死にかけた日本語
- サブタイトル
- 私設・マスコミ校閲部
- 編著者名
- 福田 恆存 編/宇野 精一 編/土屋 道雄 編
- 出版者
- 英潮社
- 出版年月
- 1976年(昭和51年)4月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 228p
- ISBN
- NDC(分類)
- 810
- 請求記号
- 810/F74
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 監修:国語問題協議会
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
第一部 言葉・ことば・コトバ-読者が指摘したマスコミの言葉づかいの乱れ-
赤ちゃん殺し
明日への記録(NHKテレビ)
いいなりどおりに(ゲーテ全)
いじましさだと感じた(NHKテレビ・朝日新聞)
急ぐほど減らす燃料、増す危険(交通安全標語)
炒まったら(社内広告・NHKテレビ)
一生一代(国語の建設)
今から考えていない(NHKニュース)
今こそ別れ目(新明解国語辞典)
意表をつく
いやが上にも
美味しさが聞こえる(お菓子のCM)
お絵かきのお時間よ
押しも押されぬ人物(ゲーテ全集)
おしゃべりになる(TBSラジオ)
お茶出してくださる?
お手紙で申し上げたことは
おまちしていらっしゃる(NHKテレビ)
汚名ばん回したい(朝日新聞)
思いきりよく嫁してこれたのは(紅花物語)
お求めやすい価格(新聞広告)
会談を持ちたい
各位殿
刀折れ矢尽き(「文学と私・戦後と私」)
枯木に花のにぎわい(ゲーテ全集)
環境整備にばらつき(朝日新聞)
気がおけない
きしくも一年前(TBSラジオ)
銀行の御住所
草の根を分けても探したのだ
苦難を堪え抜いて(世界と日本)
敬意を払う
幻滅した中国(週刊新潮)
御一緒に参りません?
皇后陛下が「へへ」をお笑いになる
御質問して下さい(テレビのモーニング・ショー)
こしょうする(中学校技術・家庭科教科書)
ご納得してもらえるでしょう(週刊新潮)
御拝眉の節申上げます
最果
桜みたくきれいな花
サ・ヴァ?(テレビのCM)
私淑する
「親しみある天皇}が演出出来(サンケイ新聞)
忍ぶ鎧の袖の上に
自分で反省しなさい
弱冠三十五歳(NHKニュース)
射程距離
受賞者らは(NHK)
将来の展望までにはとても目が回らない(読売新聞)
職務質問しようとされ(読売新聞・西日本新聞)
新春を賀す画廊開きとなりました(絵)
酸いも辛いも
せいぜい八キロは歩けるだろう(自由への道)
戦局のアクセントは選挙区と同じか(NHKテレビ)
前後未曾有のこと(ドストエーフスキイ全集)
前車のワダチに踏みににじられる(朝日新聞)
即登記(家庭紙聞)
その時遅く彼女は(東京新聞)
そんなのってないよ
退屈ざましに(ドストエーフスキイ全集)
だいとうしてきた(TBSラジオ)
ださせて下さい
他人よがりな物の考え方(自由)
痴漢多く発生しますから
忠勤に免じたまでだ
徹底的にやるべき(朝日新聞)
手みじかのところで不動産をやろう(週刊文春)
出る釘は打たれる(新潮・朝日新聞)
天皇はこう言われた(北海道新聞)
天皇陛下、米誌記者に語る(朝日新聞)
と言ったら嘘になりますが
どれだけなじむかどうか(朝日新聞)
どんでもございません
なるだけなら
なんかあ、冷たい感じでえ
逃げおわせた(現代文学大系「現代名作集(三)」)
人間の生きざまを肌で感じる(読売新聞)
野放図もなく(世界と日本)
はいってこれませんでした
初めての優勝に「二十六年ぶり」(NHKテレビ)
発車をいたします
ひらすらさわやか(ヨーグルトのCM)
秘密漏洩を守る(NHK総合テレビ)
不問の正統派美男
ぶれるときは大きくぶれる(朝日新聞)
ポスターを張りまくり(東京新聞)
ホステラーならではできなっかった旅(ユースホステルしんぶん)
間に合わない可能性(朝日テレビ・NHKテレビ)
