水交社記事 第33巻第2号 = 第279号(昭和10年4月)
口絵
上海事変当時第三艦隊司令長官海軍大将野村吉三郎閣下
虹口「クリーク」進出の上海海軍特別陸戦隊第三大隊第七中隊
宝山路敵陣地攻撃の上海海軍特別陸戦隊第二大隊野砲隊
大場鎮の敵の逃穴-三義里附近の戦跡-捕縛小盗と「盗人如斯」の貼紙-大井陸戦隊中隊本部と三義里陣地-三階迄野引上げ砲撃の光景
占領後の呉淞砲台-三義里敵陣の跡-灰炉した商務図書館屋上
宝興路進出の上海海軍特別陸戦隊第三大隊第七中隊第一陣地
宝山路実興路交叉点の敵陣地(商務図書館と商務印書館)
呉淞橋の敵陣地(写生)
三月七日呉淞攻撃の光景(写生)
天覧に供し奉りたる呉淞要塞攻略見取図(木幡大佐写)
彙報
在庫書籍調
水交社役員、東京水交社役員、並職員
記事
陸戦より見たる上海事変の雑観(海軍中佐 武田勇)
上海事変に於ける医務隊の追想(海軍軍医中佐 今田以武生)
上海事変より得たる教訓と回想(海軍少佐 市川重)
上海事変回想(海軍機関少佐 増岡増造)
本部医務隊実戦気分の追想(海軍軍医少佐 宮原国雄)
陣中雑感(海軍主計少佐 大和田勉)
事変直前の上海の一瞥(海軍大尉 土山広端)
改装工事余話(海軍造船大尉 山口宗夫)
大和魂の権化(海軍地雷三勇士)(海軍特務中尉 鈴木仲助)
上海事変体験記(海軍特務中尉 仲地幸二)
焼打隊指揮官としての所感(海軍特務中尉 中瀬庄七)
上海事変の事に就て(海軍機関特務中尉 山県栄)
特別陸戦隊戦闘体験談(海軍特務少尉 宮崎直臓)
独断専行と徴候判断(海軍特務少尉 前川緑)
植松指揮官の部下思ひ其他(海軍特務少尉 山内亀六)
陣中より得たる教訓及び衛生隊に就て(海軍看護特務少尉 佐藤数馬)
終生忘れ難き生きた教訓(海軍主計特務少尉 遊佐栄)
戦闘体験断と陣中美談及び宣伝に就て(海軍兵曹長 吉永岩次)
上海事変に於ける通信隊(海軍兵曹長 石川英憲)
文苑
上海事変を偲ぶ(短歌)(海軍中佐 TK生)
第三艦隊警備の歌(軍歌)(海軍少佐 酒井慶三)
ラヂオ・ドラマ 風雲の上海(海軍少佐 酒井慶三)
戯曲(中井泰孝脚色)塩崎兵曹長(海軍少佐 酒井慶三)
編集後記
次号予告
別冊部外秘(現役社員に限る)
補給線のうたかた(海軍大佐 土田斎)
上海事変の回顧(海軍中佐 友貞操一)
便衣隊(海軍少佐 多田野佐七郎)
上海事変中の天候と之が彼我飛行機の行動に及したる影響(海軍少佐 石原英雄)
上海事変街頭頭所感(海軍主計少佐 前田仁三郎)
上海を爆撃する迄の苦心と戦闘状況(海軍大尉 今川福雄)
上海事変追憶断片秘録(海軍大尉 坂井倉一)