反体制運動と、自衛隊治安出勤問題の真相を追う!(正木良明(
グラビア
原子力潜水艦<写真提供・海人社>
大西洋で行方不明となったスコーピオンの同型艦スキップジャック
一九六三年深度テスト中に沈没したスレッシャー号
スキップジャッククラスの艦内解剖図
佐世港の異常放射能でクローズアップされたソードフィッシュ
最近のソ連軍<写真提供・APN>
メーデーに赤の広場を行進する地対空ミサイルガネフ
新設された海兵隊の行進
マスコミ展望・斬捨御免
自衛隊の近況
英戦略研究所報告(ストラテジックサーベイ)
軍事科学用語事典
戦友のページ
特別読物
謀略・支那事変(上)(閑院純仁)
六 支那事変の根本原因
七 戦火炎上の北支の山野
緊急特報
政治と暗殺
暗殺者とアメリカの風土(小山内宏)
米民主主義の威信と恥(菊住昌)
座談会
老兵大いに天下を憂う
三代を生きた老教授・老将軍・老提督の非噴と日本復興の道標
出席者(法学博士)渡辺鉄蔵
(元海軍大臣)野村直邦
(元陸軍大将)今村均
日本列島と”核”中共の脅威 日本列島の歴史的背景から、坂本教授の「核をめぐる国民の選択に」反駁する(
巻末付録
ソ連軍の核時代の戦術(11) 核兵器の出現によって一般地上兵力の運用はまったく新しい段階に入った!(
好評連載
〔日本玉砕戦史〕浅井・朝倉の滅亡(5) 中原の覇者・信長の前に、士道を重んじ殉ずる浅井・朝倉一族(畝
〔一軍人の回想〕陸軍省人事局<その一>(26) 陸軍の中枢、人事局に転じた大尉がそこに感じたものは何
〔日本軍事史〕昭和時代の将軍と提督(15) 日本興廃の戦争を勝利から敗戦まで苦闘した陸海将帥の人間像
〔名将秘話〕独創・北条早雲(23) 旧習を打破、新事業を起す早雲の独創性こそ現代の教訓である(安達敬