図書マツモト セイチョウ080007825

松本清張

サブタイトル1~10
読む・学ぶ ビジネスマン読本
編著者名
現代作家研究会 編
出版者
日本能率協会マネジメントセンター
出版年月
1993年(平成5年)3月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
230p
ISBN
4820709615
NDC(分類)
910
請求記号
910/Ma81
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

第一部 入門編
第1章 松本清張と小倉・鷗外
第2章 人間・松本清張の素顔
「清張先生とは四〇年来のお付き合い。デリケートな神経の方でした」
「人の後追いするな」「いい作品と売れる作品は違う」「非凡な想像力に脱帽」
「『黒地の絵』には、やられた」「三流の動機か」「『黒い霧』追及は立派」
地元の文化情報誌から拾った「清張さんの思い出話」
「すごい記憶力に驚嘆」「郷里への熱い思いも」「もう一つの『小倉日記』伝」
第3章 清張さんを作家にした一冊の本
 
第二部 発見編
第1章 清張作品の読者アンケート
※主要五〇作をアンケート
※『点と線』『ゼロの焦点』『砂の器』がベスト3
第2章 ビジネスマン6人、清張文学の魅力を語る
第3章 清張文学の原点を旅する
初期の傑作を産んだ旧居を探訪、四十余年前に思いをはせる
小倉界隈を歩き、森鷗外旧居と杉田久女句碑を訪ねる
 
第三部 解説編
第1章 創共協定の懸け橋になった清張さん
※創共十年協定とは
※青天の霹靂の両巨頭会談
第2章 『菊枕』に見る松本清張の女性観
久女の近親者の証言による「ぬい」の実像
第3章 作家への遅い出発、松本清張の前半生を追う
 
第四部 ミステリー編
第1章
※「本格派」対「社会派」
※名探偵と謎とき
※サスペンス・冒険・怪奇派と社会派
※分類すれば分類するほど・・・
※推理小説はワリが合わない?
※”トリック“技法は「本格派」顔負け
※お化け屋敷からリアリズムの世界へ
※社会を見つめる目、「庶民派」推理の目
第2章 代表作二〇編のよみどころ
[第1位]『点と線』
[第2位]『ゼロの焦点』
[第3位]『砂の器』
[第4位]『張込み』
[第5位]『波の塔』
[第6位]『けものみち』
[第7位]『霧の旗』
[第8位]『Dの複合』
[第9位]『迷走地図』
[第10位]『球形の荒野』
[第11位]『眼の壁』
[第12位]『わるいやつら』
[第13位]『黒い画集、遭難』
[第14位]『西郷札』
[第15位]『或る「小倉日記」伝』
[第16位]『小説帝銀事件』
[第17位]『時間の習俗』
[第18位]『日本の黒い霧』
[第19位]『黒い手帖』
[第20位]『歪んだ複写』
第3章 映像と松本清張
※映画化が最も多い松本作品
※映画制作会社「霧プロ」設立
※「俳優」松本清張
※清張さんは女優が大好き
※好きな映画は『望郷』
※「詩情」と「動機」こそ映像の生命
 
第五部 古代史・現代史編
第1章 古代史家としての松本清張
古代史への取り組み
代表作『古代史疑』とは
著作『古代探求』について
小説『火の路』への発展
小説『断碑』について
松本史学に見る耶馬台国
耶馬台国は北九州
第2章 松本清張の「現代史」考
松本清張の「現代史」ノン・フィクション、小説の作品
第3章 フィクションとドキュメンタリー<清張戦後事件史の点と線>
『日本の黒い霧』ミステリーの系譜
「もく星号」事件の”絢爛たる流離“
帝銀事件の『眼の壁』
「現代作家研究会」の紹介