人物往来 第14巻第2号(昭和40年2月)
人物往来 昭和四十年二月号(第十四巻第二号)
特集 二・二六事件 私は証言する 国華改造への夢と誤算 青年将校が目ざしたものは何か-昭和史を変貌さ
〔インタビュー〕事件の真因を衝く(元陸軍大将 荒木貞夫)
日本を震撼させた四日間(編集部)
第一話 蹶起
機関銃下に牧野邸炎上(元歩兵一連隊一等兵 黒沢元晴)
「鈴木閣下、一命を頂戴…」(元歩兵三連隊曹長 佐々木喜市)
青森連隊の呼応計画(元青森連隊将校 末松太平)
首相官邸に尊皇義軍旗(元歩兵一連隊上等兵 倉友音吉)
政界刷新費・五百円(元石原産業社長 石原広一郎)
第二話 鎮圧
乱れとんだ前夜の怪情報(元特高憲兵曹長 小坂慶助)
銃剣の中で帰順説得(元第一師団応援参謀 桜井徳太郎)
放送室で書いた「兵ニ告グ」(元参謀本部新聞班員 大久保弘一)
品川沖に艦隊の示威出動(元海軍省軍務局勤務 高田利種)
警視庁占拠隊長との対決(元警視庁警備隊長 岡崎英城)
第三話 遭難
岡田総理の奇跡的脱出(元岡田首相秘書官 福田耕)
「天皇の命令でやれッ」(元陸軍省軍事課員 片倉衷)
重大決意を迫られた陸相(元川島陸相秘書官 小松光彦)
朝日新聞、最悪の受難日(元東大新聞研究所長 小野秀雄)
第四話 処刑
軍事法廷、なみだの判決(元陸軍第十師団法務部 伊藤章信)
佐々木原頭に空しい銃声(元佐倉連隊大尉 山之口甫)
「妻の毛髪を棺の中に…」(元陸軍東京刑務所長 塚本常吉)
第五話 周辺
犠牲者顕彰にわが生涯を(仏心会会長 河野司)
二・二六の発端・相沢事件(元陸軍省軍務局員 池田純久)
反乱軍本拠に単身取材(元同盟通信記者 斉藤正躬)
山王ホテル恐怖の四日間(元山王ホテル支配人 竹内清次郎)
近代史を歩く 大阪造幣局(金づくり 94年の歩み)(本誌特派員)
郷土部隊の記録 大陸に散華した二万五千 金沢第九師団物語(下) 満州事変以来、石川県の郷土部隊は文字
グラビア/三代目・カメラリバイバル・近代史を歩く
近代史重要事件年表
観覧席・本棚
三代目・柴田献一
〈ある記録〉山は武装しつつある
共同研究 日本の百年 連載第七回 昭和暗黒時代の開幕 張作霖爆殺事件、東京駅頭の浜口首相射殺事件、両
(昭和元年~昭和八年)
恐慌煽った財閥抗争 見捨てられた張作霖 恐慌回避の突破口満州事変 不要だった連盟脱退(横浜市大助教授
チリに君臨した写真師 光と影の魔術師と讃えられルイス大統領の写真師となった日本人南陽の栄光と落魄の半
幕末版“ニッポン日記”〔本邦初訳〕ニッポンの革命を目前にしたヨコハマ居留地の模様を伝える英国新聞記者
地租改正に抗した信玄の末裔 明治五年、地租改正に抗して立上がった甲斐の農民には、信玄の残した善政が生
国木田独歩・秘められた初恋 武蔵野を愛した多感な詩人には、若き日に破れた初恋の苦しみが、終生つきまと
〈にんげん賛歌〉ある「活動屋」の傑作人生(映画評論家 岸松雄)
〈世相あらかると〉“乃木将軍”を越す大ヒット(評論家 木下宗一)
〈三代新語辞典〉「言文一致」「…である」「()?!」(すぎもとつとむ)
〈漫画近代史〉板垣死すとも自由は死せず(浜田義一郎)
〈雑学コーナー〉「珈琲」「階級」「BG」「パン」
三代宰相論 浜口雄幸 軍備縮小と金解禁を断行した浜口首相は、議会ファッション派と海軍の猛烈な反対に会
人物資本主義講座(7)日本窒素 野口遵 鴨緑江に遺産を残したダム男 満鮮国境に水豊ダムを作り、その電