図書コウショクカ エンブン ジテン080007826

好色家艶聞事典

サブタイトル1~10
編著者名
祖田 浩一 編
出版者
東京堂出版
出版年月
1993年(平成5年)2月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
357p
ISBN
4490103360
NDC(分類)
281
請求記号
281/So15
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

有馬頼義 ガス自殺未遂。痴呆になっても愛欲の厳格に生きる
市川九女八 秘儀の謎-元結一本と茶碗一杯の水
伊藤博文 水揚げを好んだ「よろしいの御前」、不満だらけの女たち
井上馨 「以後、好きな男をつくってはいかん」と手切れ金
岩田専太郎 同棲すると絵に描く顔や体形が、その女そっくりになる
宇野浩二 銘酒屋で働いていた女との無惨な葛藤、女は猫いらずで自殺
大杉栄 三人の女を翻弄、神近市子は殺意を抱いた
岡田時彦 短命-華やかさの中で、押しかける女性に次々と惑溺
尾上菊五郎 隙がなく、やさしい年上の本妻と、生母に似た愛妾
梶山李之 好奇心と不屈の取材魂、「ミミズ千匹」に十七秒
桂太郎 落とし胤の子を産んだお伽の女、悪知恵を抱く
川上宗薫 官能小説も新鮮な体験・感激がないと書けない
川口松太郎 遊びは娼婦型に、年上の女には母の面影を求める
川崎長太郎 ”抹香町“の私娼たちとの哀歓を、気取りなく描く
菊池寛 広津和郎の『女給』のモデルにされ、激怒す
北原白秋 隣家の人妻と不倫、姦通罪で恥辱の収監
久保田万太郎 湯島と赤坂に奥方あり。人前でも派手に喧嘩
西園寺公望 愛人をつくった女中頭を土蔵に入れて折檻
桜川ぴん助 芸は遊ぶことなり。材木屋三軒つぶした極道の達人
渋沢栄一 「かようなところに、渋沢が居る筈はありません」
菅原通済 押しと粘り。結婚を承諾させるため冷たい海に入る
醍醐安之助 酒は飲まず、おんなと競馬を愛した都議会議長
武智鉄二 芸術と性を結びつけようとした、性の求道者
竹久夢二 片恋の傷心の歌「待てどくらせど来ぬ人を」
田中絹代 生涯未婚-清純派女優の裸の行状
田辺茂一 黒板塀の節穴に、膝の上の女は啖呵を返す
谷崎潤一郎 遍歴し、探し求めた性愛を美に昇華させる
近松秋江 女は去る。未練と執着-新たなる愛欲と煩悩
堤康次郎 ああ堂々の遍歴、正妻の協力も得て好みを追及
ディック・ミネ 巨根伝説の主。病気を怖れ、事後に消毒、怒られる
殿山泰司 女体研究書『日本女地図』に男から苦情が殺到
富田英三 女おんなした男”かげま“を愛し、その生態を描く
永井荷風 情事の覗き見を重ね、秘戯をカメラに撮る変質
福沢桃介 貞奴、背中に「桃介所有品」の紙貼らる
藤原義江 ビョーキか飢えか、いつも女性から愛されたい願望
船橋聖一 自らの女体への耽溺を小説の愛欲描写に生かす
馬越恭平 千人斬り-百人目ごとに落籍、料理屋を持たず
真杉静枝 美貌にしてコケティッシュ、男を惑わし愛欲生活をさらけ出す
益田孝 本妻は一中節に三味線、側室は横笛、鼓、清元が得意
松方正義 豪華-愛妾二十余人に子と孫で百数十人
松永安左エ門 鏡の部屋と女を拝借して、二階からすべり落ちる
丸尾長顕 日劇ミュージックホールの帝王、多様な性愛テクニックを説く
三木武吉 財布ごと預けるのがコツ、女傑も黒髪切って人肌ぬぐ
光村利藻 悪女の豆千代に溺れ、「田植遊び」。財を蕩尽す
南喜一 ガマと呼ばれた性豪、セイ談を語って二六万部
村松梢風 遊びすぎて準禁治産者、花魁にも愛想尽かされる
柳家金語楼 女道楽五十余年、金なく家なく、女心は更になく
柳家三亀松 女を乗せて三味線を弾く。もてて凝り性で千二百人
山田順子 夢二・秋声を酔わせた、秋田美人の娼婦性と官能
山家玉路 「御尊毛」を性日記の間にはさみ、持ち歩く
与謝野寛 「力ある乳を手にさぐらせぬ」-晶子の自慢と色欲
吉屋信子 女同士の愛のかたち-同棲した女性を養女にす