図書目録ノーベルショウ 116ネン ノ キロク資料番号:080007835

ノーベル賞116年の記録

サブタイトル
編著者名
ノーベル賞の記録編集委員会 編
出版者
山川出版社
出版年月
2017年(平成29年)10月
大きさ(縦×横)cm
26×
ページ
159p
ISBN
9784634151239
NDC(分類)
377.7
請求記号
377.7/N91
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
参考文献:p159
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

第1章 ノーベル賞の基礎
ノーベルの遺言を賞創設
ノーベル財団と資金運用
受賞者はこうして決まる
物理学賞
化学賞
生理学賞・医学賞
文学賞
平和賞
経済学賞
 
第2章 世界を変えた業績
【Part1】 1901年~1930年
1901年 物理学賞 謎の”光“X線の発見で医療の発展に絶大な貢献を果たしたレントゲン
1902年 化学賞 生物化学の父の研究は現代でも製造化学分野での基本になっている
1903年 物理学賞 キュリー夫妻が放射線を発見し、その現象の解明が始まった
1904年 生理学・医学賞 胃液や唾液は神経の刺激だけで分泌される消化腺の仕組みを研究
1905年 生理学・医学賞 結核菌だけではなく炭疽菌やコレラ菌を発見し、コッホの原則を提唱
1906年 化学賞 フッ素元素を単離し、電気炉を開発
1907年 化学賞 発酵の仕組みを解明し、酵素学を切り拓く
1908年 化学賞 「原子物理学の父」ラザフォードの元素の崩壊などに関する研究
1909年 文学賞 『ニルスのふしぎな旅』などの著作を通じて崇高な理想主義を表現
1910年 生理学・医学賞 タンパク質や核酸の研究で遺伝子研究の礎を築く「アルブレヒト・コッセル」
1911年 化学賞 ラジウム、ポロニウムの発見などでキュリーが2度目の受賞
1912年 化学賞 有機化合物の未来を切り拓いた2人の業績
1913年 生理学・医学賞 アナフィラキシー・ショックの発見とその研究[アルブレヒト・コッセル]
1914年 物理学賞 結晶によるX線の回析現象を発見し、X線が波動であることを証明
1915年 物理学賞 X線による結晶構造の解析。親子で受賞
1916年 文学賞 文学賞のみに賞が与えられた
1917年 平和賞 第一次世界大戦のさなか赤十字が受賞
1918年 物理学賞 古典力学では説明できない事象を解き明かす量子論を創始
1919年 物理学賞 カナル線におえるドップラー効果の発見とシュタルク効果の発見
1920年 平和賞 国際連盟の創設、初代総会議長を務める[レオン・ブルジョワ]
1921年 物理学賞 相対性理論ではなく、光電効果に関する研究で受賞したアインシュタイン
1922年 物理学賞 「量子力学の父」ニールス・ボーアに物理学賞
1923年 生理学・医学賞 不治の病といわれた糖尿病に光明。インスリンの抽出に成功
1924年 物理学賞 心臓に生じる電位の観察方法を考案。心電図の基礎を築いた
1925年 化学賞 コロイドの研究に一生を捧げる
1926年 物理学賞 物質が原子からできていることを初めて実証した
1927年 物理学賞 自然への憧憬から発案された「霧箱」は原子物理学に大きな進歩をもたらした
1928年 化学賞 紫外線照射でステロイドの一種からビタミンDが出来ることを発見
1929年 生理学・医学賞 ビタミンに関する二つの研究が同時受賞[エイクマンとホプキンズ]
1930年 生理学・医学賞 輸血治療に不可欠なABO式血液型の発見
【Part2】 1931年~1960年【1940~1942:該当者なし】
1931年 平和賞 貧困者支援から国際平和で活動したソーシャルワークの先駆者[ジェーン・アダムズ]
