日本読書協会会報 第164号(昭和9年6月)
極東問題(ジョセフ・バアンズ編)(文学士 栗原古城)
一 支那と塞外民族(オーウェン・ラティモア)
二日本のヂレンマ(ジョセフ・E・オーチャド)
三 ソヴィエト・シベリア(ジョセフ・バアンズ)
四 黄金国?(H・フォスタア・ベーン)
五 伝導事業(パール・S・ビュック)
豊満経済時代の出現(S・チェーズ著)(納武津)
一 窮乏経済より豊満経済への進展
二 機械時代と動力時代
三 動力時代の進行
四 資本主義の流儀若くは方式
五 財政観念の変化
六 生産設備の過剰
七 人間労力の過剰
八 農夫の過剰
九 技術的進歩と国家の政治的適応
一〇 消費者第一主義時代の発生
一一 無産階級と富裕階級
一二 人間の自家撞着
一三豊満経済時代に処する道
英国海軍と次の戦争(B・アクワース大佐著)(小田律)
一 英国の政治的軍事的立場
二 一九三六年に於ける列国の武力
三 極東の戦争
四 欧州の戦争
五 将来の国防方針
六 戦略の基礎
七 将来の艦種如何
八 艦隊改造論
九 『次の戦争』
現在の通貨問題(リオ・パスヴォルスキー著)(大山巍)
序言
一 金本位の崩壊
1 一九三三年初めの世界通貨状態
2 金本位回復の展望
二 ジェネヴ-対立せる見解の調整
1 金本位問題
2 物価の役割に関する見解の対立
3 専門家の勧告
三 ワシントン-重点の変化
1 米国の金本位離脱
2 ワシントン会商
3 経済回復の国内及び国際的プログラム
四 倫敦-政策の衝突と行詰り
1 通貨休戦交渉の決裂
2 物価論争の復活
3 ルーズヴェルトの会議に対する声明
4 行詰り
5 会議の成果と報告
五 倫敦経済会議後の通貨状態
1 金ブロック
2 英帝国通貨同盟
3 米国に於ける発展
六 金買上案
1 案の理論的根拠
2 案の効果
七 二つの主要問題
1 通貨不安の影響
2通貨組織の将来
新著雑記
(ホブソン著)デモクラシーと変り往く文明
(ホルト著)外交に関する大統領と上院
(ルドウィヒ著)欧州九名士の素描
(ラシャベル著)仏国財政の紊乱
(国際労働局編)世界諸国の社会事業
(クレッセー著)支那の地理的基礎
(フェルナー著)極東に於ける交通
(グワンワルド著)近東の工業化
(ベーマー著)世界の新聞
(トラー著)私は独逸人であった
(ジレスピー著)動物園の野獣
東京市の復興
(バルボー著)「我航空アマルダ」
露語辞典
太平洋協会報告
出征軍人恩給問題
(胡適著)「支那のルネサンス」
(ヘンダソン著)「日本俳句入門」
(シェリル将軍著)「新トルコに使して」