支那事変実記　第９輯（昭和１３年５月）

十万の敵兵全く潰乱
太湖西方の敵三万五千潰滅
わが軍急遽包囲圏を縮小
徐州空中戦の勇士は語る
戦史を飾る台児荘攻略血戦
福州・韶関両飛行場空爆
敵、台児荘を空襲
海の荒鷲頻りに活躍
台児荘附近残敵掃蕩続行
中・南支の大爆撃
台児荘城内清掃なほ続く
工部局警察改革の要求点
山東南部の一般戦況
海軍航空隊精鋭の活躍
山西の共産地区次々に占領
中支の目覚ましき復興
海軍航空隊の大活躍
喘ぐ支那空軍の現状
山西の共産軍本拠を占領
陸軍帰徳空襲部隊の大戦果
山西の敵軍気息奄々
蒋介石の重傷説伝はる
山西の掃蕩戦に多大の戦果
南支各地の空襲を敢行
窮余の敵、毒ガスを使用す
壮烈空中戦、敵十五機を撃墜
鯉登部隊、千余の敵を撃破す
仏国守備隊、満州国領に侵入
逃げまはる共産軍首領朱徳
太湖西岸に敵三箇師を殲滅
武郷東方にて敵一万を撃滅す
わが爆撃に軍需品輸送停頓
皇軍四方より交口鎮を総攻撃
武装ジャンクの一団を撃破す
閻・宋以下すべて蒋に離反
敵遊撃隊の全貌判明す
共産軍ほとんど潰滅す
敵側、奥地で空軍再編成
涙ぐまし、野戦郵便局員の奮闘
伏見宮博義王殿下の御仁慈
杉山陸相、全戦線を視察
国・共の軋轢愈々表面化
馬占川軍を蒙古平原に殲滅
パネー号要償金手交
蒙古砂原を皇軍進撃
初の論功行賞発表さる
太原へ五千の敵来襲す
敵前上陸、和県を占拠
安北城（綏遠省）を占領す
招商局譲渡に無効を声明
残る敵兵力は約百三十万
畏し、新祭神を御直拝
江北の要害を占領
英支の漢口密約
問題のイギリス船を釈放
諸外国権益に関する軍の声明
史上に類なき漢口大空中戦
けふぞ輝く天長節観兵式
ベルリンから東京へ快翔
支那方面艦隊司令長官更送
徳幸丸事件ますます紛糾