1932年 生理学・医学賞 神経細胞の機能に関する幅広い研究で神経生理学を開拓
1933年 生理学・医学賞 モデル生物にショウジョウバエ採用し、遺伝子の存在を証明[T・モーガン]
1934年 化学賞 水素の同位体を発見、単離に成功[ハロルド・ユーリー]
1935年 生理学・医学賞 発生の仕組み「形成体(オーガナイザー)「誘導」を発見
1936年 生理学・医学賞 神経伝達物質の研究で大きな礎を築く[ヘンリー・ハレット・デール]
1937年 生理学・医学賞 ビタミンCと壊血病の関係を明らかにした
1938年 物理学賞 中性子を自然界の元素にぶつけて多数の放射性同位体元素をつくる
1939年 化学賞 性ホルモンの結晶を単離し化学構造を明らかにした
1943年 生理学・医学賞 血液を凝固させるビタミンKが発見され、その構造が明らかに
1944年 物理学賞 核磁気共鳴は原子爆弾、核磁気共鳴画像法(MRI)にも応用された
1945年 生理学・医学賞 感染症を防ぐペニシリンが発見される[アレキサンダー・フレミング]
1946年 生理学・医学賞 X線照射で突然変異が起こることを発見
1947年 物理学賞 電離層までの距離を測定し、電波通信技術の発展に貢献
1948年 生理学・医学賞 DDTは殺虫剤や農薬にも使われたが環境ホルモン作用が判明
1949年 物理学賞 湯川秀樹、「中性子理論」で日本人初のノーベル賞受賞者に
1950年 文学賞 人文科学分野での著作に脈打つ思想が評価される[バートランド・ラッセル]
1951年 生理学・医学賞 黄熱病の研究で野口英世の仮設を覆す
1952年 平和賞 アフリカで医療活動に生涯を賭けた」「密林の聖者」
1953年 文学賞 戦争や政治の舞台裏を文学で遺した宰相[ウィンストン・チャーチル]
1954年 平和賞 平和賞に込められた難民救済への賞賛と期待[国際連合難民高等弁務官事務所]
1955年 生理学・医学賞 心理学・医学賞の選考機関が輩出した初の受賞者
1956年 物理学賞 コンピュータの小型化はトランジスタの発明から始まった
1957年 文学賞 ”20世紀の哲学者“をも唸らせた世界観、しかし…[アルベール・カミュ]
1958年 化学賞 医療の発展に寄与したタンパク質の分子構造の解明
1959年 生理学・医学賞 実は”失敗“だったDNAとRNAの人工合成
1960年 化学賞 ”炭素の量で年代を測る方法“に潜んでいた罠
【Part3】 1961年~2016年
1961年 平和賞 対話と紛争解決に奔走した若き国連事務総長[ダグ・ハマーショルド]
1962年 生理学・医学賞 ”正規の発見“は他人の未発表データが鍵だった
1963年 物理学賞 量子力学の功労者、ウィグナーの光と陰
1964年 平和賞 人種差別に非暴力で対抗した”アフリカ系アメリカ人“キング牧師
1965年 物理学賞 量子電磁力学の発展に貢献
1966年 生理学・医学賞 ”がんの原因“の発見から55年の栄冠[ペイントラウスほか]
1967年 生理学・医学賞 ”世紀の発見“は他人の未発表データが鍵だった
1968年 文学賞 抒情的表現で日本文学の新境地を拓いた川端文学
1969年 平和賞 資本主義社会に労働者の権利を根づかせた国際機関
1970年 文学賞 政治に翻弄された正統派ロシア文学の継承者[ソルジェニーツィン]
1971年 物理学賞 1枚のフィルムから3次元像が浮かび上がるホログラフィーを発明
1972年 物理学賞 超低温下での超電導現象の理論化成功の裏に
1973年 物理学賞 日本企業の技術者として初めて手にした栄冠
1974年 平和賞 議論を呼んだ日本人初、佐藤栄作元首相の平和賞受賞
1975年 平和賞 ”水爆の父“から”軍縮と人権の旗手“となった科学者
1976年 経済学章 ”規制なき市場で経済成長“が招いた貧富の格差