〇〇君は馬齢八十歳になりました
みたいなこと(TBS「こちら一一九出動」)
報われない仕事
虫に食べられた・のみに食べられた
胸が煮えくりかえる(ドストエーフスキイ全集)
文字どおり
もうひとつ盛り上がらない(朝日新聞・週刊新潮)
もはや前に述べた(ドストエーフスキイ全集)
夕焼けた矩形の空(遅れてきた青年)
余波をかって(言論人)
ルースな
ロクな女にしか出会わなかった(週刊新潮)
笑ふて(NHK総合テレビ)
わりかし
第二部 漢字・かんじ・カンジ-読者が指摘したマスコミの漢字誤用例-
猛威髙(ドストエーフスキイ全集)
一図に思い込む(現代文学大系「現代名作全集(三)」・明治人物夜話)
一驚を吃する(ドストエーフスキイ全集)
陰蔽した(ゲーテ全集)
怖毛をふるう(ゲーテ全集)
悪感
鍛治屋(荷風全集)
願人坊主(NETテレビ)
癇高い叫び声(ドストエーフスキイ全集)
聞いているのは私だ(サンケイ新聞)
奇篤の士(ゲーテ全集)
臭覚(朝日新聞)
興味深々(ゲーテ全集)
虚心担懐(自由)
九天直下(現代文学大系「現代名作集(三)」)
軽重浮薄(サンデー毎日)
剣もほろろ(毎日新聞)
後世おそるべし(文学と私¥戦後と私)
交戦巳に四年(漢字面白事典)
功を経てきた(ドストエーフスキイ全集)
越し方をかえりみて(現代文学大系「現代名作集(三)」)
御招伴にあずかる(ゲーテ全集)
才気喚発(ゲーテ全集)
斉藤さん(朝日新聞)
若冠二十歳(自由世界)
十手
常規を逸する(ドストエーフスキイ全集)
将師(荷風全集)
自来(自由世界)
卒直(ゲーテ全集)
怠屈(ゲーテ全集)
多寡をくくる(ドストエーフスキイ全集)
多●(マ)内科
短刀直入(ゲーテ全集)
籠愛する(ゲーテ全集)
燈下親しむべき候(新和英大辞)
到々間に合わなかった(文藝春秋)
とめ度がない(ドストエーフスキイ全集)
入水する
野にあって(東京12チャンネル)
歯にころも着せぬ(フジテレビ)
発詳地(時の課題)
頻死の状態(中央公論)
不安な顔で健診(読売新聞)
腹臓なく申し上げる(ゲーテ全集)
不具戴天の敵(ドストエーフスキイ全集)
封助する(ゲーテ全集)
抱容力がある(自由)
学び屋へのノスタルジア(サンケイ新聞)
無暴な素人論議(日本及日本人)
目のあたりに見て
模索
有名を馳せる(平凡パンチ)
要求大会とナをうって開かれた(NHKテレビ)
与論(歴史と人物)
良心の荷責(ドストエーフスキイ全集)
詫びがゆるされない(ゲーテ全集)
第三部 疑問・質問・そしてお答え-あわせて筆者の日本語観をズバリ提言する、読者とともにつくるページ-
「いただく」と「くださる」
いわゆる順法闘争
芸術(うんじゅつ)・芸者(うんしゃ)
美味しさの曲り角
「恐らく」について
「驚かせれた」に驚いた
お話したい
外国語の誤用
カタカナ過剰
加藤君に
組立工
口上文句
「国語は乱れていない」という事
「御𠮟正いただければ幸い」
細工は粒々?流々
最後と最期
遮莫
シアヌーク殿下
辞書と言葉の正誤との関係について
詩人当惑
蒸発
スポーツ用語の濫用
先生に振られる
体育・体位・体験・肉体・具体・書体・団体・物体
調査員がお伺いして取集します
テレビの音を低くして
日本語を護る拠りどころ
年賀はがきを年賀状はちがう
BとV
巫山の雲
文房具店主の嘆
まず文語教育を確かなものに
窓側と外側
まんべんなく
無限集合の場合でも、その元たちの一部を
無茶苦茶もいいところ
申し受ける
融通無礙
吉田君にどう答えよう
ラリったあげく
歴史の先生の横槍か
わが仏尊し
第四部 拝復「朝日新聞社」殿-朝日新聞の用語責任者の反論に応える- 土屋道雄 村松嘉津
第五部 我々を鸚鵡にするな-當用漢字による日本の貧血- 市原豐太
《附》 人名漢字問題の動向について-人名漢字制度は撤廃されるか- 岩下保
投書を採用させて戴いた方
あとがき
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