1977年 生理学・医学賞 ライバル心が起こした内分泌学の革命的変化
1978年 化学賞 独創的な「化学浸透説」で正規の難問を解いた孤高の人
1979年 平和賞 一滴の水を大きな慈愛で大河に変えた修道女[マザー・テレサ]
1980年 文学賞 母国を離れ、母国を見つめ、母国語に執着した亡命作家[チェスワフ・ミウォシュ]
1981年 化学賞 「フロンティア軌道理論」の福井健一が日本人初の化学賞を受賞
1982年 経済学賞 ”情報経済学“と”規制の経済学”の先駆け
1983年 生理学・医学賞 トウモロコシに問いかけて続けて”動く遺伝子“を発見
1984年 平和賞 人種隔離政策に非暴力で粘り強く立ち向かった大主教
1985年 生理学・医学賞 動脈硬化症につながるコレステロール代謝異常の仕組みを発見
1986年 物理学賞 電子顕微鏡の開発、発展に貢献
1987年 生理学・医学賞 北里が発見し、利根川が解明した「抗体」のミステリー
1988年 平和賞 止まない戦火、終わりなき紛争解決への道
1989年 平和賞 チベットの自治を求め、非暴力で闘い続けた政教の司
1990年 平和賞 わずか6年で世界を変えた、東西冷戦の象徴的人物
1991年 平和賞 逆境に耐えて闘ったミャンマー民主化運動のヒロイン
1992年 物理学賞 世界中の研究者が使う素粒子検出器の発明者
1993年 平和賞 呉越同舟でアパルトヘイトを乗り越えた2人の指導者
1994年 文学賞 戦後日本人の生き方をグローバルな筆致で描き続けた大江健三郎
1995年 化学賞 環境問題に関するテーマで初めてのノーベル賞
1996年 化学賞 ありえないと思われていた”炭素第三の同素体“の発見
1997年 経済学賞 金融工学の新たな数理モデル、その実践の果てに・・・
1998年 経済学賞 世界の飢餓・貧困対策に貢献した”幸福追求の経済学“
1999年 平和賞 ”医療と証言”をアイデンティティとする国際緊急医師団
2000年 化学賞 「電気を通すプラスチック」導電性ポリマーの開発
2001年 化学賞 「鏡像体」分子を作り分ける技術に貢献した野依良治
2002年 物理学賞 カミオカンデでニュートリノの検出に成功した小柴昌俊
2003年 生理学・医学賞 核磁気共鳴画像法(MRI)開発、実用化に貢献
2004年 化学賞 ユビキチンシステムによる細胞内タンパク質の分解の仕組みを解明
2005年 平和賞 原子力技術の軍事転用に目を光らせてきた”核の番人“
2006年 物理学賞 ビッグバンの名残「宇宙背景放射」の観測で宇宙の起源の解明へ
2007年 平和賞 ”地球のために人類ができること“を問い続けた人々[ゴア元米国副大統領]
2008年 物理学賞 日本の大学で学んだ南部楊一郎ら4人の科学者が2部門で同時受賞
2009年 平和賞 国家、民族、宗教の境界を越えた相互理解を提唱[オバマ米国大統領]
2010年 化学賞 工業製品の製造に革命を起こした根岸英一らによる化学反応の発見
2011年 生理学・医学賞 神経細胞の機能に関する幅広い研究で神経生理学を開拓
2012年 生理学・医学賞 再生医療の可能性を切り拓くiPSを開発した山中
2013年 経済学賞 正反対の理論を発表した経済学者たちが同時に受賞
2014年 物理学賞 「21世紀を照らす明かり」青色発光ダイオードを発明した赤崎勇ら
2015年 物理学賞 「ニュートリノ」が質量を持つことをきっちり証明した梶田隆章ら
2016年 生理学・医学賞 「オートファジー」のメカニズムを発見した大隈良典
執筆者 参考資料
【column】
2度の受賞
9回もノミネートされながら受賞を逃した野口英世
湯川秀樹と平和運動
受賞者の最年少記録と最年長記録
ノーベル賞を辞退したサルトルとレ・ドゥク・ト

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